April 8-10 2016, Weekend

◆4月第2週公開映画BUZZ


“The Boss”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:ベン・ファルコーン
 Budget:$29,000,000
 Weekend Box Office:$23,481,195(3480) Good!
 OSCAR PLANET Score:33.6 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演女優賞:メリッサ・マッカーシー
           助演女優賞:クリステン・ベル

“Demolition”
 配給:フォックス・サーチライト
 監督:ジャン=マルク・ヴァリー
 Budget:-
 Weekend Box Office:$1,098,290(854) zzz...
 OSCAR PLANET Score:54.0
 Oscar Potential:主演男優賞:ジェイク・ギレンホール
           主演女優賞:ナオミ・ワッツ

“Hardcore Henry”
 配給:STXエンタ-テイメント
 監督:イルヤ・ナイシュラー
 Budget:-
 Weekend Box Office:$5,107,604(3015) zzz...
 OSCAR PLANET Score:49.5
 Oscar Potential:撮影賞、編集賞、視覚効果賞

“Louder Than Bombs”
 配給:ザ・オーチャード
 監督:ヨアキム・トリアー
 Budget:$11,000,000
 Weekend Box Office:$24,259(4)
 OSCAR PLANET Score:70.6
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ジェシー・アイゼンバーグ
           助演男優賞:ガブリエル・バーン
           助演女優賞:イザベル・ユペール
           助演女優賞:エイミー・ライアン


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 毎年の封切りが恒例になった感のあるメリッサ・マッカーシー主演作。今年は『The Boss』がその作品で、インサイダー取引により刑に服していた女が出所後、イメージチェンジを図ろうとする様を描くコメディになる。監督のベン・ファルコンとマッカーシーは夫婦で、「Tammy タミー」(14年)に次ぐタッグ。ふたりは共同で脚本も手掛けている。まことに仲睦まじいことではあるのだが、「Tammy」がマッカシー主演映画の中でも芳しい評価にならなかったのと同様、今回も批評家からは冷たい反応を返されている。マッカシーの才能は疑いようがないとしつつも、散りばめられたギャグや辻褄を合わせようという気配すらない物語が、それを殺してしまっているという。昨年「Spy」(15年)で大好評を博したマッカシーだが、夫婦共同作業となるとこの惨劇。そう言えば、ハリウッドにはカップル共演映画は成功しないというジンクスがある。似たものかもしれない。ラジー賞への警戒が必要だ。ただし、興行的には「Tammy」とほぼ同等、一定の成果を上げている。これはもうマッカーシー人気によるところが大きいだろう。ブレイク後、拡大公開された主演作は全て2,000万ドル超えのオープニングを記録中。ひょっとするとジェニファー・ローレンスと並ぶハリウッドの女王と言って良いかもしれない。なお、ファルコンとマッカーシーは早くも第3弾となる夫婦タッグ作「Life of the Party」の製作が伝えられたばかり。

 『Demolition』は交通事故で妻を亡くして以来落ち込んだ人生を送ってきた銀行家が、ある母子との出会いを通じて再生していく様を描くドラマ。キャストや監督、そして配給会社を考えれば賞レース参戦を想像しておかしくないのだが、実はプレミア上映は昨年のトロント映画祭、しばらくして発表された公開日はこの時期だった。なぜわざわざ賞レースシーズンを避けるのか、反応が良くなかったのではないかとの憶測が流れていたのだが、それが的中したような批評が多数発表されている。魅力的なプロットが決まり文句に落ち着く典型のような出来映えで、決して退屈するわけではないものの、問答無用の感動が押し寄せるわけでもないという。ジェイク・ギレンホール、ナオミ・ワッツら才能豊かなキャストによる強力な演技を持ってしても、その印象は変わらないとか。賞レースチャンスがあるとするなら演技賞になるだろうが、この反応では難しいと言わざるを得ない。興行成績も中規模公開に見合わない壊滅的な数字が報告されている。暗い内容が敬遠されたか…。

 『Hardcore Henry』は珍しやロシア映画(アメリカ資本あり)。モスクワを舞台に、サイボーグとして蘇った男が妻を悪漢から守るべく戦いを繰り広げる様を描く。全編一人称、主人公が見たものがそのままスクリーンに映し出されるという作りが話題を呼んでいるアクション映画だが、批評家の反応は可もなく不可もなくといったところに落ち着いている。一人称アクションが、至るところに散りばめられた仕掛けからサスペンスを引き出しているのは間違いないとのことだが、まだまだ改善の余地はあり、革命的な映画と呼べるほどには力強くないとか。もちろん賞レース参戦を狙った映画でもない。そう、狙うは興行的成功。…だったのだが、週末成績は3,000を超える上映館を用意されながら、全くインパクトのある結果ではない。マーケティングが失敗したと見て良いだろう。





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