モーグリ:ジャングルの伝説

モーグリ:ジャングルの伝説 “Mowgli”

監督・声の出演:アンディ・サーキス

出演:ローハン・チャンド、マシュー・リス、フリーダ・ピント

声の出演:クリスチャン・ベール、ベネディクト・カンバーバッチ、
   ナオミ・ハリス、ピーター・ミュラン、ジャック・レイナー、
   エディ・マーサン、トム・ホランダー、
   ルイス・アッシュボーン・サーキス、ケイト・ブランシェット

評価:★★




 どうしたってディズニー版「ジャングル・ブック」(16年)と比較したくなる。ラドヤード・キップリングの小説の映画化としては、決定版の趣があったからだ。差別化を図るにはどうしたら良いだろう。そうしてアンディ・サーキスが選んだのは、世界観をシリアスに語ることだった。そう、昨今ハリウッドに蔓延る、深刻に演出すればドラマが生まれると勘違いする、アレだ。

続きを読む

スポンサーサイト



テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

グレタ GRETA

グレタ GRETA “Greta”

監督:ニール・ジョーダン

出演:イザベル・ユペール、クロエ・グレース・モレッツ、マイカ・モンロー、
   コルム・フィオール、スティーヴン・レイ

出演:★★




 イザベル・ユペールの変化は「ピアニスト」(02年)の頃からだろう。元々演技派だったことは間違いない。ただ、あの頃から演技の質が極めて生々しくなり、肌の皮を一枚一枚剥がしていくような痛さも感じられるようになった。それを「怖い」と表現するのは簡単だけれど、ユペールの場合ユーモアまで湛えていて、もはや別のイキモノを眺めている気分を誘う。ユペールは怪女になったのだ。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

February 21-23 2020, Weekend

◆2月第3週公開映画BUZZ


野性の呼び声 “The Call of the Wild”
 配給:20世紀スタジオ
 監督:クリス・サンダース
 Budget:$109,000,000
 Weekend Box Office:$24,791,624(3752)
 OSCAR PLANET Score:56.1
 Oscar Potential:主演男優賞:ハリソン・フォード
           助演男優賞:ダン・スティーヴンス
           撮影賞、編集賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

続きを読む

テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

アイ・アム・マザー

アイ・アム・マザー “I Am Mother”

監督:グラント・スピュートリ

出演:クララ・ルガアード、ルーク・ホウカー、ヒラリー・スワンク

声の出演:ローズ・バーン

評価:★★★




 映画が描く大抵の未来は暗い。人類が絶滅の危機に瀕しているのがほとんどで、『アイ・アム・マザー』など最初、どこぞやの施設でロボット(♀)と彼女が育てる人間の娘しか出てこない。ロボットが教育熱心なママであることは可笑しいものの、その「平和」な暮らしが別の人間(♀)が現れたことで崩れていくという展開は有り触れている。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ワウンズ:呪われたメッセージ

ワウンズ:呪われたメッセージ “Wounds”

監督:ババク・アンヴァリ

出演:アーミー・ハマー、ダコタ・ジョンソン、ザジー・ビーツ、
   カール・グルスマン、ブラッド・ウィリアム・ヘンケ、
   ジム・クロック、ルーク・ホークス、ケリー・ケイヒル、
   テレンス・ローズモア、ベン・サンダース

評価:★




 スマホを落としただけなのに大変なことになった女の人がいたけれど、『ワウンズ:呪われたメッセージ』の主人公はスマホを拾っただけなのに酷い目に遭う。どうやらこの世のものではない何かが蠢いている気配があり、話のとっかかりは日本製ホラーのようなのだけど、その後は意味が分からない抽象的なイメージの羅列に終始、消化不良が過ぎる。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ターミネーター:ニュー・フェイト

ターミネーター:ニュー・フェイト “Terminator: Dark Fate”

監督:ティム・ミラー

出演:リンダ・ハミルトン、アーノルド・シュワルツェネッガー、
   マッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、
   ディエゴ・ボネータ、トム・ホッパー

評価:★★★




 すげえな。多分これが「ターミネーター」(84年)で初登場したリンダ・ハミルトンに対する世の男たちの正直な感想ではないか。映画界は少女アイドルの台頭が凄まじく、色々なタイプの女の子が笑顔を振り撒いていた頃に、ハミルトンは現れた。可憐という言葉からは程遠く、けれどサイボーグほどには頑丈ではなく、しかし確かに唯一無二のタフさを具える女。ハミルトンとサラ・コナーは完璧に同化した。ジェームズ・キャメロンの女の趣味ってすげえな。でも正解だー!…ってことだ。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

永遠の門 ゴッホの見た未来

永遠の門 ゴッホの見た未来 “At Eternity's Gate”

監督:ジュリアン・シュナーベル

出演:ウィレム・デフォー、ルパート・フレンド、マッツ・ミケルセン、
   マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、アンヌ・コンシニ、
   オスカー・アイザック、ニエル・アレストリュプ、ヴァンサン・ペレーズ

評価:★★




 30代で死んだはずのフィンセント・ファン・ゴッホを60代のウィレム・デフォーが演じるとはどういうことか。もしかしてキワモノ映画なのか。…と疑うのはもちろん早計だ。ゴッホにしてもジュリアン・シュナーベル監督にしても年齢は数字でしかなく、ほとんど意味のないものなのだろう。目の前に何が広がるか、それが全て。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ダンプリン

ダンプリン “Dumplin'”

監督:アン・フレッチャー

出演:ダニエル・マクドナルド、ジェニファー・アニストン、
   オディア・ラッシュ、ベックス・テイラー=クラウス、マディ・ベイリオ、
   ルーク・ベンワード、ハロルド・ペリノー、ヒラリー・ベグリー

評価:★★★




 テキサスの田舎町のミスコンを舞台にした『ダンプリン』が掲げるテーマは明確だ。冒頭で語られるからだ。斯くして物語は、ご機嫌なドリー・パートンの歌声に彩られながら、おデブなヒロインが「自分が何者かは、他人じゃなく自分が決める」ということを証明する。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

February 14-16 2020, Weekend

◆2月第2週公開映画BUZZ


“Downhill”
 配給:サーチライト
 監督:ジム・ラッシュ、ナット・ファクソン
 Budget:-
 Weekend Box Office:$4,622,018(2301) zzz...
 OSCAR PLANET Score:46.5
 Oscar Potential:主演男優賞:ウィル・フェレル
           主演女優賞:ジュリア・ルイス=ドレイファス
           助演女優賞:ミランダ・オットー

続きを読む

テーマ : 映画情報
ジャンル : 映画

キング

キング “The King”

監督:デヴィッド・ミショッド

出演:ティモシー・シャラメ、ジョエル・エドガートン、ロバート・パティンソン、
   ベン・メンデルソーン、ショーン・ハリス、リリー=ローズ・デップ、
   トム・グリン=カーニー、トーマサイン・マッケンジー、
   ディーン=チャールズ・チャップマン、エドワード・アシュレイ、
   アンドリュー・ヘイヴィル、イヴァン・ケイ、スティーヴン・エルダー、
   ゲルゲイ・スチ、トム・ラクロワ、ジェレミー・シュヴィヨット

評価:★★




 ティモシー・シャラメが演じるのは後のヘンリー五世であるハル王子だ。冒頭、その彼のひょろひょろの半裸が連発される。今いちばん勢いのある若手スターのひとり、シャラメの今この瞬間の美しさを収めたい。その狙いは分かるものの、ウィリアム・シェイクスピア劇とは思えないグラビア風の画にイマイチ乗り切れない。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ザ・ランドロマット パナマ文書流出

ザ・ランドロマット パナマ文書流出 “The Laundromat”

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

出演:メリル・ストリープ、ゲイリー・オールドマン、アントニオ・バンデラス、
   ジェフリー・ライト、アレックス・ペティファー、メリッサ・ローチ、
   ジェフ・ミチャルスキー、ジェーン・モリス、ロバート・パトリック、
   デヴィッド・シュワイマー、クリステラ・アロンツォ、ラリー・クラーク、
   ウィル・フォーテ、マティアス・スーナールツ、
   ジェームズ・クロムウェル、シャロン・ストーン

評価:★★




 パナマ文書が世界を震撼させてから(いや、呆れさせてから)、もう3年以上経つのか。説明の必要はないだろう。法律事務所モサック・フォンセカから漏れた機密資料のことで、そこにはタックス・ヘイブンを利用した大企業や大富豪の税金逃れ、或いは犯罪者の資金隠しについて、細かに記されていた。スティーヴン・ソダーバーグは節税と脱税の薄い壁をどうのように崩していくのだろう。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

アザーフッド 私の人生

アザーフッド 私の人生 “Otherhood”

監督:シンディ・チュパック

出演:アンジェラ・バセット、パトリシア・アークェット、フェリシティ・ハフマン、
   ジェイク・ホフマン、ジェイク・レイシー、シンカ・ウォールズ、
   ハイディ・ガードナー、スティーヴン・クンケン、ダミアン・ヤング、
   アフトン・ウィリアムソン、フランク・デ・ジュリオ、ベッキー・ニュートン、
   マリオ・カントーネ、ティム・バグレー、
   モリー・バーナード、エミリー・トレメイン

評価:★★




 「子どもたちを自立した人間に育てた。おかげで私たちは不要になった」。母の日に花もカードも送ってこない息子たち。不満顔の母親三人の会話に出てくるセリフだ。斯くして三人は息子たちの住むニューヨークに連絡もせずに乗り込む。そう、『アザーフッド 私の人生』は痛い母親たちの物語だ。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ルディ・レイ・ムーア

ルディ・レイ・ムーア “Dolemite Is My Name”

監督:クレイグ・ブリュワー

出演:エディ・マーフィ、キーガン=マイケル・キー、マイク・エップス、
   クレイグ・ロビンソン、タイタス・バージェス、
   ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、コディ・スミット=マクフィー、
   スヌープ・ドッグ、ロン・セファス・ジョーンズ、
   バリー・シャバカ・ヘンリー、ティップ・“T.I.”・ハリス、ルネル、
   タシャ・スミス、クリス・ロック、ウェズリー・スナイプス

評価:★★★★




 アメリカコメディ界には、マシンガントークを売りにするアフリカ系コメディアンが定期的に現れる。ルディ・レイ・ムーアはその走りなのかもしれない。最初こそ鳴かず飛ばずだったものの、下品な下ネタを吐くキャラクター、ドールマイトを生み出してからはとんとん拍子の出世ぶり。文化の違いか、その下ネタのどの辺が面白いのかはイマイチ理解できないものの、『ルディ・レイ・ムーア』の主人公を眺めていると、単純に元気が沸いてくることは確かだ。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

プライベート・ライフ

プライベート・ライフ “Private Life”

監督:タマラ・ジェンキンス

出演:ポール・ジャマッティ、キャスリン・ハーン、ケイリー・カーター、
   モリー・シャノン、ジョン・キャロル・リンチ、デニス・オヘア、
   デスミン・ボルヘス、エミリー・ロビンソン

評価:★★★★




 主人公の四十代夫婦は不妊治療に励む。シヴィアな問題であり、それにまつわる現実が残酷に突きつけられる。夫婦の心は激しく揺さぶられる。当事者の方々が観たら気分が滅入るところも多いと察する。それでも『プライベート・ライフ』には勝算がある。夫婦を演じるのがポール・ジャマッティとキャスリン・ハーンだからだ。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

February 7-9 2020, Weekend

◆2月第1週公開映画BUZZ


ハーレイ・クインの華麗なる覚醒/BIRDS OF PREY “Birds of Prey: And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn”
 配給:ワーナー・ブラザース
 監督:キャシー・ヤン
 Budget:$97,100,000
 Weekend Box Office:$33,010,017(4236)
 OSCAR PLANET Score:68.9
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演女優賞:マーゴット・ロビー
           助演男優賞:ユアン・マクレガー
           助演女優賞:メアリー・エリザベス・ウィンステッド
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞
           メイキャップ&ヘアスタイリング賞、視覚効果賞
           録音賞、音響効果賞、作曲賞

続きを読む

テーマ : 映画情報
ジャンル : 映画

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 “It Chapter Two”

監督:アンディ・ムスキエティ

出演:ジェームズ・マカヴォイ、ジェシカ・チャステイン、ビル・ヘイダー、
   イザイア・ムスタファ、ジェイ・ライアン、ジェームズ・ランソン、
   アンディ・ビーン、ジェイデン・マーテル、ソフィア・リリス、
   フィン・ウォルフハード、チョーズン・ジェイコブス、
   ジェレミー・レイ・テイラー、ジャック・ディラン・グレイザー、
   ワイアット・オレフ、ビル・スカルスガルド

評価:★★★




 ペニーワイズ氏は27年ぶりにようやくデリーの町に還ってくるものの、映画の方はたった2年で戻ってきた。子ども時代の強烈な出来事を共有したルーザーズ・クラブの面々はしかし、出来事の詳細を忘れ、バラバラの人生を送る。『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は彼らが故郷で再会し、ペニーワイズ氏と再び対決する様を描く。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

トリプル・フロンティア

トリプル・フロンティア “Triple Frontier”

監督:J・C・チャンダー

出演:ベン・アフレック、オスカー・アイザック、チャーリー・ハナム、
   ギャレット・ヘドランド、ペドロ・パスカル、アドリア・アルホナ、
   レイ・ガジェゴス、シェイラ・ヴァンド

評価:★★★




 極めて乱暴にまとめると、『トリプル・フロンティア』はかつてアメリカ陸軍特殊部隊に所属していた五人の男たちが麻薬王の金を頂戴しようとする話だ。思い出す映画はたくさんある。ミッション物ゆえ「オーシャンズ11」(01年)っぽくもあるし、もっと大甘に見るなら「七人の侍」(54年)の気配もある。ただ、結局は「エクスペンダプルズ」(10年)が近いだろうか。脳ミソ筋肉俳優は出てこないけど…。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ユニコーン・ストア

ユニコーン・ストア “Unicorn Store”

監督・出演:ブリー・ラーソン

出演:サミュエル・L・ジャクソン、ジョーン・キューザック、
   ブラッドリー・ウィットフォード、マムドゥー・アチー

評価:★★




 オスカー女優になる前、ブリー・ラーソンはモテない男子の希望だった。決して誰もが認める美人ではないものの、人をハートで判断できる優しい女の子だった。だから主演も兼ねた監督デビュー作『ユニコーン・ストア』には面食らう。思い切りメルヘンな方向に話がぶっ飛んでいるからだ。監督デビュー作にはその人物の本質が如実に表れるという。えっ、本来のラーソンって、そっちだったの?

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ザ・テキサス・レンジャーズ

ザ・テキサス・レンジャーズ “The Highwaymen”

監督:ジョン・リー・ハンコック

出演:ケヴィン・コスナー、ウッディ・ハレルソン、
   ジョン・キャロル・リンチ、トーマス・マン、キャシー・ベイツ、
   キム・ディケンズ、W・アール・ブラウン、ウィリアム・サドラー、
   デヴィッド・ファー、ジョシュア・カラス

評価:★★★




 クライド・バロウとボニー・パーカーを描いた「俺たちに明日はない」(67年)は映画史に燦然と輝く名作ではあるものの、実は現実をそのまま映し出しているとは言い難い。そこで『ザ・テキサス・レンジャーズ』だ。ふたりを追いかける側からの物語で、主人公はフランク・ヘイマーとメイニー・ゴルト、かつてテキサス・レンジャーとして活躍した初老のオッサン二人組だ。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

マーダー・ミステリー

マーダー・ミステリー “Murder Mystery”

監督:カイル・ニューアチェック

出演:アダム・サンドラー、ジェニファー・アニストン、ルーク・エヴァンス、
   ジェマ・アータートン、アディール・アクタル、ジョン・カニ、
   ルイス・ヘラルド・メンデス、デヴィッド・ウォリアムズ、忽那汐里、
   オラフル・ダッリ・オラフソン、エリック・グリフィン、
   モリー・マクネアニー、ダニー・ブーン、テレンス・スタンプ

評価:★★




 映画スター同士の相性は、世間が思う以上に重要だ。一緒に画面が入ったときにしっくり馴染まないと、違和感ばかり気になり物語や演出に目を向けられない。アダム・サンドラーで言えば、ドリュー・バリモアとの相性が最高。でも、ジェニファー・アニストンもかなり良い線を行く。親しみやすさの種類がおそらく、とても似ているのではないか。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

January 31-2 2020, Weekend

◆1月第5週公開映画BUZZ


“The Rhythm Section”
 配給:パラマウント
 監督:リード・モラノ
 Budget:$50,000,000
 Weekend Box Office:$2,715,384(3049) zzz...
 OSCAR PLANET Score:41.4
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:ブレイク・ライヴリー
           助演男優賞:スターリング・K・ブラウン
           助演男優賞:ジュード・ロウ

続きを読む

テーマ : 映画情報
ジャンル : 映画

ジェミニマン

ジェミニマン “Gemini Man”

監督:アン・リー

出演:ウィル・スミス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、
   クライヴ・オーウェン、ベネディクト・ウォン、リンダ・エモンド、
   セオドラ・ミラン、ダグラス・ホッジ

評価:★★




 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(08年)で20歳近く若返ったブラッド・ピットには本当に驚いた。人の若さと老いがはっきり表れるのは肌の質感だ。しわとたるみは現実を残酷に突きつける。ピットはこの二点を完璧に克服、その容姿は神がかり的に美しかった。俳優の顔の修正は多くの映画で既に知らず知らずのうちになされていることだろう。ただ、いよいよそれが当たり前のものとなる日が来た。『ジェミニマン』の登場だ。コンピュータ技術により俳優が若返り、それこそを売りにする。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

アウトロー・キング スコットランドの英雄

アウトロー・キング スコットランドの英雄 “Outlaw King”

監督:デヴィッド・マッケンジー

出演:クリス・パイン、アーロン・ジョンソン、フローレンス・ピュー、
   ビリー・ハウル、サム・スプルエル、トニー・カラン、カラン・マルヴェイ、
   ジェームズ・コスモ、スティーヴン・ディレイン、スティーヴン・クリー、
   アラステア・マッケンジー、クリス・フルトン、
   ローン・マクファディエン、ジャック・グリーンリース

評価:★★




 デヴィッド・マッケンジーがいきなり技を見せつける。スコットランドがイングランドに敗北、後のスコットランド王ロバート・ブルースがそれを受け入れ謝罪する件が10分近くになるだろう長回しで撮られるのだ。人の出入りの激しいテントを行き来するだけでも大変なのに、外で剣を交えるカットも挿入、遥か遠くの城壁を投石で破壊する場面でフィニッシュ。なかなかのインパクトであり、けれどこれがいちばんの見ものに終わるのは大きな誤算だろう。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

第40回ゴールデン・ラズベリー賞ノミネーション予想

 あぁ、俺もラジー賞に投票したいなぁ。…と思ったら「ゴールデン・ラズベリー賞財団」なるものに会費を払えば良いのです。特に資格はなく、金さえ払えば、アッという間にあなたもラジー会員です。会費は新規会員が40ドル。継続会員が25ドル。これを高いと見るかどうかは個人の判断で分かれるところでしょうが、金を払ってまで最低映画を選びたいだなんて、「映画好き」であることは間違いない…かもしれません。いや、違うかもしれません。どっちでもいいですか。そうですか。

続きを読む

テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

ベルベット・バズソー:血塗られたギャラリー

ベルベット・バズソー:血塗られたギャラリー “Velvet Buzzsaw”

監督:ダン・ギルロイ

出演:ジェイク・ギレンホール、レネ・ルッソ、ゾウイ・アシュトン、
   トニ・コレット、トム・スターリッジ、ナタリア・ダイアー、
   ダヴィード・ディグス、ビリー・マグヌッセン、ジョン・マルコヴィッチ

評価:★★★




 最近人間に反旗を翻すものと言ったらAI(或いは猿)が多い。コントロールしていると思われたコンピュータ(或いは喋る猿)が人間に襲い掛かるのだ。『ベルベット・バズソー:血塗られたギャラリー』ではアートが人間を恐怖のどん底に陥れる。芸術の真の意味を忘れた者たちがアートの逆襲に命を落とす。ダン・ギルロイはアートの反乱をホラーとして描き出す。

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

プロフィール

Author:Yoshi
Planet Board(掲示板)

旧FILM PLANET

OSCAR PLANET




since April 4, 2000

バナー
FILM PLANET バナー

人気ページ<月別>
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
最新トラックバック
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Friends
福☆こもろ