Tammy タミー

タミー Tammy “Tammy”

監督・出演:ベン・ファルコーン

出演:メリッサ・マッカーシー、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツ、
   アリソン・ジャニー、ダン・エイクロイド、ゲイリー・コール、
   マーク・デュプラス、ナット・ファクソン、トニ・コレット、サンドラ・オー、
   サラ・ベイカー、マーク・L・ヤング

評価:★★




 メリッサ・マッカーシーのキャラクターはすっかり定着した。豪快な外見に見合った豪快な立ち居振る舞いで周囲を困惑させながら、実は人一倍純粋で傷つきやすい女。突拍子もない行動は強がりの表れ。伝わる人にはそれが伝わり、いつしか彼女を好きにならずにはいられない…という仕掛け。『タミー Tammy』もそんな一本だ。

 遅刻が続いてファストフード店をクビになる女がマッカーシーの役どころ。帰宅途中で車は故障、家に辿りつけば夫は近所の女と浮気中。何をやってもうまくいかないマッカーシーが自暴自棄になり、当てもないまま飛び出していく。自分探しでもやるのかと思いきや、旅に相棒がつくことでいつものマッカーシー映画とは違う雰囲気あり。

 相棒を演じるのが、アル中の祖母に扮したスーザン・サランドンだ。「テルマ&ルイーズ」(91年)でも意識しているのかと一瞬思ったものの、もちろんそんなことはなく、常識からはみ出したふたりのすっとこどっこいな旅路が分かりやすく笑い飛ばされる。金のあるサランドンと時間のあるマッカーシー、癖のあるふたり、なるほど勝算はあるかもしれない。

 …という期待は裏切られる。案外常識の範囲内で事が進むためだ。マッカーシーの暴走はコント風に味つけされた演出でごまかされ、サランドンの奇妙な価値観もアル中ゆえと片づけられる。モーテル、ダイナー、バー、留置所と次々舞台を移しながら、けれどやることはちょっとしたバカ騒ぎ。二大女優の個性が活かされているとは言い難い。

 とは言え、サランドンでさすがだと思ったことがある。もうすぐ70歳になろうという年齢だと言うのに、未だに「女」を感じさせるのだ。こぼれ落ちる寸前の大きな目は相変わらず、まとう空気が若々しいのが頼もしい。セックス場面が用意されても、納得できてしまうのがサランドンだ。

 マッカーシーは押され気味だ。サランドンに振り回される役柄なので仕方がない部分もあるものの、もっと攻めた笑いでも良いのではないか。「文句ばかり言っていないで、人生を立て直せ」という真っ当なメッセージを吹き飛ばすくらいの爆弾を落としてこそのマッカーシーだろう。終盤、ちょっとイメージを変えて、可愛らしさをアピールしている場合ではない。いや、なかなか良い髪型なんだけどサ。





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