イングリッド ネットストーカーの女

イングリッド ネットストーカーの女 “Ingrid Goes West”

監督:マット・スパイサー

出演:オーブリー・プラザ、エリザベス・オルセン、
   オシェア・ジャクソン・ジュニア、ビリー・マグヌッセン、
   ワイアット・ラッセル、ポム・クレメンティエフ

評価:★★★




 女優のイメージにも色々あるけれど、オーブリー・プラザのそれは他のどの女優も持っていないものだ。基本的に「そこまでやるか」的思い切りの良さで笑いを取りに来るコメディエンヌなのだけど、彼女は同時に怖くもあるのだ。頭のネジが緩んでいて、いつ爆発するのか分からない狂気を秘める。彼女の暴走を笑いながら、でも観客は気づくだろう。同時にどこかゾッとしたものを感じている自分を。

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アイ,トーニャ 史上最悪のスキャンダル

アイ,トーニャ 史上最悪のスキャンダル “I, Tonya”

監督:クレイグ・ギレスピー

出演:マーゴット・ロビー、セバスチャン・スタン、アリソン・ジャニー、
   ジュリアン・ニコルソン、ボビー・カナヴェイル、
   ポール・ウォルター・ハウザー、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、
   ケイトリン・カーヴァー、マッケナ・グレイス

評価:★★★




 全く個人的な見方になるけれど、フィギュアスケーターは芸術性で勝負の可憐なタイプと力で押し切るパワフルなタイプに分けられる。トーニャ・ハーディングは完全に後者だ。何を表現したいのかさっぱり分からないものの、猪突猛進型演技には、雑でも凄みがあった。そして『アイ,トーニャ 史上最悪のスキャンダル』を観る限り、パーソナリティもそれに似たものがある。納得だ。

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June 22-24 2018, Weekend

◆6月第4週公開映画BUZZ


ジュラシック・ワールド 炎の王国 “Jurassic World: Fallen Kingdom”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:J・A・バヨナ
 Budget:$170,000,000
 Weekend Box Office:$148,024,610(4475) Great!
 OSCAR PLANET Score:53.4
 Oscar Potential:主演男優賞:クリス・プラット
           主演女優賞:ブライス・ダラス・ハワード
           助演男優賞:ジェフ・ゴールドブラム
           撮影賞、編集賞、美術賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞録音賞音響効果賞、作曲賞

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サバービコン 仮面を被った街

サバービコン 仮面を被った街 “Suburbicon”

監督:ジョージ・クルーニー

出演:マット・デイモン、ジュリアン・ムーア、ノア・ジュープ、
   オスカー・アイザック、グレン・フレシュラー、アレックス・ハッセル、
   ゲイリー・バサラバ、ジャック・コンレイ、カリマー・ウェストブルック、
   トニー・エスピノサ、リース・バーク

評価:★★




 もちろん事情は異なるものの、思い出すのは「ステップフォード・ワイフ」(04年)とか「トゥルーマン・ショー」(98年)あたり。最近だと「ダウンサイズ」(17年)も連想する。美しく朗らかで完璧な50年代サバービア。けれど、その奥をちょっと覗いてみれば、その薄っぺらな正体が瞬く間に顔を出す。『サバービコン 仮面を被った街』は副題そのまんまの映画だ。

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ホース・ソルジャー

ホース・ソルジャー “12 Strong”

監督:ニコライ・フルシー

出演:クリス・ヘムズワース、マイケル・シャノン、
   マイケル・ペーニャ、ナヴィド・ネガーバン、トレヴァンテ・ローズ、
   ジェフ・スタルツ、サッド・ラッキンビル、ロブ・リグル、
   ウィリアム・フィシュナー、エルサ・パタキ

評価:★★




 確かに21世紀に入ってからの戦争において、馬が戦場を走る画は面白い。9.11直後のアフガニスタン。ドローンこそまだ前面に出ていないものの、ハイテクと密着した戦闘が進む中、馬と兵士が岩だらけの道なき道の風を切る。しかも、先頭を走る馬に乗るのは、精悍なクリス・ヘムズワースだ。

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バースデー 狂騒曲

バースデー狂騒曲 “A Little Something for Your Birthday”

監督:スーザン・ウォルター

出演:シャロン・ストーン、トニー・ゴールドウィン、
   ファムケ・ヤンセン、ライザ・ラピラ、ケイトリン・フィッツジェラルド、
   ジェイソン・ギブソン、エレン・バースティン

評価:★★




 シャロン・ストーンも気がつけば2018年で還暦なのだという。最近のストーンは90年代とは明らかに違うイメージを意識している。人間らしさを前面に押し出すのだ。『バースデー狂騒曲』はロマンティック・コメディ。肩の力が抜けて、さほどスターの座に固執していないように見える。あのストーンが…と感慨深い気分になるというものだ。

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ザ・スクエア 思いやりの聖域

ザ・スクエア 思いやりの聖域 “The Square”

監督:リューベン・オストルンド

出演:クレス・バング、エリザベス・モス、ドミニク・ウエスト、テリー・ノタリー

評価:★★★




 「フレンチアルプスで起きたこと」(14年)もそうだったように、リューベン・オストルンド映画に出てくる人は、基本的に悪人ではない。ただ、見習いたくはない。彼らは言わば、どこにでも転がっている平凡を具えている。これがラース・フォン・トリアーやミヒャエル・ハネケだと悪意の塊が顔を出すところなのだけど、オストルンド映画では平凡こそ命だ。

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君の名前で僕を呼んで

君の名前で僕を呼んで “Call Me by Your Name”

監督:ルカ・グァダニーノ

出演:ティモシー・シャラメ、アーミー・ハマー、マイケル・スタルバーグ、
   アミラ・カサール、エステール・ガレル、ヴィクトワール・デュボワ

評価:★★★




 緑溢れる北イタリアの田舎町。降り注ぐ透明の陽射し。開放的な空気。日陰に通る優しい風。広々として、かつ情緒ある邸宅。『君の名前で僕を呼んで』はもう、恋が始まる舞台として出来過ぎだ。時は1981年夏。恋を邪魔するハイテク機器は積極的に排除され、代わりにボール遊びやプール、自転車で戯れる。周到だ。

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June 15-17 2018, Weekend

◆6月第3週公開映画BUZZ


インクレディブル・ファミリー “Incredibles 2”
 配給:ディズニー
 監督:ブラッド・バード
 Budget:$200,000,000
 Weekend Box Office:$182,687,905(4410) Great!
 OSCAR PLANET Score:85.3 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           美術賞、録音賞音響効果賞作曲賞
           アニメーション映画賞

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アベンジャーズ インフィニティ・ウォー

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー “Avengers: Infinity War”

監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ

出演:ロバート・ダウニー・ジュニア、クリス・ヘムズワース、
   マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、
   ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランド、
   チャドウィック・ボウズマン、クリス・プラット、エリザベス・オルセン、
   ドン・チードル、アンソニー・マッキー、ポール・ベタニー、
   トム・ヒドルストン、セバスチャン・スタン、ゾーイ・サルダナ、
   カレン・ギラン、イドリス・エルバ、ダナイ・グリラ、
   ピーター・ディンクレイジ、ベネディクト・ウォン、ポム・クレメンティエフ、
   デイヴ・バウティスタ、レティーシャ・ライト、キャリー・クーン、
   グウィネス・パルトロウ、ベニチオ・デル・トロ、ウィリアム・ハート、
   ジョシュ・ブローリン、サミュエル・L・ジャクソン、コビー・スマルダーズ

声の出演:ブラッドリー・クーパー、ヴィン・ディーゼル

評価:★★




 ヒーローのすし詰め状態をいよいよ極める。どの場面を切ってもヒーローがこんにちは。ヒーローじゃない者のセリフなんて、一言二言あったぐらい。彼らが地球を守るべく戦ってくれるのは有り難いものの、あまりにも一般庶民を無視した(一般庶民の視線がない)世界において、傍観者でしかいられないのは酷く退屈なことだ。

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レディ・プレイヤー1

レディ・プレイヤー1 “Ready Player One”

監督:スティーヴン・スピルバーグ

出演:タイ・シェリダン、オリヴィア・クック、ベン・メンデルソーン、
   T・J・ミラー、サイモン・ペッグ、ハナ・ジョン=カーメン、
   森崎ウィン、マーク・ライランス

評価:★




 スティーヴン・スピルバーグが映画史において極めて重要な存在であることは誰の目から見ても明らかだ。ただこの頃、彼の作品を観ながら思うことがあるのだ。その演出力に感嘆しながら、けれどそれが導く世界観に心地良くハマれない。いや、いつもではない。題材によってそう感じるのだ。『レディ・プレイヤー1』はその典型だ。相変わらずの巧みな演出に感心しながら、けれど、ちっとも入り込めない。

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女は二度決断する

女は二度決断する “Aus dem Nichts”

監督:ファティ・アキン

出演:ダイアン・クルーガー、デニス・モシット、ヨハネス・クリシュ、
   サミア・シャンクラン、ヌーマン・アチャル、ウルリッヒ・トゥクール

評価:★★★




 愛する家族を殺された者による復讐の物語と言うと、今も昔も「狼よさらば」(74年)が引き合いに出される。けれど、21世紀に入って20年近く経とうとしている時代、そのような単純さはまるで現実を映し出してはいない。ドイツ、ハンブルクで夫と息子を殺されたカティヤという女を主人公にした『女は二度決断する』を手掛けたファティ・アキンは、もちろんそのことに気づいている。

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パシフィック・リム:アップライジング

パシフィック・リム:アップライジング “Pacific Rim: Uprising”

監督:スティーヴン・S・デナイト

出演:ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、ケイリー・スピーニー、
   菊地凛子、ジン・ティエン、バーン・ゴーマン、アドリア・アルホナ、
   チャーリー・デイ、マックス・チャン、カラン・ブラル、イヴァンナ・ザクノ、
   新田真剣佑、シャーリー・ロドリゲス、リーヴァイ・ミーデン

評価:★




 そもそも一作目(13年)からしてギレルモ・デル・トロの味は薄めだったのだけれど、その続編『パシフィック・リム:アップライジング』はデル・トロがプロデュースに回ったことが大きいのだろう、いよいよヴィジュアルへのこだわりが感じられない代物となった。ストーリーが粗雑な上、ヴィジュアルにまで耐えなければならないとは、もはや拷問だ。

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パパ VS 新しいパパ2

パパ VS 新しいパパ2 “Daddy's Home 2”

監督:ショーン・アンダース

出演:ウィル・フェレル、マーク・ウォルバーグ、リンダ・カーデリーニ、
   ジョン・リスゴー、メル・ギブソン、ジョン・シナ、
   スカーレット・エステヴェスオーウェン・ワイルダー・ヴァカーロ、
   アレッサンドラ・アブロージオ、ディディ・コスティネ、
   チェズレイ・“サリー”・サレンバーガー、リーアム・ニーソン

評価:★★




 続編は何が何でもスケールアップさせなければならない。ハリウッドの思い込みがますます強化される昨今、「パパ VS 新しいパパ」(15年)はどうか。旧パパと新パパ、それぞれの父親、すなわち子どもたちのじいじふたりが登場する。何ともまあ、あまりの短絡的スケールアップとしか言いようのない『パパ VS 新しいパパ2』だ。

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June 8-10 2018, Weekend

◆6月第2週公開映画BUZZ


“Hereditary”
 配給:A24
 監督:アリ・アスター
 Budget:$10,000,000
 Weekend Box Office:$13,575,172(2964) Good!
 OSCAR PLANET Score:91.6 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演女優賞:トニ・コレット
           助演男優賞:ガブリエル・バーン
           助演女優賞:ミリー・シャピロ
           撮影賞、編集賞、美術賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞、録音賞音響効果賞、作曲賞

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さよなら、僕のマンハッタン

さよなら、僕のマンハッタン “The Only Living Boy in New York”

監督:マーク・ウェブ

出演:カラム・ターナー、ケイト・ベッキンセール、ピアース・ブロスナン、
   シンシア・ニクソン、カーシー・クレモンズ、ジェフ・ブリッジス

評価:★★




 ニューヨークが舞台で、主人公青年を中心に、登場人物が自己分析的な言葉を操りながら右往左往。だから最初思ったのだ。マーク・ウェブはウッディ・アレン映画風の外観を目指したのだろうか。…となると、青年(カラム・ターナー)の前に現れる謎の男(ジェフ・ブリッジス)は青年の分身に違いない。青年が創り出した想像の人物だ。けれどこの読みは、終幕、謎の男が青年以外とようやく口を利くにあたり、あっさり却下される。

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セリーナ 炎の女

セリーナ 炎の女 “Serena”

監督:スザンネ・ビア

出演:ジェニファー・ローレンス、ブラッドリー・クーパー、
   リス・エヴァンス、トビー・ジョーンズ、ダーヴィッド・デンシック、
   ショーン・ハリス、アナ・ウラル

評価:★★




 大恐慌時代のアメリカ、ノースカロライナを舞台にした物語だ。ジェニファー・ローレンスがこの時代の雰囲気をたっぷり纏うのがいちばんの見どころ。眩いばかりのブロンド。毛先を巻いたヘアスタイル。目回りと眉、唇にポイントを置いたメイク。ブルーやグリーンの淡い色を中心にしたドレス。馬に乗るわ、鷲を操るわ、ブラッドリー・クーパーと恋に落ちるわ…と思わず見入るローレンスがてんこ盛り。

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ワンダーストラック

ワンダーストラック “Wonderstruck”

監督:トッド・ヘインズ

出演:オークス・フェグリー、ミリセント・シモンズ、
   ジュリアン・ムーア、ミシェル・ウィリアムス、ジェイデン・マイケル、
   トム・ヌーナン、コーリー・マイケル・スミス

評価:★★




 1927年ニュージャージーに住む聾唖の少女。1977年ミネソタの母を亡くし耳が聞こえなくなったばかりの少年。このふたりの物語が同時進行で綴られる。ミソは少女の世界がサイレントで描かれるところだろうか。色々想像を巡らせる世界が、意外な表情を見せる。

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ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル “Jumanji: Welcome to the Jungle”

監督:ジェイク・カスダン

出演:ドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、ケヴィン・ハート、
   カレン・ギラン、ニック・ジョナス、ボビー・カナヴェイル、
   リス・ダービー、アレックス・ウォルフ、マディソン・アイズマン、
   サーダリウス・ブレイン、モーガン・ターナー、
   マーク・エヴァン・ジャクソン、コリン・ハンクス

評価:★★★




 95年映画「ジュマンジ」ではボードゲームの世界に入り込んだのが、リブートとなる『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』はVIDEOゲームの世界に迷い込む。時代に合わせたアップデートだというのなら、何とも味気なく退屈なそれだ。もっと大胆不敵、勇猛果敢な換骨奪胎が必要になるだろう。

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ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男

ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 “Darkest Hour”

監督:ジョー・ライト

出演:ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット=トーマス、
   リリー・ジェームズ、ベン・メンデルソーン、スティーヴン・ディレーン、
   ロナルド・ピックアップ、ニコラス・ジョーンズ

評価:★★




 言われなければ、ゲイリー・オールドマンとは気づかない。俳優が役柄に化けるには様々な方法があるけれど、第二次大戦下の英国首相ウィンストン・チャーチルに挑むオールドマンはメイキャップの力を借りる。実際のチャーチルとオールドマンは似ても似つかぬ風貌。しかし差し出される映画のチャーチルは、あぁ、驚くほど「チャーチル」だ。オールドマンの面影がほぼ消失している。

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June 1-3 2018, Weekend

◆6月第1週公開映画BUZZ


“Adrift”
 配給:STXフィルムズ
 監督:バルタザール・コルマウクル
 Budget:$35,000,000
 Weekend Box Office:$11,603,039(3015)
 OSCAR PLANET Score:66.9
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演女優賞:シャイリーン・ウッドリー
           助演男優賞:サム・クラフリン
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

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ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 “The Post”

監督:スティーヴン・スピルバーグ

出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクス、サラ・ポールソン、
   ボブ・オデンカーク、トレイシー・レッツ、ブラッドリー・ウィットフォード、
   アリソン・ブリー、ブルース・グリーンウッド、マシュー・リス

評価:★★★




 もちろん日本も対岸の火事ではない。ドナルド・トランプ現米政権が抱える爆弾と呆れるほど見事にリンクする題材を扱う『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』のことだ。1971年、リチャード・ニクソン政権下で、アメリカ政府が長年ひた隠してきた極秘文書の存在が明らかになる。地方紙「The Washington Post」はそれを公表しようとするものの、多方向から圧力が入る。

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トレイン・ミッション

トレイン・ミッション “The Commuter”

監督:ジャウマ・コレット=セラ

出演:リーアム・ニーソン、ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、
   ジョナサン・バンクス、エリザベス・マクガヴァン、
   フローレンス・ピュー、サム・ニール

評価:★★★




 ジャウマ・コレット=セラをアルフレッド・ヒッチコックと比較するのはあまりにも無謀というものだけれど、「リーアム・ニーソン映画」の作り方という点においては、もしかしたら本当にヒッチコック以上かもしれない。アクションスターに目覚めたニーソンを最大限輝かせるためにはどうしたら良いか。コレット=セラは知り抜いている。

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レッド・スパロー

レッド・スパロー “Red Sparrow”

監督:フランシス・ローレンス

出演:ジェニファー・ローレンス、ジョエル・エドガートン、
   マティアス・スーナールツ、シャーロット・ランプリング、
   メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェレミー・アイアンズ

評価:★★




 冷戦が終わって大分経つというのに、このところスパイ映画が百花繚乱。そこにジェニファー・ローレンスが殴り込む。強い女がもてはやされる時代もいよいよ到来。『レッド・スパロー』の登場は完璧なタイミングと言える。ところが、物語がどれだけ進んでも、想像していたような派手な画が全然出てこないのだ。おそらくそれを敢えて選んでいる。渋いと言うか地味と言うか。

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ラッキー

ラッキー “Lucky”

監督:ジョン・キャロル・リンチ

出演:ハリー・ディーン・スタントン、デヴィッド・リンチ、
   ロン・リヴィングストン、エド・ベグリー・ジュニア、トム・スケリット、
   ジェームズ・ダーレン、バリー・シャバカ・ヘンリー、べス・グラント、
   イヴォンヌ・ハフ・リー、ヒューゴ・アームストロング

評価:★★★★




 あのハリー・ディーン・スタントンが大々的に取り上げられる。当然想像するのは、気難しく不健康な偏屈ジイサンだ。果たして、それは裏切られる。確かに無用な愛想はないし、煙草はバカバカ吸う。けれど基本は、無害な健康ジイサンだ。ヨガがまさかの日課。冷蔵庫にはミルク。散歩も積極的だ。意表を突く。

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マザー!

マザー! “Mother!”

監督:ダーレン・アロノフスキー

出演:ジェニファー・ローレンス、ハヴィエル・バルデム、エド・ハリス、
   ミシェル・ファイファー、ブライアン・グリーソン、ドーナル・グリーソン、
   ジョヴァン・アデポ、クリステン・ウィグ

評価:★★




 炎の中で皮膚を爛れさせる女。壁の中で動く心臓。荒れ果てたところから美しく再生する家。人間の撮り方を中心にどこか絵画を思わせる撮影。『マザー!』が醸し出す空気はのっけから現実感がないものばかりで、しかも監督はダーレン・アロノフスキー、何か仕掛けていると考えるのが妥当だ。果たして、森に囲まれた郊外に住む詩人の夫とその従順な妻は、突然の来客を招き入れたことをきっかけに、様々な苦境に立ち向かわねばならない。

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