July 15-17 2016, Weekend

◆7月第3週公開映画BUZZ


“Café Society”
 配給:アマゾン・スタジオ、ライオンズゲイト
 監督:ウッディ・アレン
 Budget:$30,000,000
 Weekend Box Office:$359,289(5) Great!
 OSCAR PLANET Score:71.0
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ジェシー・アイゼンバーグ
           助演男優賞:スティーヴ・カレル
           助演女優賞:クリステン・スチュワート
           撮影賞、編集賞、美術賞衣装デザイン賞、作曲賞

ゴーストバスターズ “Ghostbusters”
 配給:コロンビア
 監督:ポール・フェイグ
 Budget:$154,000,000
 Weekend Box Office:$46,018,755(3963) Good!
 OSCAR PLANET Score:64.8
 Oscar Potential:視覚効果賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞
 Golden Globe Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
               主演女優賞:メリッサ・マッカーシー
               主演女優賞:クリステン・ウィグ
               助演男優賞:クリス・ヘムズワース
               助演女優賞:レスリー・ジョーンズ
               助演女優賞:ケイト・マッキノン

“The Infiltrator”
 配給:ブロード・グリーン
 監督:ブラッド・ファーマン
 Budget:$47,500,000
 Weekend Box Office:$5,303,775(1601) zzz...
 OSCAR PLANET Score:66.9
 Oscar Potential:主演男優賞:ブライアン・クランストン
           助演男優賞:ジョン・レグイザモ
           助演女優賞:ダイアン・クルーガー
           助演女優賞:エイミー・ライアン

“Equals”
 配給:A24
 監督:ドレイク・ドレマス
 Budget:-
 Weekend Box Office:$9,206(2) zzz...
 OSCAR PLANET Score:44.2
 Oscar Potential:主演男優賞:ニコラス・ホルト
           主演女優賞:クリステン・スチュワート


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 ウッディ・アレン、実に51本目の作品となるのが『Café Society』。1930年代、ハリウッドで働くことを夢見てロサンゼルスにやってきた青年をめぐる物語。カンヌ映画祭でプレミア上映され、久々の快心作と話題になっていた。そしてアメリカの批評家もその評価に同調、肯定派が圧倒的大多数を占めている。ハリウッド黄金期を舞台に、アレンらしい軽妙な喜劇が展開。映画ファンの頬を緩ませるネタがたっぷり投下された親しみやすく心地良い空間が広がっているという。ジェシー・アイゼンバーグやクリステン・スチュワートら役者はチャーミングな魅力を発散、美術や衣装も大いに見ものとのこと。ただ、肯定派が多くても、百点満点をつけた批評家が少ないのは気にかかるところではある。愉快でも賞レース参戦には向かないのかもしれない(脚本賞、美術賞、衣装デザイン賞が有力か)。さて、興行成績はと言うと、熱心なアレンファンが詰めかけたのか、一館あたり71,858ドルを稼ぎ出す猛烈なスタート。拡大公開もある程度成功しそうな気配があるが、どうか。

 「ゴーストバスターズ」(84年)が32年の時を経て復活。同じく『ゴーストバスターズ』と題されたリメイク版の最大の特徴は、メインキャラクターが女性で統一されたこと。ところが、これが気に喰わない輩が多いようで、製作発表時から云われなきバッシングにさらされてきた。根拠のない悪評を流して興行的に失敗でもさせるつもりだったかもしれない。そんなわけでソニーはかなり作品に神経質になっていたようだが、批評家は新装版を概ね温かい態度で迎えている。映画史に燦然と輝くオリジナルと較べれば見劣りするところはあるものの、それでもクリステン・ウィグ、メリッサ・マッカーシー、レスリー・ジョーンズ、ケイト・マッキノンら新バスターズの奔放でユーモラスな掛け合いは大いに機能しているとのこと。とりわけウィグとマッカーシーは光る。ポール・フェイグの演出が題材とフィットしないことを指摘する批評家も、彼女たちのケミストリーに関しては認めている感。オスカーは無理でも、もしかするとゴールデン・グローブ賞でウィグやマッカーシーが健闘するかもしれない。そして、注目は興行成績。4,601万ドルという成績は膨れ上がった製作費を考えると手放しで喜べるものではないかもしれないが、危惧されていた大コケは免れた格好。今後腰の強い興行になれば、シリーズ化もあり得るかもしれない。

 『The Infiltrator』は「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」(15年)に続くブライアン・クランストン主演作第二弾。1980年代、コロンビアで麻薬帝国を築いたパブロ・エスコバルを捕らえるため、組織に覆面捜査に入る男を描く実話スリラーになる。ブラッド・ファーマンの演出は時にぎこちなく、脚本も帳尻が合わないところが少なくないものの、それでも一定の評価は獲得。それは取り上げられた実話の魅力とクランストンが見せるまたしても強力な演技によるところが大きい模様。たとえ新味が感じられなくとも、一見の価値はあるという。まあ、賞レースに絡むほどのパワーは感じられないが、クランストンは着実に「映画主演男優」のポジションを硬いものとしている感。ただ、興行成績は大撃沈。地味な内容が拡大公開向きではなかったか。ブロード・グリーンの戦略ミスかもしれない。

 日本でも撮影が行われたことで話題なのが『Equals』。感情を持つことを禁じられた近未来を舞台に、謎の伝染病の蔓延をきっかけに恋に落ちる若い男女を描く。昨年のヴェネチア国際映画祭が初公開で、その約1年後まで劇場公開が引っ張られたのは良いサインではなかったようで、批評家の反応は鈍い。近未来を表現するヴィジュアルは素晴らしく作り込まれている一方、物語は焦点が合わず、語りも過剰に重苦しいのが難だとか。ニコラス・ホルト、クリステン・スチュワートへの言及も目立っていないか。賞レース向きの題材では、もちろんない。限定公開で始まった興行も、冴えない数字が報告されている。





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