マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章

マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章 “The Second Best Exotic Marigold Hotel”

監督:ジョン・マッデン

出演:ジュディ・デンチ、マギー・スミス、ビル・ナイ、リチャード・ギア、
   デヴ・パテル、ペネロープ・ウィルトン、セリア・イムリー、
   ロナルド・ピックアップ、ティナ・デサイ、リレット・デュベイ、
   ダイアナ・ハードキャッスル、デヴィッド・ストラザーン

評価:★★




 「ジジババ7人インド物語2」…じゃなかった『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』で意表を突かれるのは、インドのホテルで優雅に暮らす英国の大ヴェテランたちの新たな仲間となる人物がリチャード・ギアだということだ。あぁ、ギアももうジイサンということか。確かにロマンスグレーと言われた髪は真っ白だし、恋愛映画への出演もめっきり減った。確実に時は流れているのだ。

 一作目(11年)とのいちばんの違いはマギー・スミスの出番が大幅に増えたことだろう。「ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館」(10年~)人気に目をつけたとしか思えないけれど(役どころもそっくり)、まあ、確かにスミスの毒舌は爽快かつファニー。冒頭、紅茶の入れ方でアメリカ人をやり込める件など、ある種のカタルシスすら存在する。

 それならばスミスとジュディ・デンチの絡みをメインに置いた話にしてくれれば良いのに。一作目よりは(スミスの出番が増えた分)ふたりの絡みは多いものの、まだまだ物足りない。ふたりが対立したり競ったりする、世にも珍しい(と言うか、世にも恐ろしい?)画をどうして展開させられないのか。互いの話を聞くだけだなんて、大御所ふたりの無駄遣い。

 マリーゴールド・ホテルの拡張計画なんて、どうでも良いのだ。それはきっとホテルを最後の住処に定めた長期滞在者たちも同じだろう。ホテルオーナーのデヴ・パテルが思い切り空回りする様を見せるには、そうするしか方法を見つけられなかったのだろうか。パテルが融資を頼んだ先の調査人に媚びへつらう様、可笑しくもなんともない。

 英国からやって来た老人たちは、相変わらずインドに溶け込まない。現地人との交流こそ増えたものの、英国老人たちの視線がインド人たちより随分と高いところにある気配が拭えず、時に不快さを感じるところさえある。ちらつくのは金の匂いと、山より高いプライドだ。

 パテルの婚約者が斬る民族衣装が救いだ。青や赤を愉快に散りばめた華やかなデザインに胸躍る。例のボリウッドダンスにこれがピタリとハマるんだ。結婚式場面で、あのデンチ先生までが踊っていたのは大きな見どころと言えようか。言い過ぎか。ちょっとだけだしね。





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