REDリターンズ

REDリターンズ “Red 2”

監督:ディーン・パリソット

出演:ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、
   メアリー=ルイーズ・パーカー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、
   アンソニー・ホプキンス、イ・ビョンホン、ブライアン・コックス、
   ニール・マクドノー、デヴィッド・シューリス、スティーヴン・バーコフ

評価:★★




 アクションスターの高齢化が進んでいる。若いスターが育っていないというのもあるけれど、いちばんの原因はヴェテランがしぶといことだ。シルヴェスター・スタローンもアーノルド・シュワルツェネッガーも、まだまだくたばっちゃいないぜと鼻息が荒い。おかげで「エクスペンダブルズ」(10年)のような映画ができる。若い輩なんかに負けるかよ!というわけだ。「RED レッド」 (10年)シリーズは、実は同じコンセプトで作られている。こちらは普段はアクションとは縁の薄い実力派スターが中心。ただ、二作目『REDリターンズ』で「エクスペンダブルズ」との境界はほぼ消滅した感あり、だ。

 話があってもなくても良いものなのだ。続編の法則を守り、舞台は広がる。アメリカのみならず、フランス、イギリス、ロシアが登場。CIAの他にもFBIやMI6が入り乱れ、なぜだか韓国の殺し屋まで現れる。誰が敵で誰が味方か。核爆弾をめぐって事態は二転三転するものの、そんなことどうでもいい。途中から話に置いていかれても無問題。何故なら老スターの暴走だけに力が入れられた、見世物ショーだから。

 斯くして、ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレンら続投組は楽しそうだ。マルコヴィッチのすっ呆け方もミレンのカッコ良さも相変わらず、ウィリスはいつもより力を抜いてご機嫌だ。「エクスペンダブルズ」だけじゃないぜ、みたいな。ただの筋肉バカじゃないぜ、みたいな。当然ランニング・シャツ一丁にはならない。いや、ならないだけなんだけど。

 でも、何故新参加するのがキャサリン・ゼタ=ジョーンズやイ・ビョンホンなんだろう。アンソニー・ホプキンスは分かる。立派にジイサンだし、実力もある。けれど、ゼタ=ジョーンズとイはせいぜい中堅クラス。老パワー賛歌映画の中に放り込むのは違うだろう。ここは思い切ってロバート・デュヴァルとかクリント・イーストウッドとか、すっかり引退状態のジーン・ハックマンとか、じゃダメか。絶対出てくれないだろうけど。うーん、でも見てぇ。

 実は今回、最も目立っていたのはメアリー=ルイーズ・パーカーだったりする。ウィリスの恋人役として登場するパーカーは、前半はお直しゼタ=ジョーンズ、ウィリスと一緒にロマンティック・コメディのヒロイン風。後半はアクションも絡んだ活躍を見せる。前半後半、どちらも目が怖いの何の。敵役よりイッちゃってる。何かがとり憑いているみたい。「フライド・グリーン・トマト」(91年)から22年、あぁ、こうなったか!ちゃんと老けているのに若作りを気張り、未だメルヘン色を残しているのが奇怪だ。いいのか、これで。

 ちなみに、最も胸に残るのはイの運転するスポーツカーに乗ったミレンが、二丁拳銃をぶっ放す場面だ。首周りにはファー。表情を変えないままに、「クール」をキメる。作り手がスローモーションを入れるのも無理はない。どこまでもカッチョイイババア、ここにあり!





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