December 2-4 2016, Weekend

◆12月第1週公開映画BUZZ


ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命 “Jackie”
 配給:フォックス・サーチライト
 監督:パブロ・ラライン
 Budget:$9,000,000
 Weekend Box Office:$278,715(5) Great!
 OSCAR PLANET Score:81.8 BIGWAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演女優賞:ナタリー・ポートマン
           助演男優賞:ピーター・サースガード
           助演女優賞:グレタ・ガーウィグ
           撮影賞編集賞美術賞衣装デザイン賞
           メイキャップ&ヘアスタイリング賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

未来よ こんにちは “Things to Come”
 配給:サンダンス・セレクツ
 監督:ミア・ハンセン=ラヴ
 Budget:$3,200,000
 Weekend Box Office:$33,090(3)
 OSCAR PLANET Score:92.6 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:イザベル・ユペール

“Incarnate”
 配給:ハイトップ・リリーシング
 監督:ブラッド・ペイトン
 Budget:$22,500,000
 Weekend Box Office:$2,534,884(1737) zzz...
 OSCAR PLANET Score:26.9 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:アーロン・エッカート

マン・ダウン 戦士の約束 “Man Down”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:ディト・モンティエル
 Budget:$16,000,000
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:23.2 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:シャイア・ラブーフ
           助演男優賞:ジェイ・コートニー
           助演男優賞:ゲイリー・オールドマン
           助演女優賞:ケイト・マーラ


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 ほとんど期待されていなかったのに、ヴェネチア映画祭でのプレミア上映を機に、一気に賞レース強力コンテンダーへと駆け上がった作品がある。パブロ・ラライン監督、ナタリー・ポートマン主演の『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』だ。第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの夫人として知られるジャクリーン・ケネディ・オナシスを主人公にした人間ドラマ。オスカーが実在の人物を主人公にした映画を愛しているのにも関わらず期待値が低かったのは、ジャクリーン・ケネディのような誰もが知るアイコンだとイメージを飛躍させることが難しくなり、かえって安いテレビ映画のような仕上がりになることが多いためだと思われる。『ジャッキー』も同じ罠にハマるのではないか。ところが、蓋を開けてみれば、これまでにない視点から主人公を取り上げ、実に新鮮な風を吹かせていると大好評。瞬く間にBUZZが急騰した。伝記映画ではないのがポイント。ケネディ大統領が銃弾に倒れ、哀しみに暮れながらも、気丈に葬儀や公務に携わるファーストレディの数日を描き出す。一般人であるならば哀しみに暮れるばかりになるだろう数日で、彼女は何を思い、何をして、何を築き上げなければならなかったのか。大変細やかな視点で映し出されていく。そしてアイコンを演じるポートマンのパフォーマンス!「ブラック・スワン」(10年)後、下降の一途を辿っていたキャリアを鮮やかに蘇らせる爽快演技。「ブラック・スワン」を超えるとする意見も出ている。このBUZZの沸騰はもちろん、賞レース参戦に太鼓判を押して良いもので、特にポートマンは今年のフロントランナーと思われる『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン、或いは功労受賞を囁かれる『20th Century Woman』のアネット・ベニングの強力ライヴァルになるだろう。その他の部門での健闘も可能だ。興行的にも好スタートを切っている。

 フランスの大女優イザベル・ユペールはここに来てキャリアが絶好調。『Elle』の演技が大きな話題を呼ぶ中、間髪入れず『未来よ こんにちは』が封切りになる。ベルリン映画祭で銀獅子賞(監督賞)を獲得した期待作。『Elle』がなければ、こちらの演技がより注目を集めたかもしれない。母が亡くなり、夫が浮気し、仕事も失い…と人生のどん底に突き落とされたパリの大学教授が人生を変えていく様が綴られる。批評家の反応は熱狂的そのもの。人生、愛、決して取り戻すことはできない過ぎた時間…ヒロインの肉体的・精神的旅路を通じ、それらが鮮明に浮かび上がる物語。ヒロインを演じるユペールのパフォーマンスも大いに説得力があるとのこと。『Elle』の影に隠れてはいるものの、ユペールがこちらで認められる可能性もなきにしもあらずか。票割れを起こすのだけは避けたい。なお、興行的には可もなく不可もなく。





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