July 31-2 2015, Weekend

◆7月第5週公開映画BUZZ


“The End of the Tour”
 配給:A24
 監督:ジェームズ・ポンソルト
 Budget:-
 Weekend Box Office:$123,238(4) Great!
 OSCAR PLANET Score:88.1 BIG WAVE!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:ジェイソン・シーゲル
           助演男優賞:ジェイク・ギレンホール
           編集賞、作曲賞


ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション “Mission: Impossible Rogue Nation”
 配給:パラマウント
 監督:クリストファー・マックァリー
 Budget:$150,000,000
 Weekend Box Office:$55,520,089(3956) Great!
 OSCAR PLANET Score:83.8 BIG WAVE!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:トム・クルーズ
           撮影賞、編集賞、視覚効果賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

“Vacation”
 配給:ニューライン・シネマ
 監督:ジョン・フランシス・デイリー、ジョナサン・ゴールドスタイン
 Budget:$31,000,000
 Weekend Box Office:$14,681,108(3411)
 OSCAR PLANET Score:32.0 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:エド・ヘルムズ
           主演女優賞:クリスティーナ・アップルゲイト
           助演男優賞:クリス・ヘムズワース


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 今年のサンダンス映画祭で話題を呼んだ小品が、想像以上の激賞によって迎えられている。『The End of the Tour』がその作品。Rolling Stone誌のライター、デヴィッド・リプスキーが著名な小説家デヴィッド・フォスター・ウォレスに密着取材を敢行、その5日間の道中が描かれる。批評家によると、我々人間という生き物の心の宇宙を解き明かす優れた観察眼に裏打ちされた物語が、滑らかな語り口と優れた演技によってより心に訴えるものになり、さらにはそれが実在した類稀なる才能への賛辞に美しく繋がっていくとのこと。とりわけウォレスを演じたジェイソン・シーゲルのパフォーマンスは胸に残るもので、その胸の内に起こる感情の衝突を実に的確に捉えているという。シーゲルにとってはキャリアを変える、極めて重要な一作になるだろう。当然賞レース参戦の期待は高まり、主演男優賞(シーゲル。或いは助演男優賞プッシュになる可能性あり)、脚色賞が特に有力視される。もしかしたら作品賞候補も狙えるかもしれない。なお、本作はリプスキー本人の著作を基にしているが、Rolling Stone誌の評価はというと、★★★★を最高にしたレヴューの中で★★★半となっている(批評したのは人気評論家のピーター・トラヴァース。契約問題でトラブル中)。限定公開とは言え、興行的にも好スタートを切っているのも心強い。

 拡大公開作では、終了が見えない人気シリーズの第5弾『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』がサマーシーズン後半の目玉作品として登場。IMFが無国籍スパイ組織シンジケートに台頭により解体の危機にある中、イーサン・ハントと仲間たちによる世界を救うミッションが描かれる。第四作(11年)がシリーズ最高傑作と絶賛されたのが記憶に新しいが、今回はそれと同等か、それ以上の傑作との賛辞が飛び出している。次から次へと繰り出されるアクションと魅惑的な物語が美しく絡まる様は、単なる娯楽作の域を超えて芸術性すら感じるとの声が大きく、その中心でキラキラと輝いているのが大スター、トム・クルーズとのこと。自ら率先して危険なスタントに挑む姿勢もさることながら、笑うだけで星が飛び散る唯一無二のスター性は認めざるを得ないとの声が途切れない。結局、彼以上にスターらしいスターは今のハリウッドにはいないと言えるだろう。もちろんこの安定性はちょっとやそっとのことでは揺らぐとは思えず、当分は安泰のキャリアだと思われる(と言っても、サイエントロジー絡みで数年前は危機的な状況になったが。そして、それが再び繰り返される可能性は小さくないようにも見えるが)。なお、興行的にも期待に応える実に頼もしいスタート。既にクルーズ自身が来夏より第6弾の撮影が始まると明言している。これまでの傾向を考えればオスカーレース参戦は難しいだろうが、全く問題なし。

 コメディ『Vacation』はある家族の大陸横断のロードトリップを描くコメディ。1984年映画「ホリデーロード4000キロ」のリメイクだが、そこには確かにあった愛敬も機知もハートも全て忘れてしまった内容だと、批評家は手厳しい。ノスタルジーだけに頼った安易な再生産との意見で一致したこの作品には、実はクリス・ヘムズワースも出演していて、トレーラーが公開されるや否や、大きなアレを強調したポーズをキメたショットが話題を呼んでいた。奥さん、彼目当てで劇場に駆けつけるのは危険なのかもしれない(と言うか、日本劇場公開の匂いを全く感じない)。公開館数に表れた配給会社の期待に応えたオープニング成績でもない。ラジー賞への警戒が必要だろう(ヘムズワースは大スターゆえに槍玉に挙げられる危険が高いか)。





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