パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間

パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間 “Parkland”

監督:ピーター・ランデスマン

出演:ジェームズ・バッジ・デイル、ザック・エフロン、
   ジャッキー・アール・ヘイリー、コリン・ハンクス、
   デヴィッド・ハーバー、マルシア・ゲイ・ハーデン、
   ロン・リヴィングストン、ジェレミー・ストロング、
   ビリー・ボブ・ソーントン、ジャッキー・ウィーヴァー、
   トム・ウェリング、ポール・ジャマッティ、
   マーク・デュプラス、ギル・ベロウズ

評価:★★




 11月22日と言ったらスカーレット・ヨハンソンの誕生日。何てことは今回関係ない。1963年の同日は、アメリカを、いや世界を語る上で避けては通れない日だ。アメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディが暗殺された日なのだ。あまりにも重要な出来事であるため、様々な刑事捜査がなされ、学術研究がなされ、憶測・推測がなされた。関連書籍も多数存在。にも関われず。未だに謎が多く、都市伝説のような逸話も多い。『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』は新たな視点を提示できるだろうか。

 選ばれたのは、事件周辺で生きていた人々の群像劇として描くスタイル。シークレットサーヴィスに事件の撮影者、記者やFBI、医師、暗殺者の家族等が事件によりどう動いたのかを追いかける。力のある俳優は揃ったし、ドキュメンタリー風の撮影や衣装・美術で当時の気分も出している。さあ、どうだ。

 意気込みは分かるものの、事件が立体性を帯びて浮上することがないのが無念だ。誰にとっても衝撃的な惨劇。各々がショックを受けながらも己の仕事をこなす姿が見えるばかりで、でもそれは極めて真っ当な反応と言える。映像として見せられなくても、それぐらい簡単に想像できてしまい、それ以上でもそれ以下でもない。

 トリヴィアル的な面白さもちらほらあるぐらい。ジャクリーン・ケネディがJFKの脳の破片を治療室に持ち込んだり、遺体に指輪をはめる件。遺体が運び出されるときのゴタゴタ。JFKと暗殺者であるリー・ハーヴェイ・オズワルドが同じ医師チームの手によって救命措置が行われたこと。医師チームの話はもっと深く斬り込むことが可能だったろう。ちょっと「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」(05年~)みたいなんだけどサ。

 キャラクターはいずれも出番が限られてしまった。上映時間が90分と短いのでなおさらだ。ただ、そんな中でもオズワルドの家族をめぐるエピソードは吸引力が感じられた。所謂加害者の家族の立場というやつが、大統領殺しの犯人というあまりにも重過ぎる現実により軋む音が、痛々しい。兄役のジェームズ・バッジ・デイル、母役のジャッキー・ウィーヴァーがいずれも巧演。

 ミーハー心が刺激されたため反射的に嬉しくなったのは、性格俳優たちの演技だ。前述のデイル、ウィーヴァーの他、ポール・ジャマッティ、ビリー・ボブ・ソーントン、マルシア・ゲイ・ハーデンがさすがヴェテランの味。ジャマッティとソーントンは掛け合いも用意されていて、それだけで嬉しい気分。良質プロジェクトでの再競演を、是非。





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