きみがくれた物語

きみがくれた物語 “The Choice”

監督:ロス・カッツ

出演:ベンジャミン・ウォーカー、テリーサ・パーマー、マギー・グレイス、
   アレクサンドラ・ダダリオ、トム・ウェリング、トム・ウィルキンソン

評価:★★




 相変わらずニコラス・スパークス映画が切り取る南部の景色の美しいこと。『きみがくれた物語』ではノースカロライナの海辺の町が舞台になる。風が爽やかで、潮の匂いが漂い、陽射しは妙に肌に優しい。この背景があれば、そりゃ恋も盛り上がるというものだ。

 ベンジャミン・ウォーカーとテリーサ・パーマーが恋に落ちる。ウォーカーが獣医で、パーマーが医学生だ。どちらも大型犬を飼っていて、家は隣同士。印象の悪い出会いはいつしか、喧嘩するほど仲が良いというお決まりの展開を導き、そう、気がつけばふたりは互いを求め合っている。それぞれ別のパートナーがいるにも拘らず。

 日本じゃ浮気だ裏切りだと叩かれそうな恋愛。でもスパークスの世界観に放り込まれればほら、これは生涯一度の運命の恋だとお墨付きが貰えるものだから有り難い。ウォーカーもパーマーもほとんど悪びれることなく愛を語る。本当にイラつかせる女だ、イラつかせる男だわ…なんて悪態をつきながら。ハイ、ゴチソウサマ。

 それにしても、毎度同じパターンのスパークス映画とは言え、こんなにも捻りがなくて良いものかと心配になる。中盤にお決まりの死が絡んだ悲劇が用意されるのだけど、今回これまで以上に何の脈略もなし。何のために悲劇があるのか、ちっとも分からぬ。キリスト教的価値観や思わせぶりに語られる選択云々について考えてみても、うん、分からぬ。ただ苦難を用意したいだけなのか、泣かせたいだけなのか。

 ウォーカーは相変わらずリーアム・ニーソンそっくりで、うーん、ここではニーソンの息子にしか見えないのが良いんだか悪いんだか。…なんてことを考えながら観ていたら、あらら、今度はパーマーがナオミ・ワッツに似ているように思えてきた。まさかワッツの娘か。こんなバカなことを考える余裕が生まれるのは、スパークス映画の美点かもしれない。まあ、話が直球過ぎるなら、突っ込み所がないとな。

 …と寛容になっているところにあのラスト。物語上の説明によると、人は昏睡状態になって90日以上そのままだと、意識を取り戻す確率は1%程になってしまうらしい。そんな悲しい事実を告げたところで、あぁ、こう来るかね。まあいいか。パーマーの腹筋が格好良かったから。全然関係ないけど。





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