WE ARE YOUR FRIENDS/ウィー・アー・ユア・フレンズ

WE ARE YOUR FRIENDS/ウィー・アー・ユア・フレンズ “We Are Your Friends”

監督:マック・ジョセフ

出演:ザック・エフロン、ウェス・ベントレー、エミリー・ラタコウスキー、
   ジョニー・ウエストン、シャイロー・フェルナンデス、
   アレックス・シェイファー、ジョン・バーンサル、アリシア・コッポラ

評価:★★★




 EDMとはElectronic Dance Musicの略。ヒットチャートには、このジャンルに入れることのできる音楽の大盤振る舞い。トップDJともなれば、そこいらのロックシンガーなんかよりもティーンの憧れ的存在だ。アヴィーチー、スクリレックス、リッキー・ロメロ、デヴィッド・ゲッタ、ゼッド、アフロジャック、ダブズ、カルヴィン・ハリス…どうだ、マイッたか。『WE ARE YOUR FRIENDS/ウィー・アー・ユア・フレンズ』の主人公がEDMで頂点を目指すのも無理はない。

 まあ、ギターやドラムの生音が好きで、大半が電子音からなるEDMに興味がない者にとっては、やや抵抗を覚える映画ではある。案の定、最初から最後までEDMが鳴りっぱなし。退屈はしなくても胸に響くこともないサウンドは、バックミュージックとして使うには良いかもしれないけれど、どうしても味気なく感じてしまうのだ。

 ただ、この映画はそういう観客がいることも見越してか、音楽以外の部分の青春ドラマ要素を疎かにはしていない。気の合う仲間。成功者。予想外の恋。ドラッグ。酒。金。手応えが掴めない夢への道。生と死。自らが住むロサンゼルス、ヴァレー地区を、ポルノ産業とイカした女たちで有名だと形容する主人公のもがきを、青春の定番要素を外すことなく描き出していく。

 青春物はスターが重要だ。ザック・エフロンはまだ甘いところのある青年役にぴったりだし、ぶっ飛んだジョニー・ウェストンや怪しげなシャイロー・フェルナンデスらとのケミストリーも良い。カリスマDJ役のウェス・ベントレーはもう少し軽薄さが欲しい気がするものの、違和感はない。彼らが未来に向かって疾走していく様、それがもっとEDMとリンクしてくれれば良かった。

 手掛ける楽曲がどうしても先行音楽に似たものになってしまい、殻を破れないエフロンは「自分だけのしるし」を見つけようとする。それを見つけるための人生の旅だ。これをもう少し丁寧に見たかった。エフロンは日常やこれまでの経験の中にそれを見出していくものの、とってつけたように気楽に見える。生みの苦しみが伝わらないと言うか。

 クライマックスの大観衆の前でのパフォーマンスでエフロンは、気持ちが昂る中、涙や苦悩まで浮かべる。それに説得力を感じるには、もうひとつ地獄を見た気配が薄いのではないか。





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