エンドクレジット

 映画のエンドクレジットは長い。流れ始めると同時に席に立つ人も多くて、それを真剣に怒っている映画ファンもいるだろうけれど、立つことで周りに迷惑をかけるのはもちろん問題外として、個人的にはあんまり気にならない方だ。最後まで観るも観ないもその人の自由。立つ人がいるのも映画館ならでは。

 でも、エンドクレジットって結構面白いのになぁ。知ってる名前を見つける度に嬉しい気分になるのは、おめでた過ぎるか。

 さて、エンドクレジットでちょいと気になるのはアシスタントの存在である。ビッグスターになると必ずと言って良いほど、アシスタントがついていて、彼らの名前もちゃんとクレジットに入っているのだ。例えばスティーヴン・フリアーズ監督の『わたしの可愛い人 シェリ』(09年)ではミシェル・ファイファーとキャシー・ベイツにアシスタントクレジットがあった。確か「Assistant to Mrs. Michelle Pfeiffer」「Assistant to Mrs. Kathy Bates」とあったと思う。場合によっては「Assistant to Mrs. Pfeiffer」「Assistant to Mrs. Bates」とクレジットされることもある。ビッグスターだもの、そりゃアシスタントがサポートしないとね。

 …とここで気がつくのは、『わたしの可愛い人』の主人公はファイファーとルパート・フレンドだということだ。しかし、フレンドにはアシスタントのクレジットがなかった。フレンドより小さな役のベイツにはちゃんとアシスタントがついているのに。そうなのだ。まだキャリアの浅いスターにはいくら主人公でもアシスタントクレジットがつかないことがあって、アシスタントがいなかったことに気づく度に、「アンタはスターとしてはまだまだだね。アシスタントがつくように頑張りなよ」という上から目線の想いが湧き上がってくる。僕はスターはスターとして扱われて良いと思っている人間なので、アシスタントがいることで、そりゃそうでしょうと、それだけで気分が上がるのだ。ビッグスターを大画面で拝めたという妙なハイテンションになる。たとえ映画がつまらなくても、だ。

 ちなみに…かつてはアシスタントクレジットがあったのに、役柄がどんどん小さくなって、遂にそれが消えてしまうという逆パターンもある。実に寂しく厳しい現実だ。でもまたそれも映画界。また浮上できると良いねともの哀しく思いながら、映画館を後にすることになるのだった。





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