ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行

ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行 “Mike and Dave Need Wedding Dates”

監督:ジェイク・シマンスキ

出演:ザック・エフロン、アダム・ディヴァイン、アンナ・ケンドリック、
   オーブリー・プラザ、シュガー・リン・ビアード、サム・リチャードソン、
   アリス・ウェッタールンド、メアリー・ホランド、スティーヴン・ルート、
   ステファニー・ファラシー、ラヴェル・クロフォード

評価:★★★




 アダム・ディヴァインとザック・エフロンのお騒がせ兄弟が、オーブリー・プラザとアンナ・ケンドリック扮する羊の皮を被った悪い女ふたりとハワイで大騒動を繰り広げる。この面子だとディヴァインとプラザがヨゴレに徹しそうなものだけれど、どっこいエフロンとケンドリックも振り切れたようにヨゴレに来る。まあ、エフロンなんて「ダーティ・グランパ」(16年)でケツ出し腰振りダンスがあったばかりだ。これぐらいやったところで怖くも何ともないだろう。ディヴァインとエフロンが兄弟という、見た目を考えると強引な設定も、エフロンがディヴァインに近づいているから問題なし。

 そんなわけで『ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行』は「ウェディング・クラッシャーズ」(05年)と「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」(09年)をミックスしたような映画だ。バカで下品で予想もつかないギャグやジョークが矢継ぎ早に繰り出される。上品だと思って誘った女にはとんでもない裏があった…という男にとっての悪夢をベースに敷いて、兄弟の妹の結婚式をどんどん狂わせていく。狂い方こそが見ものだ。

 こういう映画は大抵、笑いばかり意識して脚本そのものがあんぽんたんになってしまいがちだ。それが意外なほど考えられているのに驚く。トラブルメイカーの兄弟が互いを想い合い妹を大事にしていて、バカに興じても憎めないところにちゃんと持ち込んでいるし、悪い女たちも翳りを感じさせるときがあるのにはドキッとする。キャラクターへの愛情が感じられる。

 バカが続いて単調になりかかったところで、おとなしくしていた妹が壊れていく展開が用意されるのも巧いし、終幕には存在感の薄かった妹のパートナーを遂に爆発させることで、話を豪快に大団円に持ち込むのも冴えている。ギャグは飽きる前に切り上げられ、テンポの良い演出も快感に貢献している。

 もちろん抱腹絶倒のシーンはてんこ盛りだ。「ジュラシック・パーク」(93年)を真似たバギーで大ジャンプする場面。妹が性感マッサージで絶頂に達する場面。レズビアンのいとこと格闘する場面。後悔によりみっともなく汚らしく泣きじゃくる場面。まさにバカの乱れ打ちだけれど、この積み重ねがバカの純情に繋がっていくから侮れない。

 「ダーティ・グランパ」では努力が実らなかった感のあるエフロンは、これでちょっとは報われたか。ケンドリックもこんな表情を見せるとは、意外で面白い。ディヴァインとプラザは相変わらずぶっとんだ芸達者だ。ただ、よくやったで賞は妹に扮したシュガー・リン・ビアードに捧げたい。間抜けな大怪我で顔面崩壊。マッサージでは様々な体位を披露して別世界へ飛んでいく。エクスタシーでハイになる場面では衝撃のフロントヌードをご披露。うん、よくやった。男でもなかなかできないぜ。





ブログパーツ

blogram投票ボタン

スポンサーサイト

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

プロフィール

Author:Yoshi
Planet Board(掲示板)

旧FILM PLANET

OSCAR PLANET




since April 4, 2000

バナー
FILM PLANET バナー

blogram投票ボタン
blogram投票ボタン
人気ページ<月別>
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
最新トラックバック
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Friends
福☆こもろ