ゴースト・エージェント R.I.P.D.

ゴースト・エージェント R.I.P.D. “R.I.P.D.”

監督:ロベルト・シュヴェンケ

出演:ジェフ・ブリッジス、ライアン・レイノルズ、ケヴィン・ベーコン、
   メアリー=ルイーズ・パーカー、ステファニー・ショスタク、
   マリサ・ミラー、ジェームズ・ホン、ロバート・ネッパー、マイク・オマリー

評価:★




 恥ずかしい映画だ。どんな風に恥ずかしいかと言うと、試験で学校一の秀才の解答用紙をカンニング、「俺今回は100点だぜ!」と自信満々だったのに、マークシートの解答欄がズレていて、結局30点しか獲れなかったみたいに恥ずかしい。名前の書き忘れで0点に終わる方が、まだ笑える。『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』よ、カンニングするなら、せめてしていないフリぐらいしたらどうだ。

 カンニングした映画は「メン・イン・ブラック」(97年)だ。異生物を懲らしめる組織。近未来的なオフィス。二人組の捜査官。ヴェテランとルーキー。漫才のような掛け合い。玩具を思わせる武器。遊びの延長のような調査。人間に化けた異生物。グロテスクな正体。街中での捕り物。短い上映時間。続編の意識。

 いや、別にカンニングをしたとしても、上手く隠してくれれば良いのだ。実際、カンニング映画はたくさんあるし、その中には面白い映画だってある。この映画が問題なのは、ここまであからさまにカンニングをしながら、それをそのままの状態で完成させてしまったからだ。オリジナリティを注ぎ込んで初めて、カンニングは許される。

 カンニングは「メン・イン・ブラック」だけに留まらない。「ゴースト ニューヨークの幻」(90年)も犠牲になる。殺害される主人公。残される最愛の女。この世に舞い戻る主人公。それを認識できない女。犯人は信頼していた同僚。女に迫る魔の手。主人公の必死の捜査。奇跡の再会。もういいか。どうでもいいか。プライドはないのか。

 ライアン・レイノルズとジェフ・ブリッジスのコンビネーションはどうか。…という考察は意味をなさない。話がこれだけ独創性に欠けているので、コンビ云々の面白さが浮上するわけがないのだから。レイノルズが大先輩のブリッジスに対して、失礼な言葉をどんどん投げ掛けるところに、若干のくすぐりがあるくらい。ブリッジスを知らないと意味をなさないくすぐりだけれど…。

 地上でのブリッジスとレイノルズは、生きている人間にはナイスバディのイイオンナ(マリサ・ミラー)と中国人の老人(ジェームズ・ホン)に見えるというギャグ設定がある。たったこれだけのギャグすら生かされない。イイオンナと老人はサブリミナルのようにちょろちょろ挿入されるだけだ。このコンビの画の方が断然面白いというのに。ブリッジスを観られない方が幸せだなんて、ホント、どういう映画なんだ。





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