February 26-28 2016, Weekend

◆2月第4週公開映画BUZZ


ゴッド・オブ・エジプト “Gods of Egypt”
 配給:サミット・エンターテイメント
 監督:アレックス・プロヤス
 Budget:$140,000,000
 Weekend Box Office:$14,123,903(3117) zzz...
 OSCAR PLANET Score:23.2 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:ニコライ・コスター=ワルドー
           主演男優賞:ブレントン・スウェイツ
           助演男優賞:ジェラルド・バトラー

“Eddie the Eagle”
 配給:20世紀フォックス
 監督:デクスター・フレッチャー
 Budget:$23,000,000
 Weekend Box Office:$6,084,682(2042) zzz...
 OSCAR PLANET Score:64.0
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:タロン・エガートン
           助演男優賞:ヒュー・ジャックマン
           助演男優賞:クリストファー・ウォーケン

“Triple 9”
 配給:オープンロード・フィルムズ
 監督:ジョン・ヒルコート
 Budget:$28,000,000
 Weekend Box Office:$6,109,085(2205) zzz...
 OSCAR PLANET Score:57.7
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ケイシー・アフレック
           助演男優賞:キウェテル・イジョフォー
           助演男優賞:アンソニー・マッキー
           助演男優賞:アーロン・ポール
           助演男優賞:ノーマン・リーダス
           助演男優賞:ウッディ・ハレルソン
           助演女優賞:ケイト・ウィンスレット


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 『ゴッド・オブ・エジプト』はエジプト神話を基にしたファンタジー・アドヴェンチャー。盗賊の青年が太陽神と組み暗黒神に立ち向かう様が描かれる。批評家の反応は極めて厳しいもの。装飾過多な画面が長々続くも胸に訴えるものはなく、アクションも味気ないとの指摘がナイル川が氾濫したかのように溢れ出ている。ラジー賞級の低評価と言って良いが、果たして年末までに覚えていてもらえるかどうか。興行成績は1,412万ドルと平凡なものでしかなく、人々の記憶から消えるのは極めて早いだろう。製作費は1億4,000万ドル、マーケティングにはさらに4,000万ドルほどかかっていると見られ、今年最大級の大失敗映画に数えられてもおかしくない。主演を務めるブレントン・スウェイツは売り出し中の若手オーストラリアスターだが、これで「ギヴァー 記憶を注ぐ者」(14年)に続き、1億ドルを超える製作費を投じた作品で主演を張り、連続して失敗したことになる。これは極めて苦しい状況で、ハリウッドでのキャリアに暗雲が立ち込めていると言って良い。

 前週の『Race』に続き、実在のオリンピック選手を取り上げた作品が登場。『Eddie the Eagle』は英国人初のオリンピック出場スキージャンパーとなったマイケル・エドワーズを描くドラマ。エドワーズが名コーチチャック・ベルホーンの助けを借り、いかにして1988年のカルガリーオリンピックに出場したかを追いかける。へこたれないエドワーズの姿は逆境に直面している人々を奮い立たせるだろうと好意的に見る意見がある一方、甘く予定調和の物語だと斬った意見もある。新しいものを求める観客には受けないが、フィールグッドムービーとしては及第点の出来映えということだろう。また、タロン・エガートン、ヒュー・ジャックマンの演技も歓迎されている感。賞レースに絡むことはないと思われる。気がかりなのは興行成績の方で、予測を大きく下回る608万ドルに落ち着いている。この手のドラマが大衆受けするまでに化けるには賞レースに絡むぐらいの勢いが必要ということだろう。「キングスマン」(15年)にも主演し、映画界が期待するホープとなったエガートンだが、この作品でスターパワーを手にすることはない。

 ロシア・マフィアの脅迫により強盗を強いられる汚職警官たちを描くクライム・スリラー『Triple 9』は昨年から公開が延期されていた一品。ズラリ揃えられたクセモノ俳優たちの競演が呼び物だが、批評家の反応は期待ほどは伸びていないか。プロットが弱く、有能な俳優なキャストも活かされていないのが目につく模様。ただし、ジャンル映画としては決して悪い出来ではなく、トラブルがトラブルを呼ぶ物語は確かに人を惹きつける何かがあるという指摘も少なくはない感。賞レース参戦は、ケイシー・アフレック、キウェテル・イジョフォー、ウッディ・ハレルソン、ケイト・ウィンスレットら力のあるキャストのパワーを持ってしても難しいだろうが、それよりも問題は興行成績。せめて1,000万ドルは超えたかったというのが配給会社の本音だろう。実力派が必ずしも動員力を持っているわけではないのが、映画界だ。





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