ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄

ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄 “Pay the Ghost”

監督:ウーリー・エデル

出演:ニコラス・ケイジ、サラ・ウェイン・キャリーズ、ヴェロニカ・フェレ、
   ローレン・ベイティ、ジャック・フルトン

評価:★★




 毎年信じられない数の子どもたちが行方不明になるアメリカ合衆国。それを反映した映画…とはさすがに誰も思わないか。『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』はその邦題に相応しいB級ホラー。主人公の幼い息子を連れ去るのはゴーストなのだ。怖いよー!…って無理矢理装ってみたり。

 主人公とその妻にしてみれば、とんでもなく恐ろしい出来事だとは理解できるものの、どうしてもニヤニヤしてしまうのは、主人公を演じるのがニコラス・ケイジだからだ。手当たり次第、どんな映画でも出まっせ状態になって久しいケイジ。遂にゴーストと対決だ!呆れつつ、ファンとしては寂しくもなりつつ、でもわっしょいわっしょい。何、このテンション。

 展開は深刻でも映画自体が深刻にならないのは、やっぱりか、ケイジのおかげ(ケイジのせいとも言う)。お馴染みのアホ面の破壊力が、ホラーの世界をいとも容易く突破する。ケイジがいなくなった息子に近づけば近づくほど、設定のマヌケ具合が強調されるのが素晴らしい。妻役のサラ・ウェイン・キャリーズを始め、脇役陣が恐ろしい目に遭う場面の方が断然怖いもの。

 それにしてもこのゴースト、なかなかサーヴィスが良い。1969年のニューヨーク、ハロウィンに子ども三人を殺された母親のゴーストの暴走。それ以降、彼女は毎年ハロウィン当日に三人の子どもたちをランダムにさらう。つまり霊界に連れていくのだけど、何と一年間は子どもはそこで生きていられるのだ。しかも、ハロウィンだけは霊界への扉が開かれるのだ。ありがとうゴースト。子どもを取り戻すチャンスはある!

 …というわけで、ケイジは息子が消えた一年後のハロウィン当日、霊界へと向かう。これがほとんど「インシディアス」(10年)の真似っこ。「インシディアス」が怖くて可笑しい画になっていたのに対し、こちらは単純に可笑しいだけバカバカしいだけ。視覚効果の入れ方のチープさがそれを強調する。もちろんわざと怖がる(つまり笑う)のがセーカイだ。

 脚本の穴は至るところにあるものの、特に気になるのは霊媒師と警察の転がし方だ。前者は死にに来ただけ。後者は完全なる無能としてちょこまか動くのみ。彼らをカットすれば、15分短縮できただろう。94分を長く感じさせることを避けられたかもしれない。





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