September 16-18 2016, Weekend

◆9月第3週公開映画BUZZ


ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 “Bridget Jones's Baby”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:シャロン・マグワイア
 Budget:$35,000,000
 Weekend Box Office:$8,240,715(2927) zzz...
 OSCAR PLANET Score:70.4
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演女優賞:レニー・ゼルウィガー
           助演男優賞:パトリック・デンプシー
           助演男優賞:コリン・ファース

スノーデン “Snowden”
 配給:オープンロード・フィルムズ
 監督:オリヴァー・ストーン
 Budget:$50,000,000
 Weekend Box Office:$8,023,329(2443) zzz...
 OSCAR PLANET Score:60.4
 Oscar Potential:主演男優賞:ジョセフ・ゴードン=レヴィット
           助演男優賞:トム・ウィルキンソン
           助演女優賞:メリッサ・レオ
           助演女優賞:シャイリーン・ウッドリー

ブレア・ウィッチ “Blair Witch”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:アダム・ヴァンガード
 Budget:$5,000,000
 Weekend Box Office:$9,576,057(3121)
 OSCAR PLANET Score:42.2
 Oscar Potential:None

“Mr. Church”
 配給:シネルー・リリーシング
 監督:ブルース・ベレスフォード
 Budget:$8,000,000
 Weekend Box Office:$407,151(354) zzz...
 OSCAR PLANET Score:31.0 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:エディ・マーフィ
           助演女優賞:ブリット・ロバートソン


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】

 ヘレン・フィーリングのベストセラー小説の映画化第三弾。二作目の公開が2005年なので、実に11年ぶりの続編。何故今更…の感が拭えないのが『ブリジット・ジョーンズの日記ダメな私の最後のモテ期』。しかしびっくり、批評家の大多数はブリジット・ジョーンズのカムバックを歓迎しているから、何が起こるか分からない。今回の主人公は40歳を超えた独身女のブリジット・ジョーンズ。彼女が再会した元恋人マークとIT会社社長ジャックとの間で揺れる様を描き出す。相変わらず魅力的な主人公の人物像。そして彼女を取り巻く人々のチャーム。目新しいところはなくても好感度の高いドタバタ劇で、シリーズのファンなら間違いなく楽しめるとのこと(所謂、嫌われない作風)。近年は容姿の変化ばかりが取り沙汰されてきたレニー・ゼルウィガーも役柄に溶け込んでいて悪くない。賞レース向きの作品ではないし、満場一致の大絶賛ではないものの、ゴールデン・グローブ賞にゼルウィガーが絡む可能性は残されていると思われる。ただ、極めて厳しい興行的成果を考えると、そこまで望むのは無謀かもしれない。ところで、この作品はゼルウィガーにとって大変大きな意味を持つ作品であることは間違いない。近年は女優活動をセーヴしていて、メジャー映画への主演となると、不発に終わった「ケース39」(09年)以来。この作品の成績次第で、ハリウッドが彼女を今後どう起用していくのか、キャリアが大きく変わることが予想される。現時点では批評的には予想以上に歓迎されて「レニー・ゼルウィガー健在」をアピールできたが、興行的にはインパクトのあるものではなく、スタジオが積極的になりたいほどのパワーを見せられたとは言い難い。何ともまあ、中途半端な状態に置かれてしまったと言えるかもしれない。一番手っ取り早い復活法は、四つ目のオスカー・ノミネーションを獲得できる作品を選び抜くことだと思われるが、そう簡単に行くはずもなく…。

 『スノーデン』は極秘通信監視プログラム「PRISM」により、アメリカ国家安全保障局が国民の個人情報を秘密裏に収集していたことを暴き出したエドワード・スノーデンの伝記映画。これをオリヴァー・ストーンが監督するとなれば、どんな作風になるか想像できるというものだが、危惧されるのは近年のストーンが決して批評家には愛されていないところ。そして今回も、あぁ無念、各媒体が発表する批評には厳しい言葉が目立っている。実話の持つ迫力とスノーデンを演じるジョセフ・ゴードン=レヴィットの作り込んだパフォーマンスに惹かれるところはあっても、わざと物語をややこしくしているとしか思えない頭でっかちな語り口には拒否反応が多数出ている。これではストーン復活の声がかかることはないだろう。賞レースでも全く目立つことなく終わるはず。もちろん映画ファンが積極的に観に行きたいと思う題材でもなく、興行成績は辛い数字が報告されている。

 スマッシュヒットした「サプライズ」(11年)「ザ・ゲスト」(14年)のアダム・ウィンガードの新作ということで注目されていた『The Woods』。これが何と、1999年に社会現象的ヒットを記録したモキュメンタリー・ホラー「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の17年ぶりの続編であることが判明。『ブレア・ウィッチ』と名を変え、ますます注目度が高まった状態で公開へ。森に棲む伝説の魔女「ブレア・ウィッチ」のドキュメンタリーを撮ろうとして三人の学生が行方不明になってから20年後、三人の中のひとりの弟が動画サイトで姉らしき人を発見、森に足を踏み入れることに…。実はオリジナルには続編と称したものが既に作られているのだが、モキュメンタリーの体裁を守った本作こそが、正当なる続編という位置づけの模様。批評家は久々のシリーズ復活に対して冷静な態度を崩しておらず、久々の世界観は懐かしくあっても、ヴァージョンアップした恐怖が届けられるわけではないという意見が支配的。あまりウィンガードが手掛ける意味もなかったか。尤も、新たなる捻りやそこそこの恐怖も感じられるとのことだが…。注目の興行成績も一作目の夢再び…とはならず、寂しい数字に終わっている。ハロウィンシーズンに封切れば、まだ結果は違ったかもしれない。もちろん賞レース参戦は端から目指していない。

 エディ・マーフィが久々に主演する『Mr. Church』は死にゆく母とその娘が謎めいた料理人と出会うことで人生を輝かせていく様を描く人間ドラマ。もろ賞に狙いを定めた作品だが、マーフィの野心が実ることはなく、批評的にも興行的にも厳しい結果を突きつけられている。泣かせを意識するばかりの脆い物語と魅力に欠けたキャラクター。マーフィは抑えた演技を見せるものの、それが効果的に働くかというと、それはまた別の話。興行的にも控えめな公開館数は配給会社の自信のなさの表れだったか、極めて厳しい結果に終わっている。本作によりマーフィがラジー賞に絡むことはあっても、オスカーに絡むことはまずない。





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