May 22-24 2015, Weekend

◆5月第4週公開映画BUZZ


トゥモローランド “Tomorrowland”
 配給:ディズニー
 監督:ブラッド・バード
 Budget:$190,000,000
 Weekend Box Office:$33,028,165(3972)
 OSCAR PLANET Score:56.5
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ジョージ・クルーニー
           主演女優賞:ブリット・ロバートソン
           助演女優賞:ラフィー・キャシディ
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

“Poltergeist”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:ギル・キーナン
 Budget:$35,000,000
 Weekend Box Office:$22,620,386(3240) Good!
 OSCAR PLANET Score:46.7
 Golden Globe Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
                主演男優賞:サム・ロックウェル
                主演女優賞:ローズマリー・デウィット
                視覚効果賞、録音賞、音響効果賞

“Aloft”
 配給:ソニー・ピクチャーズ・クラシックス
 監督:クラウディア・リョサ
 Budget:$8,000,000
 Weekend Box Office:$2,116(2) zzz...
 OSCAR PLANET Score:25.5 BIG BOMB!
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:ジェニファー・コネリー

思い出のマーニー “When Marnie Was There”
 配給:GKids
 監督:米林宏昌
 Budget:-
 Weekend Box Office:$27,388(2)
 OSCAR PLANET Score:75.5
 Oscar Potential:アニメーション映画賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 ウォルト・ディズニーが温めていたらしいアイデアを基にしたファンタジー・アドヴェンチャー『トゥモローランド』が遂に公開。情報公開を制限して慎重なプロモーションがなされていた作品だが、悪くはないオープニングを迎えた。製作費は1億9,000万ドルと言われていて、かなり危険なプロジェクトでもあったわけだが、それに賭けられるのが今のディズニー社の勢いを象徴している。ただ、賭けに完勝できたかと言うと、疑問符がつく。大作がひしめくサマーシーズンで持久力ある興行を展開させるほどの勢いは、(今のところ)感じさせない。メモリアルデイの週末であることを考慮すれば、5,000万ドル付近まで伸びてもおかしくなかった。主演のブリット・ロバートソンにとっては大きな飛躍の一本になると見られていたが、さほど爆発的なブレイクにはならないかもしれない。作品評価も期待ほどには伸びていない。見慣れぬピンパッジに導かれ「トゥモローランド」なる別世界に飛ばされた宇宙飛行士志望の少女の冒険を描く物語は、野心的な設定と美しいヴィジュアルを中心に一見の価値があるとのことだが、これまでアニメーションでも実写でも結果を残してきたブラッド・バードの演出にはもたつきが見られ、その世界観の良さを最大限に引き出しているとは言い難いという。元々賞レース向きの題材とは思われていなかったが、これではレースの主役になるのは難しく、映画人に愛されるジョージ・クルーニーも参加しているとは言え、目に留められても美術賞や視覚効果賞等の技術部門に留まるだろう。ブレイクスルー演技が儲けられている賞では、ロバートソンやラフィー・キャシディが注目されるかもしれないが…。

 1982年に公開された「ポルターガイスト」のリメイク『Poltergeist』が登場。通常なら量産される安易なリメイクの一本として片づけられそうだが、そうは行かないのはシリーズの再起動を仕掛けたのがサム・ライミだから。郊外の家が謎の心霊現象に襲われ、とりわけ霊に魅入られた少女を助けようと家族が団結して…。キャストにサム・ロックウェル、ローズマリー・デウィットという実力派が配され、なるほどライミが本気でリメイクにかかっていることはよく分かるものの、作品評価は芳しいものではない(ただし、通常のホラー映画よりは高評価と見ることも可能)。オリジナルとの比較は避けられないところで、新味を打ち出すことに失敗しているとの声が多い(オリジナルへの敬意は感じられるらしい)。ただし、興行的には製作費の回収を瞬時に成し遂げるだろう上々の滑り出し。もちろん賞レース参戦を目指した映画ではない。

 インディーズ映画では『Aloft』が公開へ。20年前に息子を捨てた母親が、その偶然の再会により苦しむ様を過去と現在を織り交ぜて描く作品。オスカー女優ジェニファー・コネリー起用で期待されたが、冷たい物語や冷淡な演出タッチに付き合う価値が感じられない仕上がりとの声が大多数。批評は有能なキャストの無駄遣いを嘆くもので占められている。話題性にも乏しく、インディペンデント・スピリット賞にもラジー賞にも引っ掛からないと思われる。

 日本のメディアが注目するのはジブリ製アニメーション『思い出のマーニー』。英国の児童文学をベースに、舞台を北海道の置き換えて描く青春ファンタジー。喘息持ちの孤独な少女杏奈が、療養先の海辺の町で謎めいた少女マーニーに出会い…。否定評は僅かで好意的に受け止められているのは間違いないのだが、これまでのジブリ作品のような熱狂は感じられない。手描きアニメーションならではの美しさは認められているものの、それに見合った物語と演出があるかと言うと首を傾げるところも多い模様。日本メディアはアニメーション映画賞レース参戦を煽るのかもしれないが、現時点では厳しい判定と考えるのが妥当だろう。なお、米版ではヘイリー・スタインフェルド、キーナン・シプカがふたりの少女の声を担当。ジーナ・デイヴィス、キャシー・ベイツ、エレン・バースティン、ジョン・C・ライリーらが脇を固める。





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