WORST 2014

2014年 WORST10


1. インターステラー “Interstellar”
 監督:クリストファー・ノーラン
 出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン
 度が過ぎるノーランの真面目さと陶酔色の強いはったりの相性が悪く、おかげで中途半端な「とんでも映画」に。

2. トランセンデンス “Transcendence”
 監督:ウォーリー・フィスター
 出演:ジョニー・デップ、レベッカ・ホール、ポール・ベタニー
 分かりやすく良識派に回った作り手にSFセンスなし。ヴィジュアルの平坦さが退屈な物語にトドメを刺す。

3. 8月の家族たち “August: Osage County”
 監督:ジョン・ウェルズ
 出演:メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガー
 オクラホマの自然が背景にあるのに、牢獄のように窮屈な画面。頭の固い優等生演技に全てが呑まれる。

4. エンダーのゲーム “Ender's Game”
 監督:ギャヴィン・フッド
 出演:エイサ・バターフィールド、ヘイリー・スタインフェルド、ハリソン・フォード
 宗教めいていて、かつダイジェスト風の展開に、チープなヴィジュアル。肉体の動かないアクションの限界。

5. オンリー・ゴッド “Only God Forgives”
 監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
 出演:ライアン・ゴズリング、クリスティン・スコット=トーマス
 スタイルへの過信に陶酔が振り掛けられ、呆れを内包した笑いを創造。独り善がりの美学は性質が悪い。

6. 暮れ逢い “A Promise”
 監督:パトリス・ルコント
 出演:レベッカ・ホール、リチャード・マッデン、アラン・リックマン
 モテない男が、それでも俺は君を愛し続けると陶酔に耽る画の羅列。官能と結びつかない勘違いの美学。

7. アバウト・タイム 愛おしい時間について “About Time”
 監督:リチャード・カーティス
 出演:ドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス
 媚を売っているとしか思えない快感のツボの連打が気持ち悪い。「等身大」の念入りな創造が全てを物語る。

8. ドン・ジョン “Don Jon”
 監督・出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット
 出演:スカーレット・ヨハンソン、ジュリアン・ムーア
 男も女もバカにしたような幼い価値観に支配された物語。主人公がじたばたすればするほど嫌悪感が上昇。

9. サンシャイン 歌声が響く街  “Sunshine on Leith”
 監督:デクスター・フレッチャー
 出演:ピーター・ミュラン、ジェーン・ホロックス、ジョージ・マッケイ
 地球が滅亡するかのような態度で女たちが騒ぎ立てるのにゲンナリ。楽曲が活かされないミュージカル。

10. ゲッタウェイ スーパースネーク “Getaway”
 監督:コートニー・ソロモン
 出演:イーサン・ホーク、セレーナ・ゴメス
 本物のアクションを見せる心意気についていくことのできない美意識。暴走カーの破壊だけで何を思う?

次点. 記憶探偵と鍵のかかった少女 “Mindscape”
 監督:ホルヘ・ドラド
 出演:マーク・ストロング、タイッサ・ファーミガ
 夢と記憶を混同する愚を犯した物語。記憶の中の動きを制限したのがいちばんの敗因か。



■その他のWORST10選考作品
『LIFE!』『ワン チャンス』『トランスフォーマー ロストエイジ』『ニューヨーク 冬物語』『ニンフォマニアック Vol.2』『ランナーランナー』『ザ・ホスト美しき侵略者』



◆WORST ACTOR
 ベン・アフレック(ランナーランナー)
★ジョニー・デップ(トランセンデンス)
 コリン・ファレル(ニューヨーク 冬物語)
 ハリソン・フォード(エンダーのゲーム)
 ジョセフ・ゴードン=レヴィット(ドン・ジョン)

 本当に悲しい。デップはどうしてこんな風になってしまったのか。90年代、あんなに格好良かったデップはどこへ行ってしまったのか。もちろん外見の話ではない。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ(03年~)により大スターとして祭り上げられた結果だとするなら、本当にあのシリーズが憎らしい。冒険心のない作品選択、覇気のない演技、仮装に頼った役作り…。悪いことは言わない。もうメジャー大作には出ない方が良い。


◆WORST ACTRESS
 シャルロット・ゲンズブール(ニンフォマニアック Vol.2)
★セレーナ・ゴメス(ゲッタウェイ スーパースネーク)
 ニコラ・ペルツ(トランスフォーマー ロストエイジ)
 ジュリア・ロバーツ(8月の家族たち)
 メリル・ストリープ(8月の家族たち)

 上手に歳を取れない俳優は辛い。大抵の場合、女優は中年と呼ばれる年齢に差し掛かるにつれて、若さへの固執が怪物的方向に向かわせる。だから、おそらく本人は何も意識していないに違いない若いゴメスにこの言葉を投げ掛けるのは申し訳ない気もするのだが、いやいやしかし、20歳を過ぎても依然小学生にしか見えない容姿は問題ではないか。ロリコン大国日本のアイドルじゃないのだから。何をやってもママゴトに見える。





【2014年WORST10をふりかえって】
 基本的にスター好きなので、ハリウッド大作に寛容だ。全体を見渡すとつまらなくても、スターや美術、衣装のおかげでで全く楽しめないという事態は避けられることが多い。そんなわけで『インターステラー』は退屈ではなかった。なかったけれど、常にうっすら冷めた意識で見入ることを強いられた。昨今ハリウッドに蔓延る過剰な現実主義が遂にコントロールを失い、とんでもな方向に向いてしまった印象だ。早めの方向転換を願ってのワースト1へ。





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