ブラザー・ミッション ライド・アロング2

ブラザー・ミッション ライド・アロング2 “Ride Along 2”

監督:ティム・ストーリー

出演:アイス・キューブ、ケヴィン・ハート、ティカ・サンプター、
   ベンジャミン・ブラット、オリヴィア・マン、ケン・チョン、
   タイリース・ギブソン、ブルース・マッギル

評価:★★




 舞台がアトランタからマイアミに移っても、基本は変わらない。アイス・キューブがヒーローで、ケヴィン・ハートがヒロイン。キューブは仏頂面のまま捜査に当たり、ハートはその周りでぎゃあぎゃあ騒ぐ。ちなみにハートはキューブの妹ティカ・サンプターとの結婚式が一週間後に控えている。ハートを一人前と認められないキューブは、彼に冷たく当たる。

 『ブラザー・ミッション ライド・アロング2』のカギを握るのは、やっぱりね、ハートだ。ハートの個性がそのまま活かされた役柄だから、彼に力点を置いた方が話をスムーズに展開させられる。どこかに出掛ける度に事件を起こし、バカを言い、きっちり痛い目に遭い、けれど時折奇跡的な閃きを見せる。ちっこい身体のハートが甲高い声で画面を突っ切りながら、物語を加速させる。

 ただ、はっきり言っても言わなくても、これは一作目(14年)の繰り返しだ。キューブとハートの掛け合いはちゃんと笑えるし、くだらなくても一向に嫌いになれないものの、新しいところがまるでないとなると、さすがに芸がないだろう。せっかく一作目である程度、ふたりの関係は縮まったのだ。もう少し別の角度から笑いに斬り込んでも良かったのではないか。

 新キャラクターはマイアミ警察に所属するオリヴィア・マンだ。彼女とキューブの間には恋愛感情が生まれる。これが全く機能しないのが勿体ない。せっかくマンのような思い切りの良い女優を起用したのだから、ハートがひっくり返るぐらいの大胆不敵な笑いを投下しても良かった。キューブならそんなマンを受け止める器ぐらい、あるだろう。

 ハートがゲーム好きという設定が効果を上げる、カーチェースシーンは悪くない。小心者のハートはゲーム中だと思い込むことで、カーバトルの過激さを乗り越えていく。この際、画面がゲーム風に加工される。どうせなら他の場面にもゲーム好きの一面を組み込んでも面白かっただろう。

 麻薬絡みの事件は手垢に塗れているものの、クライマックスの防弾チョッキにまつわる件は、キューブとハートの関係に揺さぶりをかけるという意味で有効だろう。キューブとハートの反応も良く、そのまま結婚式へと雪崩れ込んでいくのも無理がない。この映画から得られるものなど何もない。それでも気軽に時間を潰すにはもってこい。くだらなくても嫌いにはなれないケミストリーがある。





ブログパーツ

blogram投票ボタン

スポンサーサイト

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

プロフィール

Author:Yoshi
Planet Board(掲示板)

旧FILM PLANET

OSCAR PLANET




since April 4, 2000

バナー
FILM PLANET バナー

blogram投票ボタン
blogram投票ボタン
人気ページ<月別>
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
最新トラックバック
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Friends
福☆こもろ