August 21-23 2015, Weekend

◆8月第3週公開映画BUZZ


“Grandma”
 配給:ソニー・ピクチャーズ・クラシックス
 監督:ポール・ウェイツ
 Budget:$600,000
 Weekend Box Office:$115,540(4) Great!
 OSCAR PLANET Score:82.4 BIG WAVE!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:リリー・トムリン
           助演男優賞:サム・エリオット
           助演女優賞:ジュリア・ガーナー

“American Ultra”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:ニマ・ヌリザデ
 Budget:$12,000,000
 Weekend Box Office:$5,454,284(2778) zzz...
 OSCAR PLANET Score:51.4
 Golden Globe Potential:主演男優賞:ジェシー・アイゼンバーグ
                主演女優賞:クリステン・スチュワート

“Hitman: Agent 47”
 配給:20世紀フォックス
 監督:アレクサンダー・バッハ
 Budget:$35,000,000
 Weekend Box Office:$8,326,530(3261) zzz...
 OSCAR PLANET Score:25.1 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ルパート・フレンド
           助演女優賞:ハンナ・ウェア

“Sinister 2”
 配給:グラマーシー
 監督:シアラン・フォイ
 Budget:$10,000,000
 Weekend Box Office:$10,542,116(2766)
 OSCAR PLANET Score:27.1 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:シャニン・ソサモン

マイ・ファニー・レディ “She's Funny That Way”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:ピーター・ボグダノヴィッチ
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:38.9
 Razzie Potential:主演男優賞:オーウェン・ウィルソン
           主演女優賞:イモジェン・プーツ
           助演女優賞:ジェニファー・アニストン

“Some Kind of Beautiful”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:トム・ヴォーン
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:10.6 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ピアース・ブロスナン
           主演女優賞:サルマ・ハエック
           助演女優賞:ジェシカ・アルバ

しあわせへのまわり道 “Learning to Drive”
 配給:ブロード・グリーン
 監督:イザベル・コイシェ
 Budget:-
 Weekend Box Office:$66,015(4) Good!
 OSCAR PLANET Score:58.7
 Oscar Potential:主演女優賞:パトリシア・クラークソン
           助演男優賞:ベン・キングスレー

“Digging for Fire”
 配給:オーチャード
 監督:ジョー・スワンバーグ
 Budget:-
 Weekend Box Office:$25,000(3)
 OSCAR PLANET Score:65.9
 Golden Globe Potential:主演男優賞:ジェイク・ジョンソン
           主演女優賞:ローズマリー・デウィット
           助演男優賞:オーランド・ブルーム


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 サンダンス、トライベッカ、そしてロサンゼルス等各映画祭で話題を呼んでいたインディーズ映画『Grandma』が封切りへ。リリー・トムリン演じるレズビアンの詩人が長年のパートナーを失って間もなく、中絶費用を出して欲しいと言う孫娘と一緒に旅をする様を描くコメディ・ドラマ。作品の欠点を指摘する批評が多いにも関わらず肯定派が圧倒的優勢。これはトムリンの才能がいかんなく発揮されているためで、ユーモアを滲ませながら締めるところはビシッと締めるとトムリンの唯一無二の演技力を湛える賛辞が大量に溢れ出ている。ポール・ウェイツによる共感を集めやすい物語と語り口もトムリンの演技の魅力を最大限引き出しているとのこと。トムリンは主演女優賞の有力コンテンダーと言えるだろう。もし候補に挙がれば、実に39年ぶり二度目のノミネートになるが、彼女がそれに値する才能の持ち主であることは疑いようのないところ。トムリンのBUZZが盛り上がれば、脚本賞でも健闘を見せるかもしれない。なお、興行的にも文句のつけようのない出足を見せている。

 『American Ultra』はジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートの再共演作。田舎で恋人とマリファナ三昧の自堕落な暮らしを送る青年が殺しのターゲットになる話。実は政府によって訓練された殺し屋というのが青年の正体。記憶を失っているという設定もあり、「ジェイソン・ボーン」シリーズとの比較がなされているが、その評価は「ジェイソン・ボーン」シリーズに遠く及ばないというのが批評家一致の意見。興味深いアイデアが投入された話だが、そこから最大限の面白さが引き出されているとは言い難いという。若手ふたりに対する言及もほとんどない。興行的にも惨敗であり(ただし低予算ゆえ壊滅的結果ではない)、話題になることなく劇場から姿を消すことになると思われる。

 『Hitman: Agent 47』はTVゲームを原作にしたアクション物。2007年にティモシー・オリファント主演で映画化されたばかりだが、早くもリブート。近年のヒーロー映画ブームが関係しているのかもしれない。今回主役を務めるのはルパート・フレンド。急逝したポール・ウォーカーの代役になる。スキンヘッドのエージェント47が若い女と一緒に彼女の父親探しを手伝うことになったことから起きる出来事が描かれる…という内容に興味を示した批評家は皆無で、暴力的であってもアクションの快感に乏しい画に対する苦言が溢れている。興行的にも地味な印象は拭えない。アメコミ映画はヒットすれば主演俳優が一気に大スターへと駆け上がるが、近年TVシリーズ「HOMELAND」で存在感を発揮するフレンドが、大きなスターパワーを手にすることはないだろう。賞レース参戦を狙った映画ではないが、ラジー賞は狙えるかもしれない。

 イーサン・ホーク主演の2012年映画「フッテージ」の続編となるのが『Sinister 2』(ホークは再演せず)。田舎に越してきた若い母と双子の息子が恐怖に巻き込まれる。一定のファンがついていたオリジナルと較べると、恐怖を感じられる場面は目に見えて少なくなり、語り口も支離滅裂でしかないと批評家は手厳しい。ホラー好きの目を引いたようで(ホラーとして)興行的にはまずまずのオープニング売り上げだが、次週以降は急激な落ち込みは避けられないだろう。ラジー賞に絡むのも難しいと思われる。

 『マイ・ファニー・レディ』はヴェテラン監督ピーター・ボグダノヴィッチが13年ぶりに手掛ける喜劇。ニューヨークのブロードウェイを舞台に、妻を主演に迎えた新作が控える舞台演出家がコールガールと寝てしまったことから起きる大騒動。ボグダノヴィッチの帰還は歓迎されているとは言い難く、スクリューボール・コメディを狙った演出が滑っているとの批評が大半。笑いもドラマも弾けず、豪華キャストの無駄遣いが嘆かれている。賞レース参戦はもちろんない。





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