June 3-5 2016, Weekend

◆6月第1週公開映画BUZZ


“Me Before You”
 配給:ワーナー・ブラザース
 監督:テア・シャーロック
 Budget:$20,000,000
 Weekend Box Office:$18,723,269(2704) Good!
 OSCAR PLANET Score:53.0
 Oscar Potential:主演男優賞:サム・クラフリン
           主演女優賞:エミリア・クラーク

“Popstar: Never Stop Never Stopping”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:アキヴァ・シェイファー、ヨーマ・タコンヌ
 Budget:$21,000,000
 Weekend Box Office:$4,698,715(2311) zzz...
 OSCAR PLANET Score:73.0
 Golden Globe Potential:作品賞
               主演男優賞:アンディ・サムバーグ
               助演男優賞:アキヴァ・シェイファー
               助演男優賞:ヨーマ・タコンヌ

ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影(シャドウズ) “Teenage Mutant Ninja Turtles: Out of the Shadows”
 配給:コロンビア
 監督:クレイ・ケイティス、ファーガル・ライリー
 Budget:$135,000,000
 Weekend Box Office:$35,316,382 Good!
 OSCAR PLANET Score:40.0
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           助演男優賞:スティーヴン・アメル
           助演男優賞:ウィル・アーネット
           助演男優賞:タイラー・ペリー
           助演女優賞:ミーガン・フォックス
           助演女優賞:ローラ・リニー

“The Fits”
 配給:オシロスコープ
 監督:アンナ・ローズ・ホルマー
 Budget:-
 Weekend Box Office:$11,300(1)
 OSCAR PLANET Score:92.2 BIG WAVE!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:ロイヤルティ・ハイタワー
           撮影賞、編集賞、作曲賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 『Me Before You』は事故により四肢麻痺となった若き実業家と彼の面倒を看ることになった女性看護師の関係を綴る直球ロマンス映画。まるでニコラス・スパークス映画のようだが、原作はジョジョ・モイーズによる恋愛小説になる。この手の作品は批評家に嫌われる傾向にあるが、本作の評価は賛否半々と言ったところで、一定数の支持は獲得している。欠点として挙げられているのは感傷的なストーリー。ありふれた泣かせ要素が満載なのが恥ずかしいとのこと(結末は議論を呼ぶもので、賛否が特に大きく割れる)。その一方、主演を務めるサム・フランクリンとエミリア・クラークの醸し出すケミストリーは恋愛映画の楽しさが溢れるもので、今この時期の彼らでなければならない輝きを放っているという。主演ふたりのキャリアにとっては決してマイナスにならない一作と言えるだろう。賞レースに絡むタイプの作品ではないが、ティーン向けの映画賞では健闘が期待できるかもしれない。興行成績も主演作でヒット実績がないに等しいフランクリンとクラークにとって、なかなか優秀な結果。ふたりはスターパワーを大きくすることだろう。

 『Popstar: Never Stop Never Stopping』は音楽界を舞台にしたコメディ。新作アルバムが大コケしてしまったボーイバンド出身のヒップホップスターが、スターとしてのステイタスを維持しようとなりふり構わず奮闘する様が描かれる。アンディ・サムバーグがプロデュース、脚本、主演の三役を務めたプロジェクトで、批評家はそれを温かい拍手で迎えている。21世紀の音楽シーンの魅力がたっぷり詰め込まれた内容はファニーかつ好感度が高く、音楽ファンならずとも楽しめる良質モキュメンタリーになっているとか。端から賞レース参戦は狙っていないはずだが、サムバーグにはゴールデン・グローブ賞を始めとする間口の広い賞で認められるというご褒美があっても良いかもしれない。…と言うのも評価が良くても興行成績がそれに見合ったものではないのだ。週末成績は僅か469万ドル。このままひっそりとBox Officeから消えてしまうのは、サムバーグが少々気の毒に思える。

 世界興収4億9,333万ドルという大ヒットを記録した「ミュータント・タートルズ」(14年)の続編が登場。『ミュータント・ニンジャ・タートルズ影(シャドウズ)』がその作品で、ストーリーは化学物質の影響により擬人化したレオナルド、ラファエロ、ドナテロ、ミケランジェロの亀四人組が新たなる敵に立ち向かうというもの。一作目同様、批評家は手厳しい判定。一作目よりは幾分ましとの意見もないではないが、多くはウィットも破天荒な魅力も欠けた他愛ないキッズムービーと相手にしてない。前作は5部門でラジー賞候補に挙がり、ミーガン・フォックスは見事助演女優賞を受賞している。今回も大量ノミネートを期待しても良いのではないか。また、Box Officeもソフトなもので、前作から3,000万ドルも下げる結果になっている。シリーズ続行が十分可能な数字ではあるが、予算を含めた企画の練り直しは必要になるだろう。

 さて、関わっている映画人は無名の者がほとんどではあるものの、どうやら『The Fits』は注目しておいて損はない一本の模様。昨年のヴェネチア国際映画祭でプレミア上映された後、サンダンスやサンフランシスコ等地方米映画祭で大変な話題を呼んでいた作品。兄と一緒にボクシングに打ち込んでいる11歳の少女がダンスに出会い変化していく様を描き出すもの。一見ありがちな青春ドラマのようだが、思春期特有の不安定で危うい精神状態を鋭く考察したダークな心理ホラー的要素があり、それを浮かび上がらせる最善の演出と演技が堪能できるとか。監督のアンナ・ローズ・ホルマーはこれが長編(72分なので中編?)初監督、主演のロイヤルティ・ハイタワーはこれがデビュー作となるが、どちらも賞レースで目に留められる可能性を秘めた素晴らしい仕事ぶりとの賛辞が溢れている。果たして本当に賞レース参戦はあるのか。少なくとも批評家賞ではある程度の結果を残しそうな気配がある。ただ、興行成績が公開規模に見合ったものとは言い難いのは苦しいところ。





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