ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密

ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 “Night at the Museum: Secret of the Tomb”

監督:ショーン・レヴィ

出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムス、オーウェン・ウィルソン、
   ダン・スティーヴンス、ベン・キングスレー、スティーヴ・クーガン、
   リッキー・ジャーヴェイス、レベル・ウィルソン、スカイラー・ギソンド、
   ラミ・マレック、パトリック・ギャラガー、ミズオ・ペック、
   アンジャリ・ジェイ、ディク・ヴァン・ダイク、ミッキー・ルーニー、
   ビル・コッブス、アンドレア・マーティン、レイチェル・ハリス、
   アリス・イヴ、ヒュー・ジャックマン

評価:★★




 多くのシリーズ物を倣い、これまでと同じことを繰り返す。博物館の展示物が謎の石板の力により命を得て、夜な夜な動き出す。ただし、さすがに新しく動くものが出てくる。ニューヨークのアメリカ自然史博物館、ワシントンD.C.のスミソニアン博物館に続き、ロンドンの大英博物館が舞台となり、トリケラトプスの化石、いくつもの首を持つソウリュウという名の怪物、ライオンの石像が大暴れ。まあ、いくら暴れても誰も死にそうにないのも同じ。

 前二作の模倣と思われたくない。少なくとも作り手は、そう思ったようだ。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』には他にも「新ネタ」が投入される。まずは新しく展示物として登場する原始人。これを主人公の警備員ベン・スティラーが二役目として演じる。そして原始人スティラーが警備員スティラーを「パパ」と呼んで懐く。このシリーズでは受け身演技に徹していたスティラー。それが不満だったのかもしれない。今回は原始人としてボケを披露して満足気だ。傍から見ていると、温いだけだけど。

 父と子のドラマもこれまでよりも強く意識される。スティラー父子に加えて、エジプト人親子も登場。その家族愛を見せる。けれど、こちらも上手くは機能しない。親離れや子離れ、離れられない絆…なんて言葉で簡単に説明できるものが提示されて、ハイ、終了。スティラーと展示物たちの関係も、作り手が期待しているほどに感動的ではない。

 「新ネタ」が上手に機能したのは、伝説の騎士ランスロット役で登場するダン・スティーヴンスだろう。「ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館」(10年~) で見せる気品はそのままに、長髪・髭面のワイルドな側面を強調。剣と甲冑、そして白馬を味方につけて颯爽と画面を横切る。自分を本物の騎士と信じて疑わないところから生じる勘違いの喜劇演技も披露して、マシュー役のときとは全く違う雰囲気。とある劇場に乗り込んで、あるハリウッドスターと対決する場面は、作中最も心に残るシークエンスかもしれない。

 大英博物館の警備員役で出てくるレベル・ウィルソンの使い方は勿体ない。愛敬のあるおデブちゃんとして可愛らしい彼女を、原始人の相手役にしかないのはどういうわけか。ゴムボールのような身体を思い切り弾ませて、他の展示物たちとも盛大に絡むべきだった。

 そう言えば、前作(09年)のヒロインとして出てきたエイミー・アダムスは影も形も見当たらない。舞台が違うのが理由なのだろうか。三作目には付き合っていられないと言われたのが真相…なのではないかと睨んじゃう。別にどうでもいいけどサ。





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