メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮

メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮 “Maze Runner: The Scorch Trials”

監督:ウェス・ボール
ゲーム バイオハザード ピアノ ビオラ バイオリン オーケストラ
出演:ディラン・オブライエン、カヤ・スコデラーリオ、キー・ホン・リー、
   トーマス・サングスター、ローサ・サラザール、デクスター・ダーデン、
   アレクサンダー・フローレス、ジェイコブ・ロフランド、エイダン・ギレン、
   ジャンカルロ・エスポジート、パトリシア・クラークソン、
   バリー・ペッパー、リリ・テイラー、テリー・デイル・パークス
布団 座布団 湯呑み テーブル 椅子 キッチン ガスコンロ 給湯器 シンク 雑巾
評価:★★




 巨大蜘蛛が棲む巨大迷路から見事脱出した少年たちが走る。とにかく走る。ひたすら走る。一作目(14年)ではディラン・オブライエンの走りが目立っていたものの、今回は他の少年たちも懸命に走る。「ハンガー・ゲーム」(12年)や「ダイバージェント」(14年)のように、やっぱりか巨大権力が彼らの前に立ちはだかる。無力な彼らは逃げるしかない。おそらく死んでいく者たちは足が遅いのだ。あら、残念。

 『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』には不条理の匂いは全くない。権力の正体が明らかになったため、そして新たな舞台として用意される砂漠と廃墟には謎らしい謎がなく、そればかりかトラップと呼べるものもないためだ。つまり追いかけっこがひたすら続く。

 尤も、蜘蛛に代わるバケモノは用意される。ゾンビだ。この世界では何かのウイルスが蔓延しているのか、多くの人々がゾンビと化していて、生きている物を喰らうべく闊歩している。付きまとう既視感。…とふと思い至る。「バイオハザード」(02年)シリーズだ。そう言えば、「バイオハザード」のヒロインは記憶を失っていた。二作目(04年)以降は外の世界で大暴れしている。

 そう、この世界観にもはやオリジナリティはない。一作目では、動く壁に囲まれた土地に記憶をなくした状態で送り込まれるという設定に新味が感じられたものの、そこを抜け出してしまった少年たちは、行きたいところに自由に行くことができ、隠れたいときに自由に隠れることができ、自分の運命もある程度はコントロールできる。枷を外された少年たちは、行動範囲に限りがない世界の中で個性を失ってしまった。

 まあ、個性なんて言っても、ガキの集まりだ。どのガキも似たり寄ったりの行動しかしない。ガキなんて言葉は不適切にも思えるけれど、そう言いたくなる幼さに支配されていることは間違いない。オブライエンらの演技力云々ではなく、彼らを動かす人々がゲーム的側面を強調するのが原因だ。仲間との連帯感と仄かなロマンス。その匂いが小便臭い。

 だから大人の役者が出てきたのにはホッとした。どっこい生きていたパトリシア・クラークソンの再登場。リリー・テイラーの唐突な登場と退場。彼らが出てくると画面が引き締まる…とまでは言わないけれど、ようやく物語が動き出す感じがするのだ。まあ、どちらもこの世界に不釣り合いの人には違いない。いやしかし、テイラーなんて、どうして担ぎ出されたんだろ。





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