エクリプス トワイライト・サーガ

エクリプス トワイライト・サーガ “The Twilight Saga: Eclipse”

監督:デヴィッド・スレイド

出演:クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン、
   テイラー・ロートナー、アシュリー・グリーン、ジャクソン・ラスボーン、
   ニッキー・リード、ケラン・ラッツ、ピーター・ファシネリ、
   エリザベス・リーサー、ダコタ・ファニング、キャメロン・ブライト、
   ダニエル・クドモア、ブライス・ダラス・ハワード、
   ジョデル・フェルランド、ビリー・バーク、ハヴィエル・サミュエル、
   チャーリー・ビューリー、アンナ・ケンドリック

評価:★★




 前二作で大いに笑わせてくれた「トワイライト」シリーズ。第3弾となる『エクリプス トワイライト・サーガ』でも期待を裏切ることはなかった。すなわち、腹を抱えて笑ってしまうことを強いる場面がてんこ盛りなのだ。作り手は笑いを取ろうとなんてこれっぽっちも思っていないのだけど、あまりに分かりやすい乙女心のくすぐりが、辛抱たまらないツボをビシバシ刺激する。

 オープニングから素晴らしい。お花畑で横になって愛を語るヴェラとエドワード。陽の光がさんさんと降り注ぐ中(ヴァンパイアなのに!)、横になったふたりが、結婚話を絡めたいちゃこき話を延々と続けるのだ。多分5分ぐらいは続いたと思う。恋するふたりだから愛をどれだけ語っても飽きない。今がいちばん幸せ。そのままセックスに雪崩れ込まないのが本当に不思議だ。…と次の瞬間、ヴェラは門限があると言い出すではないか。その時刻、なんと16時!幼稚園児か!

 ジェイコブを絡めた三角関係の描写でも笑いは忘れられていない。前作に続いてヴェラが「ケンカをやめて」と河合奈保子風に訴えるセリフも相変わらず相当可笑しいものの、そんなのとは比べものにならない強烈エピソードが用意されている。敵から逃れるため、夜の雪山に逃げ込んだヴェラは、あまりに標高が高くて寒さに耐えられずにいる。好き同士なんだからエドワードとくっついて人肌で温め合えばイイじゃないかと思うのだけれど、エドワードはヴァンパイアのため体温が低過ぎてヴェラを温められないのだ。そこに現れるのが人狼ジェイコブで、なんとエドワードの目の前で半裸になってヴェラを温めることになる。いやー、なんて楽しい三角関係。この場面のジェイコブは美味しい役回りのようにも思えるけれど、よくよく考えてみると、半裸の自分に好きな女がくっついているのにそれ以上のことができないというのは、かなり辛いことだと思われる。絶対「ジェイコブ自身」は反応しているだろうし。思春期のクライマックスだし!

 突っ込み所はたっぷりの展開(突っ込まなくちゃ真面目に観てられないとも言う)ながら、笑いつつも退屈する場面が多かった。恋愛絡みのエピソードを並べる、ただそれだけで話が進んでいくので、画面にメリハリが付かず、恋愛話がまどろっこしく感じられる。恋の中心が人間とヴァンパイア、はたまた恋敵が人狼であるために生じる歪みを過剰に意識し過ぎるがゆえに、かえってロマンティックに浸れない。いや、ジェイコブは頑張るんだけど。最近の映画じゃ珍しいほど強引に頑張るんだけど。絶対に報われないのに必死に身体張って頑張るんだけど。テイラー・ロートナー、なんか好きだわー。どれだけ冷静に見てもロバート・パティンソンより、イイ。

 いちばんの見せ場は、悪玉ヴァンパイアを善玉ヴァンパイアと人狼の連合チームが迎え撃つ場面だ。このときのお祭り騒ぎのようなバトルは、デッカイ狼たちの動きがダイナミックで見応えがある。ジェイコブがジェイコブのまま奮闘しないのは残念だけれど、狼も可愛いから、まあいいじゃないのと寛容な気分。もっと長くても良かったのに、結構あっさり終わってしまったのが残念だ。せっかくキャラクターは揃っているのだから、映画全体にバトルを散らす方法は採れなかったのだろうか。デヴィッド・スレイドは「30デイズ・ナイト」(07年)を手掛けた監督だ。もっとアクションにこだわる人だと思っていたのだけど…。





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