February 12-14 2016, Weekend

◆2月第2週公開映画BUZZ


デッドプール “Deadpool”
 配給:20世紀フォックス
 監督:ティム・ミラー
 Budget:$58,000,000
 Weekend Box Office:$132,434,639(3558) Great!
 OSCAR PLANET Score:74.0
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ライアン・レイノルズ
           視覚効果賞、録音賞、音響効果賞

“How to Be Single”
 配給:ニューライン、MGM
 監督:クリスチャン・ディッター
 Budget:$38,000,000
 Weekend Box Office:$17,878,911 (3343) Good!
 OSCAR PLANET Score:52.4
 Golden Globe Potential:主演女優賞:ダコタ・ジョンソン
                助演女優賞:アリソン・ブリー
                助演女優賞:レスリー・マン
                助演女優賞:レベル・ウィルソン

“Zoolander 2”
 配給:パラマウント
 監督:クレイグ・ギレスピー
 Budget:$50,000,000
 Weekend Box Office:$13,841,146(3343)
 OSCAR PLANET Score:33.8 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
            主演男優賞:ベン・スティラー
            助演男優賞:ジャスティン・ビーバー
            助演男優賞:ベネディクト・カンバーバッチ
            助演男優賞:ウィル・フェレル
            助演男優賞:ジョー・ジョナス
            助演男優賞:マコーレー・カルキン
            助演男優賞:カニエ・ウエスト
            助演男優賞:オーウェン・ウィルソン
            助演女優賞:ペネロペ・クルス
            助演男優賞:キンバリー・カーダシアン
            助演女優賞:デミ・ロヴァート
            助演女優賞:クリステン・ウィグ


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 『デッドプール』はマーヴェルの人気シリーズ「X-MEN」からのスピンオフ。末期癌を宣告された青年が治療と引き換えに人体実験を承諾、驚異的治癒能力を手にする。デッドプールの特徴は四六時中ジョークを飛ばし続け、自分の損得次第で敵にも味方にもなるという、気分屋のヒーロー像。ウェブ上では随分前から話題になってはいたが、果たして本当に世間から支持されるのか、蓋を開けてみるまでは分からなかった。結果はと言うと…予想以上の大歓迎を受けている。ファミリー層目がけて飛び蹴りを食らわすような斬新なヒーローが、コミックの世界と現実世界を愉快に行き来し、極めてパワフルで独特な世界を創造。テンポの良い演出、散りばめられたジョーク、冒涜的なエピソードの数々が見事なバランスを形作っているとのこと。家族団欒に相応しくはないかもしれないが、行儀の良いヒーロー映画に飽き飽きしていた観客のニーズにはたっぷり応える内容だと思われる。映画ファン・コミックファンもデッドプールの登場に拍手喝采。3日間売り上げは実に1億3,243万ドルというヒーロー映画の中でも素晴らしく優秀な結果を弾き出している。これは2月封切作週末売上歴代第1位、R指定映画週末売上歴代第1位という新記録になるのだから恐れ入る。シリーズ化も確実。主演のライアン・レイノルズにとって、この成功は非常に大きい。「グリーン・ランタン」(11年)失敗の影響だろう、キャリアが下降の一途を辿っていたところで飛び出した起死回生、逆転満塁ホームラン。当たり役を手にしたことで、一気にスターパワーを取り戻すだろう。

 『How to Be Single』はリズ・タシーロのベストセラーの映画化になる。ニューヨークで孤独に生きる人々がシングルである自分を受け入れ輝いていく様を描くコメディ。男性キャラクターももちろん出てくるものの、ターゲットは完全に女性。何となく「セックス・アンド・ザ・シティ」を意識した匂いがあるか。批評家の判定はさほど寛容なものではなく、フェミニズムを大いに意識した会話や物語、そしてキャラクターが用意されるも、井戸端会議以上のものではなく、単純なアンサンブルコメディに見えるとの指摘が多い。ただし、ヴァレンタインデーを念頭に置いた興行戦略も当たって、週末成績は製作費に見合った優秀な数字が報告されている。ひょっとするとシリーズ化もあり得るかもしれない。「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(15年)でスターになったダコタ・ジョンソン、明るい個性が大受けしているレベル・ウィルソンなど、映画ファンが注目する人選も効いたか。彼女たちはスターパワーをさらに上昇させることになる。なお、プロデュースはあのドリュー・バリモア。最近は女優業をセーヴしているバリモアゆえにプロデュース力を見せたかったところだが、見事、それに応えた感。

 2001年のヒットコメディ「ズーランダー」の続編が今頃登場。その名もずばり『Zoolander 2』。ファッション業界で発生した謎の珍殺人事件に挑むデレク(ベン・スティラー)とハンセル(オーウェン・ウィルソン)が描かれる。一作目は絶賛とは言えないまでも好評を博したのだが、今回は寛容に分析を試みても芳しい反応が返ってきているとは言い難い。壊滅的な酷評に染まっているというわけではないものの、落胆を表明した評が圧倒的に多い。原因のひとつは豪華カメオ出演陣を見せることに熱心になるあまり、肝心の笑いが弾けないこと。聞いた傍から消えていくギャグが散りばめられるだけで、物語そのもののナンセンスな魅力は引き出せていないとのこと。ラジー賞に絡みやすい題材だが、さすがにそこまで嫌われることはないか(カメオ出演陣の方が警戒が必要かもしれない)。また、興行成績はと言うと、期待を遥かに下回る低調なもの。実はそもそも一作目がさほど優秀な成績ではなかった。今ではカルト化されているとも言われているが、ファンが劇場まで足を運びたいほどの熱心なファンはいなかったのかもしれない。





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