WORST 2015

2015年 WORST10


1. トゥモローランド “Tomorrowland”
 監督:ブラッド・バード
 出演:ジョージ・クルーニー、ブリット・ロバートソン、ラフィー・キャシディ
 「夢」を言い訳に想像力を説明するセリフが溢れる違和感。奥行きの感じられないヴィジュアルとミスキャストも痛い。

2. フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ “Fifty Shades of Grey”
 監督:サム・テイラー=ジョンンソン
 出演:ダコタ・ジョンソン、ジェイミー・ドーナン
 体温も匂いも感じられないセックスという名のファッションショー。干からびた少女漫画のような展開に唖然呆然。

3. マイ・インターン “The Intern”
 監督:ナンシー・メイヤーズ
 出演:ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ、レネ・ルッソ
 仕事ができハートも持っている老人を過剰に持ち上げ、彼に甘えることに抵抗がない図太さよ。「お茶目」の過大評価。

4. フェイス・オブ・ラブ “The Face of Love”
 監督:アリー・ポジン
 出演:アネット・ベニング、エド・ハリス
 性的魅力に乏しい主演女優を美しく撮るも、迷惑なヒロインを飾り立てることには失敗。恋愛の美化による腐臭に唖然。

5. ピッチ・パーフェクト “Pitch Perfect”
 監督:ジェイソン・ムーア
 出演:アンナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、スカイラー・アスティン
 ベタを極めるがゆえの快感がどこにも見当たらない。怠けた脚本と優れた隠し芸が気恥ずかしさに支配された空気を作り出す。

6. PAN ネバーランド、夢のはじまり “Pan”
 監督:ジョー・ライト
 出演:リーヴァイ・ミラー、ヒュー・ジャックマン、ギャレット・ヘドランド、ルーニー・マーラ
 飾りたてる程下品に見える画面。魅力が見えないネバーランドと登場人物。ピーターパン誕生物語という発想が間違いの元。

7. イントゥ・ザ・ウッズ “Into the Woods”
 監督:ロブ・マーシャル
 出演:エミリー・ブラント、ジェームズ・コーデン、メリル・ストリープ
 下品さを隠せない旋律に乗って声質の相性が良くないスターたちがカラオケ大会。バラバラの個性をまとめるバランスの欠如。

8. カフェ・ド・フロール “Café de Flore”
 監督:ジャン=マルク・ヴァリー
 出演:ヴァネッサ・パラディ、ケヴィン・パラン、エレーヌ・フロラン
 陶酔の水に浸かった独り善がりな物語。生きていれば避けられない魂と魂の衝突とそれにより生まれる傷に言い訳するな。

9. ラスト5イヤーズ “The Last Five Years”
 監督:リチャード・ラグラヴェネーズ
 出演:アンナ・ケンドリック、ジェレミー・ジョーダン
 非現実的な舞台空間では有効に働くかもしれない魔法が、現実的な映画空間では空転する。浮気男と身勝手女の虚しさよ。

10. パパが遺した物語 “Fathers and Daughters”
 監督:ガブリエレ・ムッチーノ
 出演:ラッセル・クロウ、アマンダ・セイフライド
 父と娘の愛情という感情に訴えやすいものに寄りかかることを恥じない無神経さ。父娘の追い込み方が苛立ちを誘うのみ。

次点. チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密 “Mortdecai”
 監督:デヴィッド・コープ
 出演:ジョニー・デップ、グウィネス・パルトロウ、ユアン・マクレガー
 見た目の可笑しさだけで押し切る強引さ・図太さ。ヒゲ絡みの笑いが吐き気落ちで統一されるのが限界を象徴する。



■その他のWORST10選考作品
『ANNIE アニー』『ドライブ・ハード』『ジュピター』『レフト・ビハインド』『パージ』『ピクセル』『かけがえのない人』ファンタスティック・フォー』『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』



◆WORST ACTOR
★ジョージ・クルーニー(トゥモローランド)
 ロバート・デ・ニーロ(マイ・インターン)
 ジョニー・デップ(チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密)
 ジェイミー・ドーナン(フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ)
 ヒュー・ジャックマン(PAN ネバーランド、夢のはじまり)

 いくら何でもこれほどまでにクルーニーとディズニーの相性が悪いとは思わなかった。夢が讃えられる空間の中、クルーニーが恐ろしく浮き上がる。髭剃り跡が青く、疲れが滲み、温度を数度上げそうに濃い顔が出てくる度、画面が鋭い悲鳴を上げる。スマートな大人のドラマの中では映えるダンディズムの完全なる敗北。ここには大スターの姿はない。夢破れしょぼくれたオヤジの姿が寂しい。


◆WORST ACTRESS
 アネット・ベニング(フェイス・オブ・ラブ)
 キャメロン・ディアス(ANNIE アニー)
 アンナ・ケンドリック(ラスト5イヤーズ)
 ルーニー・マーラ(PAN ネバーランド、夢のはじまり)
★ヴァネッサ・パラディ(カフェ・ド・フロール)

 パラディの絶頂期は英語アルバム「Vanessa Paradis」を出した頃か。あの頃の小悪魔的愛らしさを知る者には、この変貌は辛い。もちろん人は誰しも歳を取るわわけで、老けることを否定するわけではないものの、高い頬骨やすきっ歯、薄い皮膚の全てがマイナス方向に向かうとは、あぁ、やはりスターは長過ぎる休みを取ってはいけないのだ。もちろん演じる役柄の魅力不足もあるが…。





【2015年WORST10をふりかえって】
 まあ、はっきり言ってしまうと、ディズニー映画はそんなに好きではない。行儀の良さが窮屈に感じられるばかりか、時に狙い過ぎて腐臭を放つからだ(もちろん上手く機能すれば気持ち良い)。大抵の場合、それは子ども(と幼いことを子ども心と言い包めることに鈍感な大人)への媚が感じられる。『トゥモローランド』はまさにそのパターンだ。はしゃげばはしゃぐほど描かれる世界から距離を感じる自分に気づく。まあ、その方が幸せか。





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