バッドボーイズ フォー・ライフ

バッドボーイズ フォー・ライフ “Bad Boys for Life”

監督:アディル・エル・アルビ

出演:マーティン・ローレンス、ウィル・スミス、パオラ・ヌニェス、
   ヴァネッサ・ハジェンズ、アレクサンダー・ルドウィグ、
   チャールズ・メルトン、ケイト・デル・カスティーリョ、
   ジェイコブ・スキピオ、ジョー・パントリアーノ

評価:★★★




 最近のマイアミでは、事件が起こると「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」(07年~13年)のマイケル・ウェスティンが奮闘していたものの、やっぱり「バッドボーイズ」(95年)なマーカス・バーネットとマイク・ローリーがしっくり来る。二作目(03年)の出来映えが酷かったせいか、干されていたふたりだけれど、ようやくコンビ復活だ。でも『バッドボーイズ フォー・ライフ』、17年も間が空いて、大丈夫?

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母との約束、250通の手紙

母との約束、250通の手紙 “La promesse de l'aube”

監督:エリック・バルビエ

出演:ピエール・ニネ、シャルロット・ゲンズブール、
   ディディエ・ブルドン、ジャン=ピエール・ダルッサン、
   キャサリン・マコーマック、フィネガン・オールドフィールド

評価:★★★




 『母との約束、250通の手紙』はフランスの作家ロマン・ガリの自伝を基にした映画だという。例によって、才能豊かであるがゆえに孤独で、繊細で、そして苦悩に満ちた人物を語るのかと身構えるものの、ここにはそういった定番は見当たらない。と言うか、伝記映画の気配は薄い。狙い撃ちされるのは、ガリと母親の関係だ。

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ジャンル : 映画

May 22-24 2020, Weekend

◆5月第4週公開映画BUZZ


ラブバード “The Lovebirds”
 配給:Netflix
 監督:マイケル・ショウォルター
 Budget:$16,000,000
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:64.0
 Golden Globe Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
               主演男優賞:クメイル・ナンジアニ
               主演女優賞:イッサ・レイ

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ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密 “Knives Out”

監督:ライアン・ジョンソン

出演:ダニエル・クレイグ、アナ・デ・アルマス、クリス・エヴァンス、
   ジェイミー・リー・カーティス、マイケル・シャノン、ドン・ジョンソン、
   トニ・コレット、ラキース・スタンフィールド、キャサリン・ラングフォード、
   ジェイデン・マーテル、フランク・オズ、リキ・リンドホーム、
   エディ・パターソン、K・カラン、ノア・セガン、クリストファー・プラマー

評価:★★★★




 歴史を感じさせる大邸宅。大富豪の謎の死。家族・関係者は全員容疑者。ヴァラエティに富んだ動機。莫大なる遺産と遺言状。癖のある探偵。二転三転する「真相」。その背後で動く人間という生き物の業。『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』はミステリー好きの心をくすぐる設定・仕掛けがてんこ盛り。これならばアガサ・クリスティも歓迎してくれるのではないか。

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6アンダーグラウンド

6アンダーグラウンド “6 Underground”

監督:マイケル・ベイ

出演:ライアン・レイノルズ、メラニー・ロラン、コーリー・ホーキンス、
   アドリア・アルホナ、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、
   ベン・ハーディ、リオル・ラズ、ペイマン・マーディ、
   ユーリー・コロコリニコフ、キム・コルド、デイヴ・フランコ

評価:★★




 オープニング、アクロバティックな動きを見せる戦闘機場面を経て描かれる、イタリア、フィレンツェ場面は、さながらマイケル・ベイ映画耐久テストだ。アルファロメオのジュリア クアドリフォリオに乗った主人公チームが銃弾や爆発が乱れる中、歴史的建造物や何の関係もない通行人をなぎ倒しながら、大暴れ。もちろんスローモーションや矢継ぎ早のカット割りもある。これに喝采を贈れるなら、間違いなくベイ信者だ。

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失くした体

失くした体 “J'ai perdu mon corps”

監督:ジェレミー・クラパン

声の出演:ハキム・ファリス、ヴィクトワール・デュボワ、
   パトリック・ダスンサオ

評価:★★★★




 いきなり血の匂い、死の匂いが濃いのにギョッとする。一匹のハエにつきまとわれ、画面左下からは血が流れてくる。加えて物語は、圧倒的孤独と行き場のない絶望と虚無に支配されている。『失くした体』は切断された右手が元の身体を求めてパリの街を彷徨う物語。それに見合った気配ではないか。

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クロース

クロース “Klaus”

監督:セルジオ・パブロス

声の出演:ジェイソン・シュワルツマン、J・K・シモンズ、
   ラシダ・ジョーンズ、ウィル・サッソー、ネダ・マルグレーテ・ラバ、
   ノーム・マクドナルド、ジョーン・キューザック

評価:★★★★




 舞台となるスミレンズブルクという名の孤島は、怒りと憎しみの町と言われる。雪に覆われ凍える寒さが人を変えてしまったのか、ふたつの民族が常に争っている。争いに意味はない。先祖代々続いているから、それが理由だ。だから驚く。これがサンタクロース誕生秘話だなんて…。『クロース』というタイトルも物語の最初に断りを入れるのもなかったら、きっともっと驚いただろう。

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アイリッシュマン

アイリッシュマン “The Irishman”

監督:マーティン・スコセッシ

出演:ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、
   レイ・ロマーノ、ボビー・カナヴェイル、アンナ・パキン、
   スティーヴン・グラハム、ハーヴェイ・カイテル、
   ステファニー・カーツバ、キャスリン・ナルドゥッチ、
   ウェルカー・ホワイト、ジェシー・プレモンス、
   ジャック・ヒューストン、マリン・アイルランド

評価:★★★★




 ロバート・デ・ニーロやアル・パチーノは気の抜けた喜劇やB級映画への出演が目立つし、ジョー・ペシは半引退状態。いくらレジェンドたちでも残り少ない俳優人生、余暇を過ごすように温い仕上がりになるのではないかと危惧していた己が恥ずかしくなる。そりゃそうだ。未だ現役バリバリのマーティン・スコセッシが指揮を執るのだ。『アイリッシュマン』は名優たちが最初から最後まで攻めの姿勢を崩さない。映画らしい映画を観たという充実感に満たされる。

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May 15-17 2020, Weekend

◆5月第3週公開映画BUZZ


“Capone”
 配給:ヴァーティカル・エンターテイメント
 監督:ジョシュ・トランク
 Budget:$20,600,000
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:42.2
 Oscar Potential:主演男優賞:トム・ハーディ
           助演男優賞:マット・ディロン
           助演男優賞:ジャック・ロウデン
           助演女優賞:リンダ・カーデリーニ
           美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞

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キャッツ

キャッツ “Cats”

監督:トム・フーパー

出演:フランチェスカ・ヘイワード、ジェームズ・コーデン、ジュディ・デンチ、
   ジェイソン・デルーロ、イドリス・エルバ、ジェニファー・ハドソン、
   イアン・マッケラン、テイラー・スウィフト、レベル・ウィルソン

評価:★




 舞台で人気のミュージカルを映画化したところで成功が約束されるわけではない。「レ・ミゼラブル」(12年)がうっかり世間で評価されてしまったトム・フーパーはそれに気づかない。『キャッツ』は猫たちが主役だ。ならばアニメーションにするなら良いものを、猫をそのまま俳優に演じさせ、実写化してしまったのだから。斯くして、噂に違わぬ気色の悪い猫たちがてんこ盛り。

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マリッジ・ストーリー

マリッジ・ストーリー “Marriage Story”

監督:ノア・バームバック

出演:アダム・ドライヴァー、スカーレット・ヨハンソン、ローラ・ダーン、
   アラン・アルダ、レイ・リオッタ、ジュリー・ハガディ、
   メリット・ウェヴァー、アジー・ロバートソン、ウォーレス・ショーン、
   マーサ・ケリー、マーク・オブライエン

評価:★★★★




 いきなり妻が夫の長所を語り出す。それもかなりの長文だ。続いて今度は夫が妻の長所を挙げていく。同様に長い。これだけだと仲の良い夫婦が惚気る話かと勘違いしてしまいそうになるものの、どっこいアダム・ドライヴァーとスカーレット・ヨハンソンが演じる夫婦は離婚しようとしている。どうしてふたりは離婚を考えるのか。なお、この長所の読み上げは終幕、全く違う表情で響くことになる。そう、ノア・バームバック監督は既に仕掛けている。

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アースクエイクバード

アースクエイクバード “Earthquake Bird”

監督:ウォッシュ・ウエストモアランド

出演:アリシア・ヴィキャンデル、ライリー・キーオ、小林直己、
   祐真キキ、佐久間良子、山村憲之介、室山和廣、
   クリスタル・ケイ、岩瀬晶子、ジャック・ヒューストン

評価:★★




 何に驚くってアリシア・ヴィキャンデルに驚く。ヴィキャンデルの何に驚くって日本への溶け込み方に驚く。日本で映画を撮った外国俳優は少なくないけれど、ここまで日本独特の気配に身を沈めた外国俳優はいないのではないか。演じるのが日本に滞在、翻訳を生業としているスウェーデン女性だからということもあるのだろう。しかし、ちょっとやそっとの努力でできる技ではないことは確かだ。

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2人のローマ教皇

2人のローマ教皇 “The Two Popes”

監督:フェルナンド・メイレレス

出演:ジョナサン・プライス、アンソニー・ホプキンス、フアン・ミヌヒン、
   ルイス・ニェッコ、クリスティーナ・バネガス、マリア・ウセド

評価:★★★




 2012年、当時のローマ教皇ベネディクト16世と彼の後を継ぐホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(後の教皇フランシス)の会談を描く。そして前者をアンソニー・ホプキンス、後者をジョナサン・プライスが演じると聞けば、誰もがまず思うだろう。何と地味な内容、地味な配役なのだ。失礼ながら、辛気臭い会話劇になるのではないか。

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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり “The Aeronauts”

監督:トム・ハーパー

出演:フェリシティ・ジョーンズ、エディ・レッドメイン、フィービー・フォックス、
   ヒメーシュ・パテル、レベッカ・フロント、ロバート・グレニスター、
   ヴァンサン・ペレーズ、アン・リード、トム・コートネイ

評価:★★★




 こうして見ると、気球はなかなか面白い形をしている。『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』に出てくるそれは、真ん丸だと思われた球体部分は縦にやや長細く、下に行くに従いぎゅっと絞られる。いちばん膨らんだ胴回り部分からはたくさんのロープが下がり、2メートル×2メートル程度の広さのゴンドラを掴まえる。パッと見、いちじく灌腸型風なのは言いっこなし。ちゃんと美しいしな。

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ジョジョ・ラビット

ジョジョ・ラビット “Jojo Rabbit”

監督・出演:タイカ・ワイティティ

出演:ローマン・グリフィン・デイヴィス、トーマサイン・マッケンジー、
   スカーレット・ヨハンソン、サム・ロックウェル、レベル・ウィルソン、
   スティーヴン・マーチャント、アルフィー・アレン、アーチー・イェーツ

評価:★★★




 戦争とユダヤ人と子ども。この三点を組み合わせるだなんて、警戒するのも当然だろう。恐怖といじらしさを衝突させる泣かせ映画を想像してしまう。名作と誤解される「ライフ・イズ・ビューティフル」(98年)だって、この雛型にまんまとハマっていたではないか。そこでタイカ・ワイティティは、ここにユーモア…と言うか視覚を刺激する笑いを次々投下。際どくも胸を打つ物語を展開する。

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リチャード・ジュエル

リチャード・ジュエル “Richard Jewell”

監督:クリント・イーストウッド

出演:ポール・ウォルター・ハウザー、サム・ロックウェル、
   キャシー・ベイツ、ジョン・ハム、
   オリヴィア・ワイルド、ニナ・アリアンダ

評価:★★★★




 クリント・イーストウッドが監督を手掛けるのは、『リチャード・ジュエル』で実に40作目になるらしい。俳優として出演することもあるのに、頭が下がると言うしかない。そして数字以上に感嘆してしまうのは、ここ十数年、どんな題材を手掛けても、演出の優雅さが決して失われることがない点だ。イーストウッドは物語の底に沈みがちなコクを、それはそれは魅力的にすくい上げる。

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ダウントン・アビー

ダウントン・アビー “Downton Abbey”

監督:マイケル・エングラー

出演:ヒュー・ボネヴィル、エリザベス・マクガヴァン、マギー・スミス、
   ミシェル・ドッカリー、ジム・カーター、ローラ・カーマイケル、
   ブレンダン・コイル、フィリス・ローガン、ジョアン・フロガット、
   ロバート・ジェームズ=コリアー、ソフィー・マクシェラ、
   ペネロープ・ウィルトン、アレン・リーチ、レズリー・ニコル、
   ケヴィン・ドイル、ラケル・キャシディ、マイケル・フォックス、
   マシュー・グード、ハリー・ハデン=ペイトン、ダグラス・リース、
   イメルダ・スタウントン、タペンス・ミドルトン、ケイト・フィリップス、
   ジェラルディン・ジェームズ、サイモン・ジョーンズ、
   アンドリュー・ヘイヴィル、マーク・アディ、マックス・ブラウン、
   デヴィッド・ヘイグ、スティーヴン・キャンベル・ムーア

評価:★★★




 2010年代を代表するTVシリーズを挙げるなら、「ダウントン・アビー」(10~15年)は必ずトップ5に入るだろう。20世紀初頭、イギリス、ヨークシャーのカントリーハウス、ダウントン・アビーを仕切るクローリー家の貴族たちと、彼らの下で働く使用人たちの人間模様。しかし、それをタイトルそのまま『ダウントン・アビー』として映画化しても成功するのだろうか。TVシリーズのファン向けの間口の狭い作りになるのではないか。

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