LEGO® ムービー

LEGO® ムービー “The Lego Movie”

監督:フィル・ロード、クリストファー・ミラー

声の出演:クリス・プラット、ウィル・フェレル、エリザベス・バンクス、
   ウィル・アーネット、ニック・オファーマン、アリソン・ブリー、
   チャーリー・デイ、リーアム・ニーソン、
   モーガン・フリーマン、デイヴ・フランコ、ジョナ・ヒル、
   チャニング・テイタム、コビー・スマルダース

評価:★★★




 『LEGO® ムービー』はデンマーク生まれのブロック型おもちゃであるレゴを使ったアニメーション映画。作りとしてはストップモーション・アニメが近いだろうか。登場人物も乗り物も建物も背景も、全部レゴ。映画が始まる前に出てくるワーナー・ブラザースのロゴまでレゴで見せるあたり、徹底している。

 注目点はやはり、レゴだけでどこまで表現できるか、だろう。この手のおもちゃは想像力と工夫次第でいくらでもオリジナリティのあるものができるものだけれど、作り手もその点は承知、こんなんできましたけど!とさすがの出来映え。お父さんが息子に作ってあげたら一発で尊敬されること間違いなしの力作が次々登場する。

 乗り物ならば、ブロックシティから脱出する際の大型バイクがカッコイイ。バットモービルに太刀打ちできるのではないか。海賊船も細部をじっくり観察したい衝動に駆られる。ヘリコプターもシンプルなようでかなり難しいのではないかと察する。

 背景なら西部の町の雰囲気が良い。淡い茶色ベースの町並みが、ちゃんと大人のムードを出している。アクション場面だったら舞い上がる砂埃の動きが面白いし、海を舞台にしたシークエンスでは大海の雄大さが見事に表現されている。

 こういう優れた画を見せられると、どうしても自分で作りたくなる。きっとこんな風にはできないだろう。自分の才能のなさに嫌気が差すかもしれない。でも、それでも作ってみたいと思わせるところ、映画の勝利だろう。

 しかもこの映画には、そういう好奇心に溢れた者の背中をそっと押し出す魔法が振りかけられている。主人公エメットは何の変哲もない青年。彼は君なんだよと一般社会ではその他大勢の中に迷い込んで存在が軽んじられている人にエールを贈る。物語が意外に感動的なのは、そうした一見凡人である人の可能性を信じる大きさが感じられるからだ。

 バットマンやスーパーマン、ガンダルフにエイブラハム・リンカーン、シャキール・オニールといった、一貫性のないキャラクターのカメオ出演すらも、実は意味がある。それもこれも「可能性」を見せるためだ。レゴというおもちゃは間口が広い。そこには果てしない可能性が詰まっていて、それを讃える展開が気持ち良い。





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