October 23-25 2015, Weekend

◆10月第4週公開映画BUZZ


“Suffragette”
 配給:フォーカス・フィーチャーズ
 監督:サラ・ガヴロン
 Budget:$14,000,000
 Weekend Box Office:$76,224(4) Good!
 OSCAR PLANET Score:69.7
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:キャリー・マリガン
           助演女優賞:ヘレナ・ボナム=カーター
           助演女優賞:アンヌ=マリー・ダフ
           助演女優賞:メリル・ストリープ
           撮影賞、美術賞衣装デザイン賞
           メイキャップ&ヘアスタイリング賞、作曲賞

“The Last Witch Hunter”
 配給:サミット・エンターテイメント
 監督:ブレイク・アイズナー
 Budget:$90,000,000
 Weekend Box Office:$10,812,861(3082) zzz...
 OSCAR PLANET Score:29.7 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:ヴィン・ディーゼル
           助演男優賞:マイケル・ケイン
           助演男優賞:イライジャ・ウッド
           助演女優賞:ローズ・レスリー

“Rock the Kasbah”
 配給:オープンロード・フィルムズ
 監督:バリー・レヴィンソン
 Budget:$15,000,000
 Weekend Box Office:$1,470,592(2012) zzz...
 OSCAR PLANET Score:23.8 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:ビル・マーレイ
           助演男優賞:ダニー・マクブライド
           助演男優賞:ブルース・ウィリス
           助演女優賞:ゾーイ・デシャネル
           助演女優賞:ケイト・ハドソン

“Paranormal Activity: The Ghost Dimension”
 配給:パラマウント
 監督:グレゴリー・プロトキン
 Budget:$10,000,000
 Weekend Box Office:$8,070,493(1656)
 OSCAR PLANET Score:26.9 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞

“Jem and the Holograms”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:ジョン・M・チュウ
 Budget:$5,000,000
 Weekend Box Office:$1,375,320(2413) zzz...
 OSCAR PLANET Score:32.2 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演女優賞:オーブリー・ピープルズ

“I Smile Back”
 配給:ブロード・グリーン
 監督:アダム・サルキー
 Budget:-
 Weekend Box Office:$16,036(2)
 OSCAR PLANET Score:53.4
 Oscar Potential:主演女優賞:サラ・シルヴァーマン


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 実力ある女優陣が集まった『Suffragette』が登場。20世紀初頭の英国を舞台に、婦人参政権の獲得を目指して戦った女性活動家たちを描く物語で、女性の権利を訴える風潮がますます高まっている昨今、非常にタイムリーな題材と言えるが、批評家の反応はテーマの重要性を認めたものを中心となっている。歴史的に極めて重要な出来事を、誠実さと厳しさを忘れずに持って見つめる視線が貫かれた作りで、それを乗り越えていく女性たちの姿を今という時代に重ねてエールを贈る作りが好印象。主演女優キャリー・マリガンを中心に女優たちも心と熱のこもった演技だという。ただし、作品への向き合い方を褒めても、質そのものに疑問を呈した評は意外なほど多く、演出がメロドラマ調であること、事実に寄り掛かるばかりで映画表現が面白くないこと等、欠点は少なくない模様。この結果を受けて、当初盛り上がっていた作品賞や監督賞のBUZZは急激に低下中。演技賞の可能性も主演女優賞を狙うマリガンに限られ、しかも候補に挙がるか挙がらないかギリギリラインの攻防ではないかとの見方が多くなっている。美術賞や衣装デザイン賞でも苦戦を強いられるかもしれない。少なくとも賞レースの主役になる作品でないことは確かだろう。なお、都市群のみで始まった公開は悪くもないが飛び抜けて良くもなくといった週末成績で、評価の伸び悩みを補って賞レース参戦を狙うには厳しい船出と言えるかもしれない。

 娯楽作で最も期待されたのは『The Last Witch Hunter』。ニューヨークの征服を目論む魔女たちと、それを迎え撃つ魔女ハンターの戦いが描かれる。製作会社が出来を気に入り、公開前から続編製作にゴーサインを出したと言われているが、それを俄かには信じ難い酷評が並んでいる。描かれる世界観が退屈かつ混乱の様相を呈していて、ヴィン・ディーゼルのチャームが活かされない暗く陰気なムードが作品を支配。ファンタジーやホラーのファン以外にはアピールしないだろうというのが批評家の意見。週末興行成績も製作費に見合ったものとは到底言えず、むしろ撃沈と言うのが相応しい。本当に続編があるのか大いに疑わしい。ハロウィンシーズンに狙いを定め、あわよくば定期的に封切ろうという戦略が見えるが、軌道修正を余儀なくされるはず。ディーゼルは「ワイルド・スピード」(01年)シリーズ以外で結果を残せていないのが気がかりなところ。なお、ラジー賞での健闘は大いに期待して良いと思われる。

 しかし、批評家の落胆は『The Last Witch Hunter』よりも『Rock the Kasbah』の方で目立つ。ビル・マーレイが演じるのは落ち目の音楽プロデューサー。担当アーティストと一緒に訪れた慰問先のアフガニスタンで置き去りにされ、そこで美しい声を持つ少女と出会い…というストーリー。所謂負け犬の逆転劇を描いた物語で、マーレイは主人公に適役に見えるのだが、彼の魅力が一向に見えてこないドタバタ劇に終わっているとのこと。作品を覆う鬱陶しい空気がライトなキャラクターの輝きを完全に吹き消しているとする指摘が多いか。もしかするとオスカーは無理でもゴールデン・グローブ賞で候補入りするのではないかと囁かれていたが、これではさすがに厳しいだろう。興行成績もお話にならない悲劇的な数字が報告されている。

 まだまだ続くよ『Paranormal Activity: The Ghost Dimension』は完結編と謳われるモンキュメンタリー・ホラー。父と母、そして娘からなる家族が引っ越した先で恐怖に直面する様が描かれる。批評家向け試写をパスして封切られたことからも分かるように、出来は芳しくない模様。これまでの謎が解決すると言われているが、シリーズを見守ってきたファン向けに作られた間口の狭い作りで、恐怖もこれまでと同じことの繰り返し。モキュメンタリースタイルも、もはや新味はないという。週末成績は一作目(07年)を除けば、過去最低の出足。興行的に結果を残せないとなると、いよいよシリーズは終了か。完結というより打ち切りと言うのが正しいように思える。それならばラジー賞を狙って散っていきたいところだが…。





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