March 11-13 2016, Weekend

◆3月第2週公開映画BUZZ


10 クローバーフィールド・レーン “10 Cloverfield Lane”
 配給:パラマウント
 監督:ダン・トラクテンバーグ
 Budget:$15,000,000
 Weekend Box Office:$24,702,752(3391) Good!
 OSCAR PLANET Score:82.2 BIG WAVE!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:メアリー・エリザベス・ウィンステッド
           助演男優賞:ジョン・グッドマン
           視覚効果賞、録音賞、音響効果賞

“The Brothers Grimsby”
 配給:コロンビア
 監督:ルイ・レテリエ
 Budget:$35,000,000
 Weekend Box Office:(2235) zzz...
 OSCAR PLANET Score:43.0
 RazziePotential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:サシャ・バロン・コーエン
           助演男優賞:マーク・ストロング

“Eye in the Sky”
 配給:ブリーカー・ストリート
 監督:ギャヴィン・フッド
 Budget:-
 Weekend Box Office:$113,803(5) Great!
 OSCAR PLANET Score:84.6 BIG WAVE!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:ヘレン・ミレン
           助演男優賞:アーロン・ポール
           助演男優賞:アラン・リックマン

“Hello, My Name Is Doris”
 配給:ロードサイド・アトラクションズ
 監督:マイケル・ショウォルター
 Budget:-
 Weekend Box Office:$84,985(4) Great!
 OSCAR PLANET Score:74.8
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:サリー・フィールド

“The Perfect Match”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:ビリー・ウッドラフ
 Budget:ー
 Weekend Box Office:$4,294,232(925)
 OSCAR PLANET Score:34.0 BIG BOMB!
 Oscar Potential:None

“Remember”
 配給:A24
 監督:アトム・エゴヤン
 Budget:$CAD13,000,000
 Weekend Box Office:$20,489(2)
 OSCAR PLANET Score:59.7
 Oscar Potential:主演男優賞:クリストファー・プラマー


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 J・J・エイブラムスプロデュースの下、詳細が明かされぬまま進行していた謎のプロジェクトが全貌を現した。あの「クローバーフィールド HAKAISHA」(08年)の続編だ、いや違うと情報が飛び交っていたが、エイブラムスは血縁関係にあると表現。ある日若い女性が、自分が地下室に監禁された状態であることに気づく。そこにいた住人は自分が彼女を助けてあげたと言うのだが…。公開直前に明らかにされたタイトルは『10 クローバーフィールド・レーン』で、批評家の反応は極めて良好。特殊な状況下に置かれた人々がどのような心理状態で怪異に対峙していくのか、余計な情報を削ぎ落としたシャープで締まった演出により描き出されていくという。傑作と言えないにしても、娯楽映画として高水準にあると認められている。驚くべきは賞レース参戦を期待する声も出ていることで、中でも地下室の男を演じるジョン・グッドマンが複雑怪奇な心理模様を見事に表現していると大評判。公開時期が悪く、大凡賞好みとは言えない題材ながら、キャンペーン次第では賞レースで浮上できるか否か。賞レースウォッチャーは気に留めておいて損はないと思われる。なお、興行成績も好意的レヴューに見合った優秀なもので、最終的には7,000万ドル付近まで狙えるのではないか。

 『The Brothers Grimsby』はエリートスパイが疎遠になっているフーリガンの弟と組んでミッションに挑む様を描くハチャメチャコメディ。サシャ・バロン・コーエンがフーリガンの弟を演じると聞けば、どのような内容が想像できるというものだが、作品評価は期待ほどには伸びていない。コーエンの繰り出すユーモアはファンの期待に応えるもので、兄役のマーク・ストロングとの掛け合いも愉快であると認められつつも、散りばめられたギャグの全てが機能しているとは言い難い。不敵な笑いに昇華されているものもあれば、くだらなく取るに足らないものもあるという。賞レース参戦はゴールデン・グローブ賞も含めて難しいだろう。また、興行成績においても厳しい現実が突きつけられている。ブレイク後のコーエン主演映画史上最低の結果に終わることは確実。「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」(06年)から10年。コーエンにはそろそろ新しいホームランが欲しいところだ。

 『Eye in the Sky』はテロリストの隠れ家を急襲するミッションを負った米国チームが、射程圏内に少女がいることを発見して…というポリティカル・スリラー。昨今急激に存在感を増すドローンを使った現代の戦争を描く内容が注目されている。批評家はタイムリーな題材を緊張感たっぷりに描き出していると歓迎したものが大半。ヘレン・ミレンの強力な演技や知性を刺激する脚本の質も大いに認められている感。賞レースに絡んでもおかしくない賛辞と言って良いが、この時期に封切られるということは配給会社はその点はさほど期待していないのかもしれない。チャンスがあるとするなら、ミレンの主演女優賞か。なお、興行成績は限定公開ながら好スタート。戦争物は賞レース参戦の話題性でもないと動員に結びつき難い傾向にあるが、それを吹き飛ばして拡大公開も成功させたいところ。

 サリー・フィールドが久々に主演を張る『Hello, My Name Is Doris』が登場。60代の女性が同じ職場で働くことになった親子ほどに歳の離れた若い青年に恋をして…。ともすればキワモノ映画になる危険がありそうな題材だが、批評家の反応は概ね良好。題材自体には新味はないが、それを見事にカヴァーするのがフィールドの演技で、ヒロインの心象風景を大変繊細に描き出しているとのこと。ヒロインを見世物にしない節度ある演出も好感を持って迎えられている。本作は昨年公開が予定されていたものが、この時期まで延期されたのだが、果たして賞レース参戦はどうか。あるとするならフィールドの主演女優賞になるだろうが、さすがにそこまでを求めるのは難しいかもしれない。興行成績は悪くない。





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