February 10-12 2017, Weekend

◆2月第2週公開映画BUZZ


“Fifty Shades Darker”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:ジェームズ・フォーリー
 Budget:$55,000,000
 Weekend Box Office:$46,607,250(3710) Great!
 OSCAR PLANET Score:24.8 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:ジェイミー・ドーナン
           主演女優賞:ダコタ・ジョンソン
           助演女優賞:キム・ベイシンガー

“John Wick: Chapter 2”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:デヴィッド・リーチ、チャド・スタエルスキ
 Budget:$40,000,000
 Weekend Box Office:$30,436,123(3113) Great!
 OSCAR PLANET Score:79.7
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:キアヌ・リーヴス
           撮影賞、編集賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

レゴバットマン ザ・ムービー “The LEGO Batman Movie”
 配給:ワーナー・ブラザース
 監督:クリス・マッケイ
 Budget:$80,000,000
 Weekend Box Office:$53,003,468(4088) Great!
 OSCAR PLANET Score:83.0 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:アニメーション映画賞

“A United Kingdom”
 配給:フォックス・サーチライト
 監督:アマ・アサンテ
 Budget:-
 Weekend Box Office:$66,510(4) Good!
 OSCAR PLANET Score:71.0
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:デヴィッド・オイェロウォ
           主演女優賞:ロザムンド・パイク
           美術賞、衣装デザイン賞、作曲賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 E・L・ジェームズの官能小説シリーズの映画化第2弾が封切りに。その作品『Fifty Shades Darker』は、復縁した起業家クリスチャン・グレイと女子大生アナスタシア・スティールの前に男と女の影がちらつき、ふたりの関係は再び危ういものに…というストーリー。一作目「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(15年)はメガヒットへ発展したものの、評価は散々で、ラジー賞6部門ノミネート、その内5部門受賞という汚名を着せられた。何とか挽回したい二作目だったが、これが一作目以上にこてんぱんに叩かれているから、残念無念。倒錯を意識するだけで、物語性に欠けた展開と魅力に欠けたキャラクターを何とかしようという気配が全く感じられない一品。肉体が交じり合っても画面は冷え冷えとするばかりだという。ラジー賞で再び旋風を巻き起こすことは必至と思われる。せめてもの救いは興行成績で、3日間で4,660万ドルを記録する大量動員をキメている。尤も、一作目は最初の3日間だけで8,517万ドルを売り上げていて、つまりは3,000万ドル近くも数字を落としたことになる。出来映えと無関係ではないだろう。何とか1億ドルだけは超えたいところだが、果たして…。なお、三作目の撮影は、二作目と同時進行で行われ、既に撮了している。公開は1年後となる。

 キアヌ・リーヴス復活を大々的に煽って日本公開された「ジョン・ウィック」(14年)の続編『John Wick: Chapter 2』が登場。引退生活を送っていた暗殺者ジョン・ウィックが再び裏社会へ。今回はローマを舞台にバトルを繰り広げる。「ジョン・ウィック」後の作品が連続して失敗に終わっていることを見ても、リーヴスの復活に対しては懐疑的なファン(そう、ファンだったとしても)が多かったと思われるが、喜ばしいことに「続編はつまらない」というハリウッド映画のジンクスを吹き飛ばす大好評によって迎えられている。前作から引き継がれた世界観と登場人物からさらに魅力を引き出す確かな演出力。ノンストップで展開するアクションには振り付きの楽しさが溢れ、リーヴスも前作同様に輝いている。もちろん一作目同様賞レースを見据えた映画ではないが、そんなこと、何の問題もない。興行的にも既にカルト的人気を博している一作目が創り上げた信頼感も大きかったか、3日間だけで3,043万ドルを突破する好スタートを切っている。さらなる続編製作も確実で、新たなるシリーズを手にしたリーヴスは、本当に復活したと認定して良いだろう。この成功が別の良質作への出演に繋がれば良いのだが…。

 『レゴバットマン ザ・ムービー』はレゴによって表現されたキャラクターたちの冒険を描いた[LEGO@ ムービー」(14年)のスピンオフ。今回の主人公はバットマン。孤高のヒーローといまいち気の合わない相棒ロビンが、世界の終焉を阻止するべく立ち上がる!『ジョン・ウィック』同様、こちらにも「続編はつまらない」法則は当てはまらず、批評家は大変温かい反応を返している。レゴブロックを使った想像力溢れる世界は美しさを極め、そこを走り回るキャラクターたちはヴィヴィッドかつファニー。子どもはもちろん大人もたっぷり楽しめると太鼓判が押されている。当然アニメーション映画賞レース参戦を期待する声が出てくるわけだが、「LEGO@ ムービー」は前哨戦を快走しながら、肝心のオスカーではノミネーションの段階で弾かれるという憂き目に遭っている。おそらくはレゴを使った表現法がアニメーション分科会で人気がないのが原因だと思われる。会員が大幅に変わっているとは思われず、となると、今回も同じようにトップ5入りを逃す可能性は低くないのではないか。もちろん候補に挙がれば歓迎されるだろうが、注視しなければならない。なお、興行的には一作目同様、強力なスタート。一作目を1,600万ドル下回っているが、作品の性質を考えれば、上々と見て良い。

 チェコ、イギリス、そしてアメリカが合作する『A United Kingdom』が公開。1940年代、ボツワナの王子にして初代大統領のセレツェ・カーマが英国女性と恋に落ち結婚。それがアパルトヘイトを推進する南アフリカとの外交問題に発展していく…。プレミア上映されたのは昨年のトロント映画祭で、そのまま賞レース参戦かと思いきや、この時期への封切に変更になったため、出来を不安視する声も挙がっていたのだが、批評家の反応は悪くない。デヴィッド・オイェロウォとロザムンド・パイクによる充実の演技、手慣れた映画術に支えられたラヴストーリーで、実話性に寄り掛かることなく魅力的な世界観が展開されているとのこと。賞シーズンが外されたのはおそらく、賞向きの作りではないからだと思われる。興行的にはまずまずのオープニング。拡大公開の成功も狙っていきたい。





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