October 30-1 2015, Weekend

◆10月第5週公開映画BUZZ


“Our Brand Is Crisis”
 配給:ワーナー・ブラザース
 監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
 Budget:$28,000,000
 Weekend Box Office:$3,238,433(2202) zzz...
 OSCAR PLANET Score:46.5
 Golden Globe Potential:主演女優賞:サンドラ・ブロック
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:サンドラ・ブロック
           助演男優賞:ビリー・ボブ・ソーントン

“Burnt”
 配給:ワインスタイン・カンパニー
 監督:ジョン・ウェルズ
 Budget:$20,000,000
 Weekend Box Office:$5,002,521(3003) zzz...
 OSCAR PLANET Score:37.1
 Golden Globe Potential:主演男優賞:ブラッドリー・クーパー
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ブラッドリー・クーパー

“Scouts Guide to the Zombie Apocalypse”
 配給:パラマウント
 監督:クリストファー・ランドン
 Budget:$15,000,000
 Weekend Box Office:$1,841,007(1509) zzz...
 OSCAR PLANET Score:36.5
 Oscar Potential:メイキャップ&ヘアスタイリング賞、視覚効果賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 『Our Brand Is Crisis』は同名のドキュメンタリー映画(05年)を基にした作品。2002年のボリヴィア選挙、とある陣営のキャンペーンに実績あるアメリカ人コンサルタントが雇われ、独特の選挙戦を展開するのだが…。当初主演はジョージ・クルーニーの予定だったが、サンドラ・ブロックが興味を示したことで主人公が男性から女性に変更になった。…という話題以上のものが見当たらない一品のようで、プレミア上映されたトロント映画祭での反応同様、批評家の反応は冷たい。時折愉快な場面はあり、才能ある俳優たちを眺める楽しみもなくはないが、政治という堅苦しい分野の題材から身を乗り出してしまうような魅力を引き出すことに失敗しているという意見が圧倒的大多数。当初は賞レースのサプライズコンテンダーになることも期待されていたが、この評価では出番はない(あるとするなら、スター大好きのゴールデン・グローブ賞がブロックを主演女優賞候補に選ぶかもしれない。ブロックはスター女優ゆえ、ラジー賞への警戒も必要だろう)。それならばせめて興行成績で挽回したいというのが配給会社の本音だろうが、オスカー受賞以来、主演映画は全てメガヒットというブロックのスターパワーを持ってしても観客に全くアピールせず、大撃沈の週末成績に終わっている。323万ドルという数字は「恋する泥棒」(96年)を下回り、ブロック主演の拡大公開作史上最低の記録。ブロックにはほろ苦い秋と言える。もちろんたった一作の失敗でスターの座から転落するような柔な女優ではないが…。

 ブラッドリー・クーパー主演の『Burnt』も期待された評価を得ることができず。ドラッグと高飛車な態度が原因でキャリアを台無しにしたシェフが復活を目指して奮闘する物語。プロモーションがなかなか始まらず、配給のワインスタイン・カンパニーが出来に頭を抱えているのではないかと危惧する声が出ていたが、それがズバリ的中、批評には手厳しい言葉が溢れている。料理の世界を舞台にしているだけに美味しそうな画はあるものの、人間の描き方は薄味で、意外性も皆無。誇張されたエピソードの羅列は感動ではなく白けた空気を創り出しているという。クーパーに対する言及も見当たらない。そしてそれは観客の意見も同じようで、週末3日間成績は僅か500万ドルに留まった。3年連続オスカー候補という快挙を成し遂げたクーパーは4年連続を目指しているが、夏公開作『Aurora』に続いて大コケ、さっさと諦めるのが賢明だろう(ただしクーパーは、『Joy』により助演男優賞候補に挙がる可能性を残している)。なお、配役が発表されていたジェイミー・ドーナンは出演場面を全てカットされたとのこと。かえってラッキーだったかもしれない。

 『Scouts Guide to the Zombie Apocalypse』はボーイスカウトの三人がキャンプ最終日に襲い掛かるゾンビたちに立ち向かいながら、その友情を再確認する様を描くコメディ・ホラー。あからさまにハロウィンに狙いを定めた封切りだが、批評家も観客もその仕上がりに素っ気ない反応を返している。いくつか用意された捻り以外に観るべきところのないファミリー映画で、これならば既存の秀作を観返した方が良いとの声が多い。主演のタイ・シェリダンはシリアスな話題作の続く注目子役だが、ここに来てのティーンムービー出演は失敗に終わってしまった。今後は大人の俳優への脱皮を目指したキャリアを選んだほうが良いかもしれない。なお、興行成績もトップ10にすら入れない大惨敗、賞レースを目指した映画でもない。





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