April 15-17 2016, Weekend

◆4月第3週公開映画BUZZ


ジャングル・ブック “The Jungle Book”
 配給:ディズニー
 監督:ジョン・ファヴロー
 Budget:$175,000,000
 Weekend Box Office:$103,261,464(4028) Great!
 OSCAR PLANET Score:86.7 BIG WAVE!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:ニール・セティ
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞録音賞音響効果賞作曲賞
           アニメーション映画賞

“Barbershop: The Next Cut”
 配給:ニューライン・シネマ
 監督:マルコム・D・リー
 Budget:$20,000,000
 Weekend Box Office:$20,242,415(2661) Good!
 OSCAR PLANET Score:79.3
 Golden Globe Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
                主演男優賞:アイス・キューブ

“Criminal”
 配給:サミット・エンターテイメント
 監督:アリエル・ヴロメン
 Budget:$31,500,000
 Weekend Box Office:$5,767,278(2683) zzz...
 OSCAR PLANET Score:36.1
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ケヴィン・コスナー
           助演男優賞:トミー・リー・ジョーンズ
           助演男優賞:ゲイリー・オールドマン
           助演女優賞:アリス・イヴ
           助演女優賞:ガル・ギャドット

“Green Room”
 配給:A24
 監督:ジェレミー・ソルニエ
 Budget:-
 Weekend Box Office:$87,984(3) Great!
 OSCAR PLANET Score:85.3 BIG WAVE!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:アントン・イェルチン
           主演女優賞:イモジェン・プーツ
           助演男優賞:パトリック・スチュワート


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 これまで何度も映画化されているラドヤード・キプリングの小説をディズニーが実写映画化したのが『ジャングル・ブック』。ジャングルでオオカミやクマ、クロヒョウに育てられた孤児モーグリの冒険を描く。実写と言ってもモーグリ以外に登場するのは野生の動物たち。大半はCGアニメーションで表現されるのが話題になっている。果たして21世紀に入った今、再映画化する意味はあるのか、批評家は厳しい目で構えていたはずだが、絶賛と言って良い極めて良好な反応が返ってきているからたいしたもの。ディズニーらしいハートのある物語が今の技術でしか表現なしえない圧倒的に魅力的なヴィジュアルによって語られていくという。CGの正しい使い方がここにあり、古典となっているこれまでの映画作品の遥かに上を行く出来映えとのこと(或いは、正しいヴァージョンアップだという)。この評価は興行成績にも影響を与えていることは間違いなく、週末成績は何と、驚くべきことに、1億ドル突破という数字になって表れている(4月封切映画歴代第2位)。ディズニーは既に続編の製作にゴーサインを出していて、これから数年は「ジャングル・ブック」シリーズが映画界を度々魅了することになるだろう。主演を務めるニール・セティの今後にも要注目だ。なお、賞レースでは技術部門に大きなチャンスがある。特に視覚効果賞は大いに期待しても良いのではないか。もしかするとオスカーでは(エントリーが可能なら)アニメーション映画賞部門で認められることも考えられる。

 『Barbershop: The Next Cut』はスピンオフが作られるほど人気を博した「バーバーショップ」(02年)シリーズの14年ぶりとなる第3弾。アイス・キューブ扮するカルヴィンが営む床屋の店員たちが、店のある地域を活性化させようと奮闘する様が描かれる。通常この手の続編は重ねる毎に評価が低くなるものだが、このシリーズはこれまでで最も高い評価と言って良い好反応を獲得している。ハートがあり示唆に富んだ物語をお馴染みのキャラクターが生き生きと盛り上げる様がファニーかつ感動的だとのこと。興行的にも前二作に引けを取らない数字が報告されている。製作費は僅か2,000万ドルに抑えられているので、配給元は笑いが止まらないはず。賞レース参戦は端から目指していないはずだが、ライヴァルが弱ければゴールデン・グローブ賞候補に挙がってもおかしくないと言えるだろう。アイス・キューブは「ストレイト・アウタ・コンプトン」(15年)の物語に登場したことで再注目されたばかりだが、主演作がこうして認められたことで、さらに勢いを増すかもしれない。

 『Criminal』は死んだCIAエージェントの記憶を埋め込まれた囚人が陰謀に立ち向かう様を描くアクション・スリラー。SF要素のあるこの作品を手掛けたアリエル・ヴロメンは「THE ICEMEN/氷の処刑人」(12年)で注目された映画人で、今回はそれが認められての抜擢だったはずだが、残念無念、批評家からこてんぱんに叩かれるという最悪の評価を受けている。興味深い設定がそれ以上の広がりを見せない典型のような出来映えで、せっかくの豪華なキャストも完全になる無駄遣いに終わっているという。低評価はそのまま話題性不足にも繋がっていて、興行的にも低空飛行。これではラジー賞に絡むことも難しいだろう。このところ復調が伝えられるケヴィン・コスナーだが、興行成績という点ではかつてのパワーはまだ取り戻せていない。

 ファンタジー系の映画祭で軒並み高評価を獲得しているのが『Greenn Room』。犯罪現場を目撃したパンクバンドがネオナチの一味に命を狙われる様を描くというホラー要素の入ったスリラーで、なるほどこのジャンルには厳しい批評家も映画祭同様歓迎の言葉を贈る者が大半。くどくど回り道して語ることにないスマートな演出とパワフルな演技に支えられ、時に知性すら感じさせる仕上がりだとか。役者ではネオナチを演じるパトリック・スチュワートの圧倒的な迫力が大きな話題を呼んでいる。賞レースに絡むタイプの作品ではないことは確かだが、もしかすると批評家賞でスチュワートが目に留められる可能性はあるかもしれない。また、興行成績も、限定公開で極めて優秀な数字を記録している。





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