August 26-28 2016, Weekend

◆8月第4週公開映画BUZZ


“Hands of Stone”
 配給:ワインスタイン・カンパニー
 監督:ジョナサン・ヤクボヴィッツ
 Budget:$20,000,000
 Weekend Box Office:$1,751,388(810) zzz...
 OSCAR PLANET Score:51.6
 Oscar Potential:主演男優賞:エドガー・ラミレス
           助演男優賞:ロバート・デ・ニーロ

メカニック:ワールドミッション “Mechanic: Resurrection”
 配給:サミット・エンターテイメント
 監督:デニス・ガンゼル
 Budget:$40,000,000
 Weekend Box Office:$7,456,525(2258)
 OSCAR PLANET Score:34.4 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:ジェイソン・ステイサム
           助演男優賞:トミー・リー・ジョーンズ
           助演女優賞:ジェシカ・アルバ

“Don't Breathe”
 配給:スクリーン・ゲムス
 監督:フェデ・アルヴァレス
 Budget:$9,900,000
 Weekend Box Office:$26,411,706(3051) Great!
 OSCAR PLANET Score:80.8 BIG WAVE!
 Oscar Potential:None

“Southside with You”
 配給:ミラマックス、ロードサイド・アトラクションズ
 監督:リチャード・タンネ
 Budget:$1,500,000
 Weekend Box Office:$2,868,956(813)
 OSCAR PLANET Score:84.4 BIG WAVE!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:パーカー・ソイヤーズ
           助演女優賞:ティカ・サンプター

“The Hollars”
 配給:ソニー・ピクチャーズ・クラシックス
 監督:ジョン・クラシンスキー
 Budget:-
 Weekend Box Office:$38,210(4)
 OSCAR PLANET Score:52.2
 Oscar Potential:主演男優賞:ジョン・クラシンスキー
           助演女優賞:マーゴ・マーティンデイル


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 ハリウッドでは近年、ボクサーを取り上げた映画が多く、『Hands of Stone』もその一本。パナマのスラム街で育ち世界チャンピオンにまで上り詰めた伝説のボクサー、ロベルト・デュランを描く。デュランとそのトレーナー、レイ・アーセルとの交流やデュランの最大のライヴァル、シュガー・レイ・レナードとの試合等が見せ場になる。カンヌ映画祭でプレミア上映されたもののさほど話題に上がらなかったが、どうやらそれは出来映えに特筆すべきところがなかったからのようで、批評家の反応は大変鈍い。デュラン役のエドガー・ラミレスやアーセル役のロバート・デ・ニーロの演技は魅力的で、デュランの人生にも興味をそそられるところがあるが、詰め込み過ぎで、かつありふれた展開をカヴァーはできていないという。これでは賞レースに絡めるはずもなく、ラミレスやデ・ニーロの顔を各授賞式で見ることもないだろう。興行的にも中規模規模で封切られ、精彩を欠く出足。このままひっそり劇場から退場していくことだろう。

 72年映画をリメイクした「メカニック」(11年)の続編が登場。精密機械のように仕事をこなすことからメカニックと呼ばれる引退した暗殺者が、兄弟子からの依頼により再び危険な任務へ…。もちろん主演はジェイソン・ステイサム。共演にジェシカ・アルバやトミー・リー・ジョーンズ、ミシェル・ヨーの名前があるあたり、作り手が本気の続編に臨んだ気配はあるのだが、批評家向け試写が開かれなかったことから察せられるように、評価は前作よりもかなり厳しいものに終わっている。週末成績は745万ドル。物足りないと言われても仕方ない数字だが、ステイサム映画は大抵この程度(良いと1,000万ドルを超えてくる)。それにDVD市場では絶大なる人気を誇るステイサム映画ゆえ、しばらくはB級映画アクションスターとしてステイサムは安泰のはず。それに批評にはDVDを待てば良いという褒めているんだか貶しているんだか分からない言葉も多いのだ。なお、ラジー賞への警戒は必要だろう。

 ホラー映画では『Don't Breathe』がエントリー。強盗三人組が押し入った家は盲目の老人が住む家。事は簡単に済まされるはずだったが、家の主は聴覚が怖ろしく優れていて、三人組は逆に返り討ちに合うことに…。批評家に嫌われがちなホラー映画だが、この映画は肯定派が優勢。極めてシンプルな設定から緊張感と薄ら寒い気配を存分に引き出し、捻りの効かせ方も上等とのこと。今年は先行公開された『ライト/オフ』が高評価を獲得したが、それに続くホラー映画の快打と言って良いだろう。尤も、賞レースに絡むことはないだろうが…。興行的には『ライト/オフ』を上回る見事な数字を記録。大スター不在の中、大健闘と言って良い。ホラー映画ファンには嬉しい夏。

 『Southside with You』も話題の一本。1989年シカゴ、ハーバード大学一年生の青年が弁護士事務所のアルバイト女性に一目惚れして…。…とよくあるタイプのロマンティック・コメディの筋書きではあるものの、売りになっているのは男がバラク・オバマ、女がミシェル・ロビンソンだから。現米国大統領夫妻の出会いをうっとりするような演出で飾り立てていく。酷評を覚悟したような企画ながら、何とびっくり、批評家の圧倒的大多数が支持を表明している。思慮に富んだセリフとそれを生きたものにするパーカー・ソイヤーズとティカ・サンプターによる強力な演技に支えられた充実のラヴストーリーに仕上げられているとか。おそらく賞レース受けはしないと思われるが、アフリカ系を対象にした賞では注目されてもおかしくない。ただ、高評価が興行的成功に結びつかなかったのは寂しいところ。わざわざ大統領夫妻の恋愛なんて見たくないということか。

 エミリー・ブラントの夫としても知られるジョン・クラシンスキーが長編監督第二作として発表したのが『The Hollars』。田舎町に帰郷した青年が母親は病気で手術を受けようとしていることを知り…。映画ファンにはおなじみの力の性格俳優たちが集められていることは嬉しいものの、インディーズ映画でありがちな内容だと多くの批評家は素っ気ない反応を返している。インディーズ映画は予算が少ない分、大作以上に細部に目を凝らさないと似たり寄ったりの結果になってしまう…という典型か。賞レース参戦もないだろう。





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