キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争

キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争 “Cats & Dogs: The Revenge of Kitty Galore”

監督:ブラッド・ペイトン

出演:クリス・オドネル、ジャック・マクブレイヤー、フレッド・アーミセン

声の出演:ジェームズ・マースデン、クリスティーナ・アップルゲイト、
   ベット・ミドラー、カット・ウィリアムス、マイケル・クラーク・ダンカン、
   ニール・パトリック・ハリス、ショーン・ヘイズ、ニック・ノルティ、
   ジョー・パントリアーノ、ポール・ロドリゲス、ロジャー・ムーア

評価:★




 もはやあらすじすら覚えてない「キャッツ&ドッグス」(01年)の続編。8年も間が空いたのだから仕方あるまい。ちゅーか、作り手も前作の財産など全く当てにしていないようで、一作目を観ていなくても全く問題のないストーリーになっている。人間の知らないところでイヌとネコが敵対しているという設定だけを取り出して、アレもコレもとやりたい放題。

 …と続編にしては縛りが少なくて伸び伸びやれそうな『キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争』はしかし、面白いところを探すのに一苦労を強いられる、完全なる駄作だ。退屈という名の苦痛からいつまで経っても逃れられない。

 単純に、動物が可愛く見えないのがダメ、これに尽きる。ストーリーが温くても良い。演出らしい演出がなくても良い。構図がおかしくても良い。でもせめて動物だけは、その魅力を存分に引き出してくれなくてはいけないだろう。思うに、動物と視覚効果の相性が哀しいまでに良くない。動物の自然な立ち振る舞いを無視して、視覚効果により自由に動かそうとすると、ロボット的な匂いが出てきてしまう。喋らせることで、本来豊かなイヌやネコの表情が殺されてしまうのも、バカバカしいったらない。イヌもネコもホンモノに演じさせているようなのに、まるでクローンみたいではないか。3D映像にする必要も全くない。そう言えば、同じようなことを「ビバリーヒルズ・チワワ」(08年)を観たときも思ったのだ。本当に動物を愛しているのだろうか。

 人間が話に絡まないのも大きなミスだ。哀れなクリス・オドネルは、出てきた意味が全くない刑事役。主役犬といちばん近い存在だというのに、結局軸となる話に一切関係することがなかった。「ターナー&フーチ すてきな相棒」(89年)の例を挙げるまでもなく、人間とイヌはベストパートナー、一緒の画面に入るだけでも、十分光ることがあるというのに。

 無理矢理褒めるなら、エンドクレジットに流れる視聴者投稿VIDEOのような映像のイヌやネコは愛らしかった。素の彼らをそのまま眺められる、それだけで嬉しい気分になるのだ。全く皮肉なことだ。





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