メカニック:ワールドミッション

メカニック:ワールドミッション “Mechanic: Resurrection”

監督:デニス・ガンゼル

出演:ジェイソン・ステイサム、ジェシカ・アルバ、トミー・リー・ジョーンズ、
   ミシェル・ヨー、サム・ヘイゼルダイン、ジョン・セナティエンポ、
   ラーナ・ポーガム、ヴィタヤ・パンスリンガム

評価:★★




 作中最も面白い画は、ジェイソン・ステイサムが海に潜る場面だ。ウェットスーツとゴーグル、そして酸素マスクを装着、手にはミニサイズのモーターを抱えて、大型船目掛けて泳ぎ行く。知っての通り、ステイサムはハゲで、それが丸出しになったまま水の中を行く画は、これぞ人間魚雷の趣なのだ。ハゲはハゲでも形の良いハゲだ。どうせハゲるならこんなハゲ。

 そう、ステイサムは親近感を抱かせるハゲだ。同じハゲでも庶民はジュード・ロウの妖しさは身に着けられないし、エド・ハリスのカッコ良さを手に入れるのも難しい。ニコラス・ケイジならどうかと思うものの、ケイジはあれで髪型のヴァリエーションが多く、手入れが大変そうだ。でもステイサムなら俺でも何とかなる。筋肉をつければ何とかなる。顔もちょっと気張れば負けていない気がする。いや、気がするだけなんだけど、彼は男たちのちょっとした希望なのだ。でも男たちは忘れている。ステイサムは意外なほど所作が綺麗な人だ。アレを真似るのは難しい。

 「メカニック」(11年)はステイサム映画の中でも上出来の部類に入る。ステイサム独特のきびきびと美しい所作が役柄にハマったのだ。続編『メカニック:ワールドミッション』でもステイサムの動きは衰え知らず。伝説の殺し屋らしく、無駄なくターゲットを仕留めていく。予期せぬ出来事に遭遇したときも、最善の方法を瞬時に弾き出し、アクロバティックな技を次々決める。

 ロープウェイからハングライダーの上へと飛び降りる場面。超高層ビルの屋上に突き出たプールに穴を開ける場面。ゴムボードを回転させながら銃をぶっ放す場面。アクションこそが命。それを知る者によるバカスレスレのアクション、ステイサムのB級の個性はそれに見事にフィットする。高級なところは端から目指していない。男たちの希望である所以だ。

 まあ、確かに物語には難がある。ある女を人質に取られ、引退したはずの「稼業」に復帰を余儀なくされる。任務をこなしては、女の救出に向かい、それに失敗してはまた任務へ戻る。その繰り返しだけで話を持たせるのは、あまりに頼りない。世界の名所を回って観光気分を引き出そうとするのも安いと言える。ただ、ステイサム映画はそれが愛嬌に見えることもあるから(ステイサムの個性がハマったとき、だ)可笑しい。

 尤も、配役はもっと活かして欲しかった。トミー・リー・ジョーンズは出てくる意味がさっぱり分からない。ミシェル・ヨーを担ぎ出したのにアクションに全く参加しないのもどういうつもりか。ジェシカ・アルバもずっと囚われたままで動きを封じられるのが勿体ない。それでもアルバは前半に、ステイサムとの見せ場がある。海と相性の良いアルバは小麦色の肌と抜群のスタイルをしっかりアピール、何とステイサムとのいちゃこき場面まであるのだ。これが意外に似合っているふたり。イイオトコはイイオンナと釣り合うもの。そう、ステイサムはイイオトコだ。何故こんなにステイサムをフォローしているのか、自分でも良く分からないけど。





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