ランナーランナー

ランナーランナー “Runner Runner”

監督:ブラッド・ファーマン

出演:ジャスティン・ティンバーレイク、ベン・アフレック、
   ジェマ・アータートン、アンソニー・マッキー、
   マイケル・エスパー、オリヴァー・クーパー

評価:★




 インターネットは世界を変えた。ギャンブル界も例外ではない。オンライン上に自由気ままに賭けられる世界が展開し、やっぱりか、それを利用した犯罪が出現。トランプにしろサイコロにしろルーレットにしろ、対面で興じるから面白いのではないかと素人は思うものの、どっこいどうやらそれは少数派の考えらしい。結局は金が全てなのだ。

 『ランナーランナー』の主人公はこのオンライン・ギャンブルに手を出す。大学の学費に充てるつもりでつぎ込んだ全財産を摩り、詐欺ギャンブル会社に言いように使われる。当然その世界がどんなものかと身を乗り出すものの、あらら、特別目新しいところはなく、「うまい話には裏がある」の法則に乗っ取り、愚か者がお調子こいてピンチになるだけの単調な空間が広がる。

 そのやり口がマフィアのそれと大差ないのに苦笑い。アメリカが介入できないコスタリカが舞台というのが目を引くぐらいで、他はコマが思うように動かなくなったら暴力に訴えるしか能がないのだった。まあ、ワルのトップに君臨するのがベン・アフレックだしな。

 そうなのだ。アフレックが頭の切れるワルとして出てくるのだ。これが滅法可笑しい。高級スーツに身を包み、脇に女を侍らせ、贅沢三昧の暮らしを突き進んでも、ちっとも現実味が感じられない。つくづく思うのは顔のデカさで、目以外の顔の全てのパーツが縦に長い。実は横にも広いのに縦が長過ぎるためにそう感じさせないのが、ある意味サスペンス。これで首が長ければ良かったのに、顎の長さに隠れてしまって残念無念。そのくせ猫背気味で首の突き出しが激しいものだから、トータルバランスがヘンテコ。間が抜けて見えるのはそのせいだ。実は才人のアフレック、スマートな役を演じるときは「アルゴ」(12年)のように自分で演出するしかないのでは?上等のキャラクター捌きがなければ、絶対そうは見えない容姿だ。

 主人公役のジャスティン・ティンバーレイクはアフレックに較べると現代的なスタイルが際立つ。ただ、さすがに大学生役は無理が出てきた。目周りに疲れが表れ、多少ふっくらしたのが原因だ。もっと草臥れてくると案外怪優路線でイケるかもしれない。アフレック同様顎が割れていて、さらに鼻の頭も割れているのが面白い。

 ティンバーレイクのキャラクターはさすがにもう少し考えようがあっただろう。窮地に陥るのが自業自得でしかなく、全く同情心が沸かない。賢いという設定は生かされず、学費云々はうやむやにされ、都合良いときだけ父の存在を思い出し、でもハンサムはお得、美女をしっかりお持ち帰りする。こいつ、本当の友達はいないだろうな…という感想しか出てこない人物だ。





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