幸せをつかむ歌

幸せをつかむ歌 “Ricki and the Flash”

監督:ジョナサン・デミ

出演:メリル・ストリープ、ケヴィン・クライン、リック・スプリングフィールド、
   メイミー・ガマー、オードラ・マクドナルド、セバスチャン・スタン、
   リック・ローザス、ジョー・ヴィターレ、
   バーニー・ウォーレル、ベン・プラット

評価:★★




 メリル・ストリープの悪い癖。それはどんな役もテクニックで乗り切ろうとするところだ。まあ実際、乗り切れてしまうことも多いから大女優として崇め奉られているわけだけれど、でもどうしても無理な役もある。「プラダを着た悪魔」(06年)の超一流ファッション誌編集長役と並んで、『幸せをつかむ歌』のロックシンガー役も最初から最後まで強烈な違和感。「いや、そうじゃないから!」と延々叫び続ける羽目に。

 でも売れないミュージシャンという設定だし…と優しい気持ちになろうとすると、、あまりにも強引な見た目が目に入る。アイシャドウ。右サイドのみの三つ編み。革ジャン。ロングブーツ。タトゥー(しかも恐ろしく格好悪い)。腰回りのだぶつきはギターで隠せるから…なんて安心している場合ではない。ジョーン・ジェット姐さんあたりが怒らないか心配だ。ロックとは関係ないけど、バスタオルを身体に巻いただけの場面もスゴイゾ。

 ジョナサン・デミが監督とは信じられない。都会の気配を趣味良く見せてくれたデミは今いずこ。初老のロックシンガーが娘の離婚をきっかけに帰郷、疎遠だった家族との仲を修復するという手垢のついたストーリーを、オリジナルソングは数曲で、ヒット曲のカヴァーで埋めてしまうとは…。レディー・ガガにP!nk、ブルース・スプリングスティーンって…いや皆、好きなんだけど、でもなぁ…。

 そもそもストリープ演じるヒロインが家族に嫌われる理由がちっとも分からない。愛情深いし、癇癪を起こして怒鳴りつけるような悪癖もない。娘を優しく導き、息子たちの愛にも寛容を見せる。その言動は常識の範囲内に収まっていると言って良いだろう。寄って集って彼女に冷たくする人々が、鬼に見えるくらいだ。

 クライマックスの結婚式場面はもちろん、ヒロインの歌のプレゼントがある。これは結婚するふたりを祝福するためだけにあるのではない。映画を全て丸く収めるために存在する。出足は白けたムードだったのが、いつしかダンス大会が始まり、気がつけば会場は大盛り上がり…ってそうは騙されるか!

 さて、ヒロインの娘役はストリープの実娘であるメイミー・ガマーだ。尖った魔女鼻が母にそっくり。けれどもっと驚くのは、最近気づいたのだけど、ストリープのもうひとりの娘グレース・ガマ―と瓜二つということだ。いくら姉妹でもこんなに似るものなのか。双子でもないのに。これから先、ふたりを区別できる自信が全くない。





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