July 8-10 2016, Weekend

◆7月第2週公開映画BUZZ


ペット “The Secret Life of Pets”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:クリス・ルノー、ヤーロウ・チェイニー
 Budget:$75,000,000
 Weekend Box Office:$104,352,905(4370) Great!
 OSCAR PLANET Score:69.5
 Oscar Potential:アニメーション映画賞

“Mike and Dave Need Wedding Dates”
 配給:20世紀フォックス
 監督:ジェイク・シマンスキー
 Budget:$33,000,000
 Weekend Box Office:$16,628,170(2982)
 OSCAR PLANET Score:48.7
 Golden Globe Potential:主演男優賞:ザック・エフロン
                主演女優賞:アンナ・ケンドリック
                助演男優賞:アダム・ディヴァイン
                助演女優賞:オードリー・プラザ

“Captain Fantastic”
 配給:ブリーカー・ストリート
 監督:マット・ロス
 Budget:-
 Weekend Box Office:$98,451(4) Great!
 OSCAR PLANET Score:75.1
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ヴィゴ・モーテンセン
           衣装デザイン賞

パパが遺した物語 “Fathers and Daughters”
 配給:ヴァーティカル・エンターテイメント
 監督:ガブリエレ・ムッチーノ
 Budget:$22,400,000
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:32.8 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ラッセル・クロウ
           主演女優賞:アマンダ・セイフライド


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 好調の続くイルミネーション・スタジオによるアニメーションが登場。日本でも今夏公開になる『ペット』がその作品で、飼い主と幸せに暮らすミックス犬の家に、新しく大型犬がやって来るところから物語はスタート。反発する二匹が大都会で迷子になり、飼い主の帰宅まで大騒動を繰り広げる様が描かれる。イルミネーションと言えば「怪盗グルー」シリーズだが、同シリーズ同様、本作にも称賛の声が多数集まっている。快調な物語運びとファニーなジョーク、そして有能なヴォイスキャストを生かした上々のファミリー映画。絵柄も美しく、何も考えずに娯楽を楽しめるとの声が大勢を占めている。ただし、大人の目を通すと、後には何も残らない感は拭えないとのことで、アニメーション映画賞レース参戦資格は十分具えてはいるものの、まだ確実とは言えないか。それならば少しでも興行成績で目立ちたい。結果はと言うと、週末成績は1億435万ドルという驚きの数字。これは続編ではないアニメーション映画としては「インサイド・ヘッド」(15年)の9,044万ドルを超えて歴代第1位に立つもので、これ以上ない素晴らしい成績と言える。『ファインディング・ドリー』の独走が続いていたBox Officeで大きなインパクトを残した。3億ドル突破が狙えるかもしれない。

 今夏はコメディがあまり目立っていないが、そこで登場するのが『Mike and Dave Need Wedding Dates』。妹の結婚式に同伴してくれる女性をオンラインで募集するバカ兄弟と、彼らを利用しようとする悪女ふたりを描く。捻りの効いたプロットと若者受けするキャストが集まり、捧腹絶倒のギャグが次々繰り出される。必ずしも万人受けするものではなく、他愛ないと斬り捨てられても仕方ないところもあるようだが、一定の支持は集まっている感。ザック・エフロン、アダム・ディヴァインのケミストリーも良好とのこと。もちろんゴールデン・グローブ賞に引っ掛かることもないと思われるが…。週末成績は1,662万ドル。派手な結果とは言えないものの、製作費が3,300万ドルに抑えられていることを考えれば、悪くない。

 『Captain Fantastic』がまずまずの評価を獲得している。北西部の森の中で6人の子どもたちを育てていた父親がひょんなことから都会暮らしをすることになり、自分たちの真の居場所を見つけることに…。サンダンス映画祭でプレミア上映された後、カンヌを始めとする各映画祭を回っていた作品。思慮深いテーマとヴィゴ・モーテンセンの強力演技に支えられた小品で、派手さには欠けるものの、メッセージ性ある物語が展開。意外な捻りもあり、その味わいは上々。監督のマット・ロスは「あるふたりの情事、28の部屋」(12年)以上の評価を獲得したと言って良いだろう。オスカーに絡むには地味さは否めないものの、インディペンデント・スピリット賞ならばチャンスは残されているかもしれない。また、興行成績は一館あたり24,613ドルという嬉しい数字が報告されている。

 日本では昨秋に公開済みだった『パパが遺した物語』がようやく封切りへ。小説家の父親とその幼い娘。その20年後、孤独に生きる娘。ふたつの時代を行き来しながら親子の関係を探り出すストーリー。本国での公開が遅れたのは出来に問題があったからのようで、批評家の反応は素っ気ない。ラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドという有能な俳優を起用しながら、安易なメロドラマの域を出ない作り。家族という時に難しくもある関係を深く掘り下げているとは言い難いという。賞レースからは完全撤退とみるのが正解だろう。





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