December 11-13 2015, Weekend

◆12月第2週公開映画BUZZ


マネー・ショート 華麗なる大逆転 “The Big Short”
 配給:パラマウント
 監督:アダム・マッケイ
 Budget:$28,000,000
 Weekend Box Office:$705,527(8) Great!
 OSCAR PLANET Score:82.0 BIG WAVE!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚色賞
           主演男優賞:スティーヴ・カレル
           助演男優賞:クリスチャン・ベール
           助演男優賞:ライアン・ゴズリング
           助演男優賞:ブラッド・ピット
           助演女優賞:メリッサ・レオ
           助演女優賞:マリサ・トメイ
           撮影賞、編集賞録音賞音響効果賞作曲賞

白鯨との闘い “In the Heart of the Sea”
 配給:ワーナー・ブラザース
 監督:ロン・ハワード
 Budget:$100,000,000
 Weekend Box Office:$11,053,366(3103)
 OSCAR PLANET Score:48.7
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:クリス・ヘムズワース
           助演男優賞:ブレンダン・グリーソン
           助演男優賞:トム・ホランド
           助演男優賞:キリアン・マーフィ
           助演男優賞:ベン・ウィショー
           撮影賞、編集賞、美術賞衣装デザイン賞視覚効果賞
           録音賞音響効果賞、作曲賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』が登場。ベースになるのはマイケル・ルイスによるノンフィクション小説。2005年ニューヨーク、金融危機を察知した男たちがいかにしてリーマンショックの裏側でウォール街を出し抜いたかを描く。当初2016年の公開が予定されていたが、今年に繰り上げ。どうやらこの変更は自信の表れだったようで、批評家の反応は好意的な見解が圧倒的大多数。挑むのはシリアスで複雑な題材。しかしディテールを徹底的に描き込むことで注意を引き寄せ、かつファニーな要素をふんだんに盛り込むことで、堅苦しいだけの話に終わらせない。実在の人物をモデルにしたいけ好かない者たちを演じるキャストのアンサンブルも実に上等だとか。この反応はゴールデン・グローブ賞やアメリカ映画俳優組合賞への候補という形になって既に表れている。とりわけ好反応を得ているのが脚本とアンサンブル演技。オスカーでは作品賞も含めて、大化けする可能性を秘めているだろう。役者でノミネートチャンスが高いのは主演男優賞のスティーヴ・カレルと助演男優賞のクリスチャン・ベール。今シーズンは助演男優賞の票が広く割れているように見えることを考えると、カレルよりベールの方が候補チャンスは大きいと見るべきだろう。なお、興行成績は限定スタートが採られ、猛烈な出足になっている。今後拡大公開が成功するようなことがあれば、オスカーレース後半戦で急激に存在感を増すことも考えられる。何となく『スティーブ・ジョブズ』と同じコースと辿るように見えなくもないが…。

 『白鯨との闘い』も原作物で、捕鯨船エセックス号を襲った実話をロン・ハワード監督が映画化。原作は名著と名高いハーマン・メルヴィルの「白鯨」の裏側を記したノンフィクション小説となる。1819年、一等航海士オーウェンと21人の仲間たちが白く巨大なマッコウクジラに船を沈められ、漂流生活を送ることに…。こちらは賞レース参戦を狙って公開を一年遅らせたと伝えられているが、批評はまずまずといったところに落ち着いている。ハワードの演出力は手慣れたもので、視覚効果を含む映像の迫力と美しさは一見の価値があるものの、物語がサヴァイヴァル映画以上の広がりを見せることはないとする意見が多い。賞レース狙いというよりは、ヒット狙いの作りの模様。クリス・ヘムズワースは大減量して役柄に挑んだとのことだが、この評価では初の演技賞レース参戦は厳しいだろう。ただし、視覚効果賞や録音賞、音響効果賞等で認められる可能性はあるかもしれない。問題は興行成績。巨額の製作費がかけられながら、それに見合った週末成績には程遠い。ハワードとヘムズワースが組むのは「ラッシュ プライドと友情」(13年)に続いて二度目だが、連続して興行的成果を上げられなかった。前回はF1映画、今回は海洋時代映画と興行受けし難い題材とは言え、厳しい結果と言える。ただし、ハワードは今後「ロバート・ラングトン」シリーズ第3弾が、ヘムズワースは「ソー」シリーズ第3弾が控えていて、両者共にスターパワーを急激に低下させることはないと思われる。





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