恋人まで1%

恋人まで1% “That Awkward Moment”

監督:トム・ゴーミカン

出演:ザック・エフロン、マイルズ・テラー、マイケル・B・ジョーダン、
   イモジェン・プーツ、マッケンジー・デイヴィス、ジェシカ・ルーカス、
   アディソン・ティムリン、ジョシュ・パイス、エヴリナ・チューレン

評価:★★




 『恋人まで1%』という邦題はリリー・コリンズ映画かと早とちりしてしまいそうだけれど、これは昨今流行り(?)の下ネタで味つけしたロマンティック・コメディだ。ただし、主人公は三人の男ども。品良くまとめられるはずもなく、身も蓋もない直接的で下品な言葉のラリーが続く。現実もこんなものか。どっちでも良いか。

 それにしてもよく喋る男たちだ。クリント・イーストウッドが目撃したらショックで死んでしまうかもしれない弾丸トーク。三人の内の誰かが聞き役になるなんて配慮はないまま、三人が俺が主役だと喋りっぱなし。言葉の八割は下ネタなのに、何得意気になっているんだか。

 …とつい辛辣になってしまうのは、三人が立てる独身の誓いとやらがくだらないからだ。女とは身体だけの気楽な関係がいちばんだ、と独り身であることを楽しむ三人。…のはずなのに、誓いはアッという間に破られ、それぞれ本気の恋に落ちる。それを友達に隠してこそこそする姿が情けないの何の。もちろん可笑しくもない。

 愛しい女の父親が急逝した際、ある男は葬儀に出るのを躊躇う。面識がある上、女からわざわざ連絡があったのに、だ。理由は「葬儀に出てしまっては公認の仲になってしまう、それは嫌だ」だとさ。女は必要とされたら寄り添うのが人と人の関係だと諭すけれど、あぁ、そんなこと、この三人以外の誰でも知ってるっちゅーの。器の小ささを武器に物語を進めないでくれ。

 気の毒だったのはニューヨークだ。ニューヨークがニューヨークに見えないのだ。子ども…と言うかガキのママゴトの背景として助演をキメるニューヨークは、大抵の場合、何と言うことのない街角や路地裏ですら画になる。なのにここでは、まるで作り物の世界として、ただ後ろにいるのみだ。「夢を現実にできる街」なんて形容が白々しい。同じ空の下、ウッディ・アレンが住んでいるだなんて、信じられない。

 主人公を演じるザック・エフロンたちが三十路手前という設定に軽く動揺する。エフロンなんて、ついこの前まで高校で歌い踊っていたじゃないの。あぁ、確実に年月は流れている。ちなみにエフロンで偉かったのは、全裸で便器に股間を押し付けた状態で、腕立て伏せのポーズをキメるショットだ。何のことかさっぱり分からないか。まあいい。分からなくても困らない。男は「元気」なままだと小便するのにも困るというだけのことだ。





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