July 3-5 2015, Weekend

◆7月第1週公開映画BUZZ


ターミネーター:新起動(ジェニシス) “Terminator Genisys”
 配給:パラマウント
 監督:アラン・テイラー
 Budget:$170,000,000
 Weekend Box Office:$27,018,486(3758)
 OSCAR PLANET Score:38.1
 Oscar Potential:撮影賞、美術賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞、録音賞、音響効果賞
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:アーノルド・シュワルツェネッガー
           主演女優賞:エミリア・クラーク
           助演男優賞:ジェイソン・クラーク
           助演男優賞:ジェイ・コートニー

“Magic Mike XXL”
 配給:ワーナー・ブラザース
 監督:グレッグ・ジェイコブズ
 Budget:$14,800,000
 Weekend Box Office:$12,857,184(3355)
 OSCAR PLANET Score:61.0
 Golden Globe Potential:主演男優賞:チャニング・テイタム
                助演男優賞:ジョー・マンガニエロ

“Jackie & Ryan”
 配給:エンターテイメント・ワン
 監督:アミ・カナーン・マン
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:57.3
 Oscar Potential:主演男優賞:ベン・バーンズ
           主演女優賞:キャサリン・ハイグル

“Zarafa”
 配給:GKids
 監督:レミ・ブザンソン、ジャン=クリストフ・リー
 Budget:
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:78.6
 Oscar Potential:アニメーション映画賞

“Amy”
 配給:A24
 監督:アシフ・カパディア
 Budget:-
 Weekend Box Office:$222,500(6) Great!
 OSCAR PLANET Score:91.0 BIG WAVE!
 Oscar Potential:ドキュメンタリー映画賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 独立記念日の週末のBox Officeは、サマーシーズンの中でもメモリアルデイの週末と並ぶ重要なそれになる。当然ハリウッドが自信を持って送り出す大作が封切られるの常。今年は『ターミネーター:新起動/ジェニシス』と『Magic Mike XXL』という続編2本がその栄誉を受けたが…。結果から言うと、どちらもハリウッドの期待に応えられたかというと、疑わしい。

 『ターミネーター:新起動/ジェニシス』はシリーズ第5作にあたる。未来のリーダー、ジョン・コナーの母サラ・コーナーの抹殺計画をめぐる人類の戦いが描かれる。ターミネーター、T-800役としてアーノルド・シュワルツェネッガーが復帰するのが話題を呼び、シリーズが新しい息吹を獲得するのではないかと大いに注目されていた。…が、批評家の反応は手厳しい。ヴィジュアルが生み出すスリルはともかく、テーマが深味に欠け、混乱した構成を整理し切れていないのが大いに問題。何を見せたいのか焦点が合わない演出にも苦言が飛んでいる。シリーズの生みの親であるジェームズ・キャメロンが、本作こそが真のシリーズ第3弾だと絶賛したというニュースが駆け巡ったのを皮切りに、予想以上の仕上がりを期待する声が出ていたが、どうやらBUZZは急速に萎むことになるだろう。シリーズ全五作中最低と言って良いこの評価は、当然興行的な苦戦に繋がる。首位獲りに失敗したばかりか、予測を大きく下回る失望色強い出足になった。アメリカ国内だけでの製作費回収は極めて難しい。本作は新三部作の一作目とも言われているが、この結果を見る限り第2作(シリーズ第6弾)の製作はすんなり行かないのではないか。賞レースでも目に留められるとは考え難く、最も可能性が高いはずの視覚効果賞でも後退したと見て良い。ラジー賞への警戒も必要になる。

 『Magic Mike XXL』はサプライズヒットを記録した「マジック・マイク」(12年)の続編。前作から3年後、ストリッパー引退を決めた仲間たちが、ラスト公演を成功させようとサウスカロライナへ向かうが…。がらりと趣を変えてロードムービーの色が濃くなっている模様。同じことを繰り返さない姿勢は悪くないものの、スティーヴン・ソダーバーグの監督離脱が痛かったか(ソダーバーグは製作総指揮を担当)、前作ほどの興奮は得られないとする声が大きい、尤も、相変わらずパフォーマンスは痛快で、出演俳優たちのチャームはたっぷり楽しめるとのことで、肯定派の優勢は維持している。問題は興行成績の方で、5,000万ドルを超えてくるのではないかと期待には全く応えられなかった。とりわけ土日に伸びが見られないのが問題で、男性客の動員が望めない以上、今後口コミでの人気拡大も期待できず、1億ドル突破は難しいと思われる。ただし、本作は大ヒット作の続編にも関わらず、製作費が1,500万ドル以内に抑えられている。チャニング・テイタムがシリーズの続行を望めば、第3弾の実現はあり得ない話ではないだろう。なお、賞レース参戦の目はない。

 『Amy』は急逝したエイミー・ワインハウスのドキュメンタリー。遺族は作品に抗議しているが、批評家からは圧倒的大歓迎を受けている。芸術と名声、そしてドラッグの狭間で生きるワインハウスの姿が哀しくも胸を打つとのことで、単純な記録映画とは一線を画しているという。カンヌ映画祭でも絶賛されたが、どうやらその熱狂はアメリカにも伝染しそうな気配。興行的にもストロングスタートを切り、早くもドキュメンタリー映画賞の有力作として挙げられている。





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