MUSIC 2014

2014年によく聴いた音楽についてアレコレ。

 2014年初めは前年に引き続きザ・ストライプスの『Snapshot』ばかり聴いていた(昨年の記事)。それに代わって四六時中流すくらいに気に入ったのは、グラミー賞授賞式直後に手に入れたイマジン・ドラゴンズの『Night Vision』だ。それまでにもシングルヒットが次々出ていたので耳に馴染んでいたバンドだけれど、アルバムを聴いてみると、音作りが新しくて楽しいの何の。あぁ、オルタナティヴ・ロックという言葉が初めて腑に落ちたような感覚を覚えた。音楽の可能性を果てしなく感じさせてくれる音が詰まったアルバム。やっぱりグラミー賞で見せた、ケンドリック・ラマーとのコラボレーション「Radioactive」は、このバンドを象徴していた気がする。

 このアルバムに入っている楽曲の多くは空で歌えるくらいに聴き込んだ。ネット上に溢れるLylic Videoをフル活用していたら耳や口が勝手に覚えた。それまでLylic Videoの存在価値って何だろうと思っていたのだけど、ふむ、こうやって使えるじゃないの。あんまり凝り過ぎたLylic Videoはダメ。ちゃんと歌詞が自然に目に飛び込んでくるように作られたものがベスト。なお、『Night Vision』でいちばん口ずさんで気持ち良いのは、やっぱり「It's Time」ね。一時期、サビが頭から離れなくなって困ったわさ。

 春から夏にかけては引き続きイマジン・ドラゴンズやザ・ストライプスのEP『Hard To Say No EP』にハマり続け、アッという間に秋。今年はこれ以上どっぷり浸かる音楽は出てこないかなぁと思ったときに落とされたのが、またしても英国から登場したロイヤル・ブラッドの『Royal Blood』だ。ベース&ヴォーカルとドラムという面白い二人組が繰り出す圧倒的音圧に完全にノックアウトされた。

 一つ一つの音が腹の底に落とし込まれていくような重量を感じさせ、いつしかそれが身体中の細胞へと到達、そこを侵食していくような今までにない音経験。ヘヴィーなグルーヴ感に中毒性がある。やっぱりドラムの音がポイントかなぁ。ドラム音に頭を殴られ続けているような感じもある。でもそれが不快ではない。快感に繋がっている。

 ただ、ロイヤル・ブラッドは延々聴き続けるのは、さすがに身体によろしくない気がする。アルバムを通して聴くと、その間中全力疾走を続けていたような疲労感に襲われる。そんなときはラジオをつける。ラジオからは流行りのポップミュージックが流れ、うん、ホッとする。2014年の後半は、ロイヤル・ブラッドにハマったゆえ(?)、同時にFMを流して頭を休めることも多かったのだった。

 よく耳にしたのはファレル・ウィリアムスの「Happy」、MAGIC!の「Rude」、メーガン・トレイナーの「All About That Bass」、アリアナ・グランデの「Problem」、そしてテイラー・スウィフトの「Shake It Off」あたりかなぁ。まあ確かに、どれも耳に馴染みやすい音ばかり。

 意外と言っては失礼かもしれないけれど、ワン・ダイレクションの楽曲は良く出来ていると思うなぁ。周りの大人がしっかりサポートして音が出来上がっている印象。2014年ヒットした中では「Story of My Life」が新境地ではないかと。ただ、彼らは初期の頃のような明るく弾むようなポップチューンをもっとドロップするべき。早く大人になり過ぎるのは良くない。そうそう、いつの間にか5人の声の聴き分けが出来るようになっていた。ベストはハリー・スタイルズかな。最初ルイ・トムリンソンの声は弱い印象しかなかったけれど、これが結構良いアクセントになっている曲が多い。あ、それからリアム・ペインは即刻髭面をやめるべき。オッサン化が始まったようにしか見えぬ。

 ワン・ダイレクションに続いてファイヴ・セカンズ・オブ・サマーなんてアイドルバンドがオーストラリアから出てきた。ふむ、個人的にはやっぱりワン・ダイレクションの方が聴いていて楽しいかなぁ。ヴィジュアルもワン・ダイレクションの方が大差をつけてリードしていると思う。

 曲とは関係なく、オヤッと思ったのはテイラー・スウィフト。次から次へと出てくるお行儀良いエピソード、お利口さんエピソード、仲良しこよしエピソードがくどくなってきて、いつの間にか、個人的に胡散臭いシンガーのトップに君臨しているのだった。今のところ、化けの皮が剥がれる気配はない。でもな…。実体験を基に楽曲を創るのは別に構わないけれど(何を実体験にしたのか世間が推測しやすい言葉を散りばめるしたたかさ!)、ちょっと反論されると「差別されている女」「それと闘う女」である部分を武器にしてヒステリックに喚いたり、自分の気に入らないアーティストに対しては極めて冷徹な態度を取ったり。スウィフトが恐ろしいのは、それをそう見せない術を知っているところで、気がつけば自分の敵以外の者を好き嫌い関係なく、音楽仲間もファンも関係なく自分の味方につけて、自分の正当性を世間に刷り込んでいる。普段の優等生な態度は、困ったときのための予防線なのではないか、そういう風にしか見えなくなってきた。だいたいさー、ファンの学費を払ってあげるとかさー、そういうのを「優しい」なんて持ち上げる世間もどうかしてるんだけどさ。SNS社会の悪影響。

 話はさらにずれる。今のスウィフトを見ていると、ちょいと昔のレニー・ゼルウィガーを思い出すのだ。「普通」と「素朴」を装うことでハリウッドのトップにまで上り詰めた女。スウィフトの場合は「親近感」を武器に、音楽界を行く。ゼルウィガーは「普通」「素朴」じゃない部分を、お直しの失敗により曝け出してしまったけれど、スウィフトはどうなるかなぁ。ちょいと楽しみにしている。なお、お直しが世間で騒がれたゼルウィガーで、面白いと思ったのは、決してお直しを認めなかったところだ。誰がどう見てもお直ししているのに、お直ししていないと言い張るのは黒を白と言うくらい無理のあることなのに、ゼルウィガーは認めなかった。あくまで自然な変化であると言い張った。それどころか「幸せな生活が顔に出ている、変わったと言ってもらえて嬉しいわ」とまで言ってのけた。こういう強気な態度は、好きだね。ゼルウィガー、観察対象として未だとても面白い。スフィフトにはぜひ、次なるゼルウィガーへと突き進んで欲しい。って、なんで音楽の話がこんな話になっちゃってるんだか。

 ところで、ゼルウィガーの容姿について騒ぐのは中傷だという意見もよく耳にした。これは半分正しく、半分間違っていると思う。なぜなら俳優にとって容姿は商品の一部だからだ。他の人とは違う容姿(大抵の場合、一般の人より恵まれている)を活用して作り物の世界に身を捧げる。その身の捧げ方が美しくハマったとき、人は大きな感動を覚える。容姿を重要じゃないなんて言うのは戯言だ。その容姿がここまで人工的に劇的に変わったのだ。それを騒ぐなと言うのは無理な話で、むしろそれを何の違和感もなく受け入れる方が気持ち悪い。それは整形の良し悪しとは全く別の話だ。そして、自然の摂理に従って老いた人を「劣化」という言葉を使って嘲るバカ者たちとも、全く違うところでの話だ。

 最後に。邦楽はほとんど興味が持てなかった。売れりゃいいだろーよという某アイドル軍団、ダンス軍団の影響ももちろんあるだろうけれど、シンガーソングライターと呼ばれる人たちが持ち上げられているのもダメな理由だと思う。曲はともかく、詩がとにかくどれもこれも幼いもの。日記じゃないんだからさー。プロの作詞家に頼む方が断然良い。頼むよ、ひとつ。

 2015年最初の中毒アルバムはどうやら映画『はじまりのうた』のサントラになりそう(映画、最高。大好き)。その後はイマジン・ドラゴンズの2ndアルバムが出る(日本盤はいつ???)。どうやらグウェン・ステファニーも3rdアルバムのリリースが近い。アデルのレコーディングはどこまで進んでいるのかなぁ。P!nk姐さんやGREEN DAYもそろそろ次の作品が欲しいぞ。たっぷり音を楽しめますように。




◆My Favorite Song 2014
 1. Out Of The Black ロイヤル・ブラッド  頭を割られるかのようなオープニングの音から、やられた!
 2. Love Someone ジェイソン・ムラーズ  心が疲れたときに。ホッとする声
 3. Hard To Say No ザ・ストライプス   うーん、快調快調。早く2ndアルバムを!
 4. Animal マルーン5  アダム・レヴィーンの声は苦手なのになぁ。やっぱりメロディ作りが上手。





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