プレーンズ2 ファイアー&レスキュー

プレーンズ2 ファイアー&レスキュー “Planes: Fire & Rescue”

監督:ボブス・ガナウェイ

声の出演:デイン・クック、ジュリー・ボーウェン、コリー・イングリッシュ、
   エド・ハリス、レジーナ・キング、ブライアン・カレン、
   ダニー・パルド、マット・ジョーンズ、ジェリー・スティラー、
   アン・メアラ、カーティス・アームストロング、ハル・ホルブルック、
   ウェス・ステューディ、デイル・ダイ

評価:★★★




 アメリカからは山火事のニュースが定期的に入ってくる。ハリウッドスターの豪邸にまで劫火が迫っている、いや実際に全焼してしまった…云々。日本ではほとんど聞かない山火事ゆえピンと来ないものの、いざ映像を見せられると、そのスケールの大きさに仰天する。それにも関わらずそれを取り上げた映画は見かけない。トルネードと並んで身近で作りやすい災害ジャンルだと思うのだけど、何故。そう言えば、消防士自体を映画の中でめっきり見かけない。

 ならば俺がと『プレーンズ2 ファイアー&レスキュー』チームは考えたのかもしれない。「カーズ」(06年)のスピンオフ「プレーンズ」(13年)で世界一周レースのチャンピオンになった飛行機のダスティが、ひょんなことから山の平和を守るレスキュー隊の訓練を受けることになる。その展開はディズニー映画らしく(ピクサーはノータッチ)お行儀良いもので、意外性は皆無。それでも物語を丁寧に伝えようという真心は、前回よりも確かなものとして感じられる。

 それはきっと、「第二の人生」という、生きていればほとんど誰もが直面するテーマの土台が頑丈だからだ。レースの世界で更なる飛躍を遂げるダスティの姿を追いかけることをあっさり諦め、厳しい現実を突きつけられたときに今できることの可能性を探るという、現実的かつ生産的な道筋がきっちり照らされている。誰もが老いていくという寂しい気配も僅かに漂う。

 しかし個人的にポイントが高いのは、命を吹き込まれた乗り物たちの「仕事」ぶり。だ スポーツカーには全く興味を惹かれないのに、「働く車」に強烈に惹かれるのはなぜだろう。幼少期からクレーン車やブルドーザー、フォークリフト、ショベルカー等の働く車にはスポーツカー以上のロマンを感じてきた。ここではそれらが具体的に活躍する。街中の消防車ではお馴染みの梯子タイプのそれが出てこないのは辛いものの、空から水を撒く飛行機やヘリコプター、道を塞ぐ木々を除去する作業車の数々が、大火が迫る山中を動く様、そこに美しさを感じてしまった。我ながら甘いと思いつつ…。

 炎の表現は健闘した方だろうけれど、CGアニメーション特有の綺麗さがやや迫力を奪ってしまったかもしれない。それよりも残念だったのは消火活動におけるチームワークがさほど見られなかったことで、地上部隊と空中部隊がどんな交わりを見せるのか、もっと練るべきだった。アクション場面の目玉にもできたはずだ。

 クライマックスにはがっかり。ディズニー映画なのだから予想できたこととは言え、甘過ぎるのでは?何らかの代償を描くことで、レスキュー隊の表情がまた違ってくるものだと思うのだけれど…。





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