アンリミテッド

アンリミテッド “Tracers”

監督:ダニエル・ベンマヨール

出演:テイラー・ロートナー、マリー・アヴゲロプロス、アダム・レイナー、
   ラフィ・ガヴロン、ルシアーノ・アクナ・ジュニア、ジョシュ・ヤドン

評価:★★




 「トワイライト」シリーズ(08~12年)終了以来久しぶりに、テイラー・ロートナーが顔を見せる。どうやらその間、熱心に筋トレに励んでいたわけではなかったらしい。いや、同世代の俳優に較べたらスポーツマン体型であることは間違いない。けれど、オオカミだった頃を思うと顔がふっくら、シルエットにも見惚れるほどの美しさはない。勿体ない。だって『アンリミテッド』はパルクールが題材なのだ。

 「フルスロットル」(14年)でも紹介されていたように、パルクールは特別な道具を用いることなく、街中にある建物や壁などの障害物を乗り越えたり素早い動きを見せるスポーツ。アクロバティックな技が画面に映えるのは、やはり恵まれた肉体あればこそ。バックに流れるご機嫌なロックやヒップホップにも難なく溶け込む身体は、それこそオオカミ時代のロートナーのそれだろう。今回半裸場面が僅かしかなかったのは(それもベッド場面)、自信のなさの表れと見た。

 パルクールの技は強烈だ。街中にある障害物が次々芸術のモチーフと化す。当然スタントが使われるわけだけれど、それを観る者に悟らせるのは拙い。撮影や編集を駆使してそう見せないようにする。あまりにとんでもない技がキマって、今のはスタントだろうと頭に過ぎるのは不幸だ。ロートナーはふっくらしたなりに頑張った。だから余計にスタイルが残念に感じる。小柄で髭面。何だか目つきが悪くなっちゃった。

 パルクールは暗がりには弱い。「競技者」たちが覆面を被ることもあり、いよいよスタント色が強い。そしてその技の数々は、おやまあ、我が日本国のシンボル(?)忍者みたいだ。いや、これは面白ポイントか。いやホントに忍者。そこだけ別の映画みたい。

 ロートナーの職業をパルクールに絡ませらなかったのは、はっきり無念。ロートナーはニューヨークのバイク便のアンちゃんなのだ。パルクールと自転車の融合。なかなかクールに魅せられそうじゃないか。新しいスポーツが生まれそうじゃないか。

 話は適当を極める。役柄の交錯のさせ方が幼くて話にならない。序盤に出てくるアフリカ系親子のエピソードが全くフォローされないあたりを例に挙げれば、出来は分かるというもの。ロートナーよ、女を獲得していちゃこいてる場合じゃないだろう。青いよ、青い。





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