バイオハザード:ザ・ファイナル

バイオハザード:ザ・ファイナル “Resident Evil: The Final Chapter”

監督:ポール・W・S・アンダーソン

出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、ショーン・ロバーツ、
   ルビー・ローズ、オーエン・マッケン、フレイザー・ジェームズ、
   ローラ、イ・ジュンギ、ウィリアム・レヴィ、イアン・グレン

評価:★★




 もはや何作あるのか分からない「バイオハザード」(02年)シリーズ。ここまで続くとは、カプコンですら想像していなかったに違いない。シリーズの長期化は、ヒロイン、アリスにミラ・ジョヴォヴィッチが見事にハマったことと無関係ではないだろう。『バイオハザード:ザ・ファイナル』ではジョヴォヴィッチがシリーズに遂に決着をつける。

 どの角度から見てもゲーム的な世界観とジョヴォヴィッチの相性の良さはどこから来るのか。ひとつはウクライナの血を強く感じさせる冷たい美貌。真っ青な瞳が無機質な空間に良く映えるのだ。しかし、その身体はと言うと、女性特有の柔らかなボリュームがあり、かつ極めて肉感的なのだ。肉感的であることはアクションの迫力を殺さない大きな武器になる。ジョヴォヴィッチになんて、身体薄っぺらいだけの「アンダーワールド」(03年)シリーズのケイト・ベッキンセールなんて、全く太刀打ちできない。

 つまりジョヴォヴィッチをアクションに放り込んだ時点で、ある程度の面白さが確約できそうなものだ。しかしポール・W・S・アンダーソンはこれまでシリーズを何本も手掛けているのにも拘らず、それを実現できなかった。荒れ放題の大地の上で繰り広げられるアクションがいずれも無味乾燥で、かつどこかで見たような気配が濃厚。

 例えばジョヴォヴィッチがゾンビ用の罠に引っ掛かり逆さ吊りにされる場面を思い出せば良い。絶体絶命。敗北必至。万事休す。そんな状況下でもジョヴォヴィッチは一瞬の隙を突いて反撃に出る。このときジョヴォヴィッチがどう動いたか、説明できる人はいるだろうか。激しいカット割りと音楽に誤魔化されて気分だけは出ているものの、実感を得られる面白味がちっともない。

 後半に入ると夜の場面が続き、画面に誰が映っているのかするか、判断するのに一苦労。シリーズ最終章だからか仲間たちも次々死んでいく。その散り様は彼らの見せ場でもあるはずなのに、誰が死んだのかすらはっきりしない有様だ。その後出てこないからおそらくあのとき死んだのだろうと想像するしかない。そんなわけで日本人はヒデキじゃなくともため息を漏らすだろう。おぉ、ローラ、君は何故に…。

 ところで、今回明らかになるのが初登場以前の記憶がないアリスの正体だ。おそらくアンダーソンは哀しみを意識して演出しているのだろうけれど、これが今の時代ではもはやさほど響かないのだった。ジョヴォヴィッチの反応も案外あっさりしたもので、全然エモーショナルにならない。そもそもゲームが原作ゆえ…というわけではないだろう。





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