January 15-17 2016, Weekend

◆1月第3週公開映画BUZZ


“Ride Along 2”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:ティム・ストーリー
 Budget:$40,000,000
 Weekend Box Office:$35,243,095(3175) Great!
 OSCAR PLANET Score:30.2 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:ケヴィン・ハート
           助演男優賞:アイス・キューブ

“13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi”
 配給:パラマウント
 監督:マイケル・ベイ
 Budget:$50,000,000
 Weekend Box Office:$16,193,223(2389)
 OSCAR PLANET Score:55.3
 Oscar Potential:視覚効果賞、録音賞、音響効果賞

“Norm of the North”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:トレヴァー・ウォール
 Budget:$18,000,000
 Weekend Box Office:$6,844,137 zzz...
 OSCAR PLANET Score:16.5 BIG BOMB!
 Oscar Potential:アニメーション映画賞

“A Perfect Day”
 配給:IFCフィルムズ
 監督:フェルナンド・レオン・デ・アラノア
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:65.7
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:ベニチオ・デル・トロ
           助演男優賞:ティム・ロビンス
           助演女優賞:オルガ・キュリレンコ

“The Benefactor”
 配給:サミュエル・ゴールドウィン・フィルムズ
 監督:アンドリュー・レンジー
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:35.5
 Razzie Potential:主演男優賞:リチャード・ギア
           助演女優賞:ダコタ・ファニング


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 『Ride Along 2』は日本ではあっさりDVDスルーとなった「ライド・アロング 相棒見習い」(14年)の続編。結婚を間近に控えたケヴィン・ハートが義理の兄となる予定のアイス・キューブと共にマイアミで麻薬王と対決することに…。一作目同様ハートとキューブの魅力頼みの映画で(とりわけハートのコメディの才能。脚本は前作の焼き直し)、それ以外に観るべきところはないと批評家は相手にしていないが(ラジー賞こんにちは)、それでも一定の集客が見込めるのがこのアフリカ系コメディアンを主人公にしたジャンル。少し前まではマーティン・ローレンスの独壇場だったが、彼が休んでいる間に、そこに上手に潜り込んだのがハートと言えるだろう。今回も週末売り上げ3,524万ドルと一作目ほどの勢いはないものの、十分過ぎるオープニングを迎えている。当然更なる続編が作られることだろう。キューブは「ストレイト・アウタ・コンプトン」(15年)のヒットにより再評価の気配もあるが、自身の主演作でも結果を残せたのは大きい。

 『13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi』はミッチェル・ザックオフのノンフィクション小説を基に、2012年リビア、アメリカ領事館襲撃事件の顛末を描くアクション・スリラー。ジェームズ・バッジ・デイルやジョン・クラシンスキー等、実力はあっても「大スター」ではない俳優が起用されているが、実はこれ、あのマイケル・ベイ映画。ビッグバジェット映画しか手掛けられないわけではないことをアピールしたい一作で(それでも製作費は5,000万ドル)、なるほど批評はいつもよりは悪くない。シリアスな部分と気楽に見られる部分の配分が適当で、相変わらず中身がないと斬り捨てた評もあるにはあるが、いつもよりは少なめに抑えられている。興行成績も及第点だろう。決して華々しいスタートというわけではないが、保守派のアクション映画ファンの心を掴んで、まずは堅調な出足となっている。デイルやクラシンスキーにとっても悪くない結果。もちろん賞レース参戦を狙った映画ではない。

 ライオンズゲイトが手掛けたアニメーションが『Norm of the North』。ホッキョクグマのノームがニューヨークで、ある企業のマスコットになることから起きる大騒動が描かれる。ライオンズゲイトは実写映画では次々ヒットを飛ばす新進気鋭のスタジオだが、アニメーションの分野においては批評的にも興行的にも結果を残してきたとは言い難い。今回も芳しい成績とは言えない出足になっている。具体的には批評家向け試写が行われないほどに出来が悪く(アニメーション映画にラジー賞があったら、頂点に輝くだろう)、Box Officeでも覇気のないオープニング成績。人々の記憶に残ることなく劇場から退場することは確実で、アニメーション映画賞レース参戦の可能性は限りなく0.00%に近い。





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