August 12-14 2016, Weekend

◆8月第2週公開映画BUZZ


“Florence Foster Jenkins”
 配給:パラマウント
 監督:スティーヴン・フリアーズ
 Budget:$29,000,000
 Weekend Box Office:$6,601,313(1528)
 OSCAR PLANET Score:80.2 BIG WAVE!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:メリル・ストリープ
           助演男優賞:ヒュー・グラント
           撮影賞、編集賞、美術賞衣装デザイン賞
           メイキャップ&ヘアスタイリング賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

“Pete's Dragon”
 配給:ディズニー
 監督:デヴィッド・ローリー
 Budget:$65,000,000
 Weekend Box Office:$21,514,095(3702)
 OSCAR PLANET Score:78.1
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:オークス・フェグリー
           主演女優賞:ブライス・ダラス・ハワード
           助演男優賞:ロバート・レッドフォード
           撮影賞、編集賞、美術賞衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

“Sausage Party”
 配給:コロンビア
 監督:グレッグ・ティアナン、コンラッド・ヴァーノン
 Budget:$30,000,000
 Weekend Box Office:$34,263,534(3103) Great!
 OSCAR PLANET Score:76.1
 Oscar Potential:作曲賞、主題歌賞
           アニメーション映画賞

“Hell or High Water”
 配給:CBSフィルムズ
 監督:デヴィッド・マッケンジー
 Budget:-
 Weekend Box Office:$621,329(32) Good!
 OSCAR PLANET Score:92.6 BIG WAVE!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:ジェフ・ブリッジス
           助演男優賞:ベン・フォスター
           助演男優賞:クリス・パイン
           撮影賞編集賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

“Blood Father”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:ピーター・クレイグ
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:78.9
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:メル・ギブソン
           撮影賞、視覚効果賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 歌唱力が全くないにも関わらず、オペラ歌手になる夢を実現したフローレンス・フォスター・ジェンキンス。彼女を主人公にした伝記ドラマが『Florence Foster Jenkins』。彼女がカーネギーホールでコンサートを開くまでを描き出す。「事実は小説よりも奇なり」を地で行く物語には、生きる喜びや偽善ではない胸を打つ要素がたっぷり詰め込まれていると大好評。もちろん最も評価を受けているのはヒロインを演じるメリル・ストリープのパフォーマンスで、彼女の存在が物語を一段階も二段階も見応えのあるものにしているとのこと。決して絶賛一色ではないが、嫌われない作品であることは間違いない模様。ストリープのゴールデン・グローブ賞候補入りはほぼ確実。オスカーでノミネーションを積み上げることも可能だろう。それに釣られて、夫を演じるヒュー・グラントの助演男優賞や美術賞、衣装デザイン賞等でも健闘が期待できるかもしれない。尤も、興行成績は華々しいものとは言えず、年末までに忘れられてしまう危険はある。おそらくストリープがGG賞候補に挙がることで、BUZZは再点火すると思われるが…。

 『Pete's Dragon』は1977年の同名ディズニー映画を同社が最新の3D技術を投入してセルフリメイクした作品。森の中でエリオットという名のドラゴンと暮らす少年ピートが森林警備隊に発見されたことから起きる出来事を綴る。近年のディズニーは良く知られた物語の実写化で成功を収めることが多いが、これもその一本。スウィートでチャーミングな物語のハートはそのままに、今の時代に即した眩いヴィジュアルを創造することで、大人から子どもまで楽しめるキラキラしたファミリームービーに仕上がっているという。賞レースでは技術部門のダークホースに浮上したと言って良い。…と言いたいところだが、同じファンタジーでは先行公開された『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』との票割れは気にかかるし、また興行成績は『BFG』同様に不発臭濃厚。この手の映画は興行的成功が伴わないとレースを勝ち抜くことは一気に難しくなる。果たして…。

 アニメーションでありながらレイティングがRに決まったことで話題なのが『Sausage Party』。自分たちが人間に食べられる(つまり自分たちは死ぬ)運命だと知った食材たちが必死に逃げようとする様を下ネタとブラックな笑い満載で描き出す。悪趣味の穴に落ちていきそうな題材ながら、批評家からは上々の支持を獲得。決して誰もが楽しめる内容ではないものの、次々繰り出されるギャグには切れ味があり、意外やストーリーも思慮に富んだ見応えのあるものだと言う。アニメーション映画賞部門は正統派が愛される傾向にあるが、ダークホースとしてマークしておいて損はないと思われる(作曲賞、主題歌賞候補を期待する声もある)。何しろ週末成績は3,426万ドル。映画ファンからも予想を遥かに上回る反応を獲得しているのだ。ちなみに製作・脚本にはセス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグの名前がある(ローゲンは声の出演も)。「ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日」(13年)等でコラボレーションしてきたふたり、好調を維持していると言って良いだろう。

 思いがけず高評価を得たのが『Hell or High Water』。離婚した兄と元詐欺師の弟が破綻し掛けている農場を守るべく銀行強盗を計画することが起きる出来事を描くクライム・スリラー。無意味なガンアクションで画を持たせることも、語ることを急いで支離滅裂になることもない、丁寧に描き込まれたキャラクターと一流の映画術に支えられた犯罪映画だと批評家は手放しで喝采を贈っている。ジェフ・ブリッジス、ベン・フォスター、クリス・パインによる演技合戦も強力そのもの。この手のジャンル映画は賞レースに絡むことは稀だが、一応気に留めておいて損はないだろう。批評家賞で善戦すれば、オスカーに絡んでくることも考えられる。とりわけ信頼感抜群のブリッジスの出演は大きなプラスになるはずだ。興行的にもBUZZ不足を跳ね除けて、なかなか優秀な数字を叩き出している。慎重に更なる拡大公開を狙いたい。





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